[index] CentreCOM AR450S コマンドリファレンス 2.9

ADD PIM INTERFACE

カテゴリー:IPマルチキャスト / PIM


ADD PIM INTERFACE=interface [MODE={SPARSE|DENSE}] [DRPRIORITY=0..4294967295] [ELECTBY={DRPRIORITY|IPADDRESS}] [HELLOINTERVAL={10..15000|DEFAULT|65535}]

interface: IPインターフェース名(eth0、ppp0など)


指定したIPインターフェースでPIM-SM(Protocol Independent Multicast - Sparse Mode)またはPIM-DM(Protocol Independent Multicast - Dense Mode)を有効にする。



パラメーター

INTERFACE: IPインターフェース名

MODE: PIMの動作モード。グループメンバーが散在しているWAN環境向けのSPARSEモード(PIM-SM)と、メンバーが密集しており広い帯域が利用可能なLAN環境向けのDENSEモード(PIM-DM)から選択する。デフォルトはSPARSE。

DRPRIORITY: (PIM-SMのみ)DR優先度。LAN上に複数のPIM-SMルーターが存在する場合に、該当LANの代表ルーター(DR = Designated Router)を決定するために用いられる。値が大きいほど優先度が高く、DRになる可能性が高くなる。デフォルトは1。

ELECTBY: (PIM-SMのみ)代表ルーターの決定方式。DRPRIORITY(DR優先度で決定)を指定した場合、このインターフェースから送出するHelloメッセージにDR優先度(PRIORITYパラメーターの値)を含める。IPADDRESS(IPアドレスで決定)を指定した場合は、HelloメッセージにDR優先度を含めない。デフォルトはDRPRIORITY。

HELLOINTERVAL: Helloメッセージの送信間隔(秒)(Hello Timer)。65535を指定した場合は、HelloメッセージのHoldtimeフィールドにも65535(タイムアウトしない)がセットされる。デフォルトは30秒。



VLAN whiteでPIM-DMを有効にする。
ADD PIM INT=vlan-white MODE=DENSE



備考・注意事項

DR優先度による代表ルーター決定は、同一LAN上のすべてのPIM-SMルーターがHelloメッセージにDR優先度を含めているときだけ行われる。1台でもDR優先度を送信しないルーターが存在する場合は、ELECTBY=DRPRIORITYを指定していたとしても、IPアドレスによって代表ルーターが決定される。



関連コマンド

DELETE PIM INTERFACE
ENABLE PIM
RESET PIM INTERFACE
SET PIM INTERFACE
SHOW PIM



参考

draft-ietf-pim-sm-v2-new-05
draft-ietf-pim-dm-new-v2-01


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