[index] CentreCOM AR450S コマンドリファレンス 2.9

運用・管理/トリガー


トリガー機能は、決められた時刻や特定のイベントが発生したときに、任意のスクリプトを自動実行する機能です。この機能を利用すれば、時間帯によってルーターの設定を変えたり、攻撃を受けたときにメールで管理者に通知したりすることができます。

トリガーには次の種類があります。

表 1
種類
説明
CPUトリガー CPUの負荷率がしきい値を超えたときに起動される
メモリートリガー メモリーの空き容量がしきい値を超えたときに起動される
ファイアウォールトリガー ファイアウォールイベント(攻撃検知など)の発生時に起動される
再起動トリガー システム起動(再起動)時に起動される
モジュールトリガー モジュールイベントの発生時に起動される。イベント内容はモジュールによって異なる
定期実行トリガー 一定の間隔(たとえば1時間ごと)で繰り返し起動される
定時トリガー 決められた時刻に起動される
インターフェーストリガー 指定したインターフェースのリンクステータスが変化したとき(リンクアップ、リンクダウンなど)に起動される


各トリガーには複数のスクリプトを関連付けることができます。また、トリガーの実行回数に制限を設けることも可能です(たとえば、5回実行されたらトリガーを無効にするなど)。

■ トリガー機能を使用するには、トリガーモジュールを有効にする必要があります。デフォルトは無効です。


■ トリガーを作成するには次のコマンドを使います。以下、トリガーの種類ごとに例を示します。


■ テストなどのため、トリガーを手動で起動するにはACTIVATE TRIGGERコマンドを使います。


■ トリガーにスクリプトを追加するには、ADD TRIGGERコマンドを使います。


■ トリガーからスクリプトを削除するには、DELETE TRIGGERコマンドを使います。NUMBERパラメーターには、スクリプトのインデックス番号を指定します。


■ トリガーを削除するには、DESTROY TRIGGERコマンドを使います。


■ トリガーの情報を確認するには、SHOW TRIGGERコマンドを使います。








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