[index] CentreCOM AR450S コマンドリファレンス 2.9

運用・管理/アップロード・ダウンロード


  - ダウンロード
   - ネットワーク経由でのダウンロード
   - 非同期ポート経由でのダウンロード
  - アップロード
   - ネットワーク経由でのアップロード
   - 非同期ポート経由でのアップロード


本製品は、TFTP、HTTP、ZMODEMを利用したファイルのアップロード、ダウンロードが可能です。

 

ダウンロード

ファイルのダウンロードには、IPネットワーク経由で行う方法(TFTP、HTTP)と、非同期コンソールポート経由で行う方法(ZMODEM)があります。保存先のファイルシステムに余裕があれば、任意のファイルをダウンロードできます。

 

ネットワーク経由でのダウンロード

ネットワーク経由でファイル転送を行うためにはIPの設定が必要です。詳細は「IP」の章をご覧ください。DNSサーバーアドレスを設定している場合は、SERVERパラメーターにホスト名(フルドメイン名)を指定できます。詳細は「IP」/「名前解決」をご覧ください。

■ TFTPサーバー192.168.10.5からファイルmyfile.cfgをダウンロードします。


■ HTTP(Web)サーバー192.168.10.10からファイルをダウンロードします。ダウンロードするファイル(LOADコマンドのFILEパラメーター)は、サーバー上のドキュメントルートからのフルパスで指定します。たとえば、URLが「http://192.168.10.10/~admin/myscript.scp」なら、「/~admin/myscript.scp」と指定します。


■ ダウンロードするファイルの名前が、本製品のファイルシステムで扱えない形式の場合(サポートされていない拡張子が付いている、ファイル名が16.3を超える、など)は、DESTFILEパラメーターで保存時のファイル名を指定できます。たとえば、Webサーバー上で「longlonglonglongname.txt」という名前を持つファイルを「longname.txt」として保存するには、次のようにします。


■ サーバーをホスト名(FQDN)で指定することもできます。その場合は、あらかじめADD IP DNSコマンドでDNSサーバーを指定しておく必要があります。プライマリーDNSサーバーのアドレスが192.168.10.5であれば、次のようにします。


■ HTTPプロキシー経由でダウンロードするには、HTTPPROXYとPROXYPORTパラメーターでプロキシーのIPアドレス(またはホスト名)とポートを指定します。

プロキシーはLOADコマンドで指定してもかまいませんが、毎回入力するのは面倒なので、次のようにSET LOADERコマンドでHTTPPROXYとPROXYPORTのデフォルト値を設定しておくとよいでしょう。


Note - HTTPPROXYにホスト名を指定する場合は、ADD IP DNSコマンドでDNSサーバーを設定しておく必要があります。

デフォルト値を設定しておけば、LOADコマンドでHTTPPROXYとPROXYPORTの指定を省くことができます。


デフォルト値として設定したパラメーターをクリアするには、SET LOADERコマンドでDEFAULTを指定します。


■ HTTPのBasic認証を要求するサイトからファイルをダウンロードするには、USERNAME、PASSWORDパラメーターでユーザー名とパスワードを指定します。


SET LOADERコマンドで設定したデフォルト値など、LOADERモジュールの各種設定はSHOW LOADERコマンドで確認できます。


 

非同期ポート経由でのダウンロード

■ ZMODEMでファイルをダウンロードします。次のコマンドを入力すると画面に「**B0....」のような文字列が表示され、受信待ち状態になるので、コンソール側でZMODEMの送信プロセスを起動してください。一般的なターミナルソフトなら、メニューにZMODEM転送のようなコマンドがあるはずです。


 

アップロード

アップロードはUPLOADコマンドで行います。プロトコルはTFTPとZMODEMが使えます。なお、ダウンロードとは違い、アップロードできるファイルはテキストファイル(.cfgや.txt)だけです。

 

ネットワーク経由でのアップロード

ネットワーク経由でファイル転送を行うためにはIPの設定が必要です。詳細は「IP」の章をご覧ください。

■ TFTPサーバー192.168.10.5にファイルcritical.cfgをアップロードします。


Note - TFTPサーバーの実装(UNIX系OSのtftpdなど)によっては、サーバー上にあらかじめファイルを作成しておかないとファイルのアップロードができないものがあります。これは、ファイルの新規作成に失敗するためです。このような場合は、サーバー上で空のファイルを作成し、すべてのユーザーに書き込み権限を与えてからアップロードしてみてください。


 

非同期ポート経由でのアップロード

■ ZMODEMでファイルをアップロードします。








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