[index] CentreCOM AR450S コマンドリファレンス 2.9

SET IGMPSNOOPING ROUTERMODE

カテゴリー:IPマルチキャスト / IGMP Snooping


SET IGMPSNOOPING ROUTERMODE={ALL|DEFAULT|IP|MULTICASTROUTER|NONE}


IGMP Snooping有効時に制御用マルチキャストグループアドレス宛てパケットを受信したときの動作を指定する。

デフォルトでは、下記アドレス宛てのパケットを受信したスイッチポートはAll Group所属となり、同ポートにはすべてのマルチキャストパケットが出力される。

・224.0.0.1(同一サブネット上の全ノード。IGMPパケットだけが対象)
・224.0.0.2(同一サブネット上の全ルーター。IGMPパケットだけが対象)
・224.0.0.4(DVMRPルーター)
・224.0.0.5(OSPFルーター)
・224.0.0.6(OSPF代表ルーター)
・224.0.0.9(RIP Version 2ルーター)
・224.0.0.13(PIMルーター)
・224.0.0.15(CBTルーター)

本コマンドを実行することにより、どのアドレス宛てのパケットを受信したときにポートをAll Groupに所属させるかを指定できる。現在どのアドレスがAll Group登録対象になっているかは、SHOW IGMPSNOOPING ROUTERADDRESSコマンドで確認できる。



パラメーター

ROUTERMODE: どのマルチキャストグループ宛てのパケットを受信したときに、ポートをAll Group所属にするかを指定する。キーワードALL、DEFAULT、IP、MULTICASTROUTER、NONEから選択する。それぞれの意味は別表を参照のこと。



表 1:ROUTERMODEパラメーターに指定できる値
ALL 224.0.0.1〜224.0.0.255を受信したときにポートをAll Groupに所属させる
DEFAULT 224.0.0.1、224.0.0.2、224.0.0.4、224.0.0.5、224.0.0.6、224.0.0.9、224.0.0.13、224.0.0.15を受信したときにポートをAll Groupに所属させる
IP 任意のアドレス(224.0.0.1〜224.0.0.255の範囲内)を受信したときにポートをAll Groupに所属させる。本コマンドでROUTERMODE=IPを指定すると、以後はアドレス任意指定モードになる。実際のアドレスはADD IGMPSNOOPING ROUTERADDRESSコマンドで追加する。ROUTERMODE=IPを指定しただけでは、All Group登録対象アドレスの設定は変化しないので注意
MULTICASTROUTER 224.0.0.4、224.0.0.13を受信したときにポートをAll Groupに所属させる
NONE ポートをAll Groupに所属させない



備考・注意事項

224.0.0.1と224.0.0.2に関しては、IGMPパケットだけがAll Group登録の対象となる。



関連コマンド

ADD IGMPSNOOPING ROUTERADDRESS
DELETE IGMPSNOOPING ROUTERADDRESS
SHOW IGMPSNOOPING
SHOW IGMPSNOOPING ROUTERADDRESS



参考

RFC2236, Internet Group Management Protocol, Version 2


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