[index] CentreCOM AR300/AR700 シリーズ コマンドリファレンス 2.3

CREATE PBX EXTENSION

カテゴリー:アナログ機能 / 一般コマンド
対象機種:AR300 V2


CREATE PBX EXTENSION=extension-number [AUTODIAL={phone-number|NONE}] [BCAP={SPEECH|AUDIO}] [CALLINGNUMBER={phone-number|OFF}] [COPY=extension-number] [DIVERT={NOREPLY|BUSY|IMMEDIATE|NOANSWER|NONE}] [HLC={DEFAULT|FAX|TELEPHONE}] [GROUP=group-name] [NAME=extension-name] [NOHLC={ACCEPT|REJECT}] [NUMACCEPT={matching-number|ALL|NOTPRESENT|OFF}] [NUMBER=phone-number] [PORT={pbx-interface|NONE}] [REBOUND={1..30|NONE}] [SUBACCEPT={matching-subaddr|ALL|NOTPRESENT|OFF}] [SUPPRESS={1..30|NONE}] [TERMINATE={0..30|NONE}] [TRANSFER=1..30]

extension-number: 内線番号(0〜999)
phone-number: 電話番号(1〜31文字)
group-name: 内線グループ名(1〜15文字。英数字のみ。大文字小文字を区別しない。空白を含む場合はダブルクォートで囲む)
extension-name: 内線名(1〜15文字。英数字)
matching-number: 電話番号(1〜31文字。0〜9とワイルドカードのxまたはX)
pbx-interface: アナログポート番号(0〜)
matching-subaddr: サブアドレス(1〜6文字。0〜9とワイルドカードのxまたはX)


アナログポートに内線番号を割り当てる。また、各アナログポート固有のパラメーターを設定する。



パラメーター

EXTENSION: 内線番号

AUTODIAL: 自動ダイヤル番号。オフフック(受話器をあげたとき)時に自動的にダイヤルする番号を指定する。

BCAP: 発呼時の呼設定メッセージに含める伝達能力(Bearer Capability)情報要素の内容を指定する。SPEECHは音声通話を示す「音声(speech)」、AUDIOはモデムやFAX通信に適した「3.1kHzオーディオ(3.1kHz audio)」をISDN網に要求する。ただし、HLCパラメーターにFAXを指定したときは、本パラメーターの設定は無効となり、伝達能力、低位レイヤー整合性(LLC)とも3.1kHzオーディオに設定される。デフォルトはSPEECH。

CALLINGNUMBER: 発呼時の呼設定メッセージに含める発番号情報要素の内容を指定する。OFFのときは発番号を含めない。デフォルトはOFF。

COPY: 他のアナログポートの設定をコピーして使いたいときに、雛形とするポートの内線番号を指定する。

DIVERT: 着信転送を行うかどうか。NOREPLYは、このポートが通話中または一定時間呼び出しても応答しなかった場合にNUMBERパラメーターで指定した番号に転送する。BUSYは、このポートが通話中だった場合にのみ転送する。IMMEDIATEは、着信後ただちに転送する。NOANSWERは、一転時間応答しなかった場合にのみ転送する。NONEは転送しない。デフォルトはNONE。転送先電話番号はNUMBERパラメーターで指定する。

HLC: 発呼時の呼設定メッセージに含める伝達能力、LLC(低位レイヤー整合性)、HLC(高位レイヤー整合性)情報要素の内容を指定する。DEFAULT指定時は、伝達能力とLLCに「音声(speech)」を設定し、HLCは使わない。TELEPHONE指定時は、伝達能力とLLCに「音声(speech)」を設定し、HLCに「電話(telephony)」を設定する。FAX指定時は、伝達能力とLLCに「3.1kHzオーディオ(3.1kHz audio)」を、HLCに「G2/3ファクシミリ(group 2/3 fax)」を設定する。ただし、BCAPパラメーターにAUDIOを指定している場合は、HLCにDEFAULTまたはTELEPHONEを指定しても、伝達能力、LLCともに「3.1KHzオーディオ」が設定される。デフォルトはDEFAULT。

GROUP: このアナログポートが所属する内線グループ。省略時はどのグループにも所属しない状態となる。

NAME: 内線名称。メモ用。

NOHLC: 呼設定メッセージにHLC情報要素が含まれていない着信呼に応答するかどうか。ACCEPT(応答)、REJECT(拒否)から選択する。ただし、ACCEPTを指定した場合でも、別の理由で拒否することもあり得る。

NUMACCEPT: 着信許可番号。このポートで着信する着番号を指定する。着番号には、任意の1文字にマッチするワイルドカード「X」または「x」も使用できる。本パラメーターが設定されている場合、着信呼の呼設定メッセージに含まれる着番号情報要素の内容が、指定されたパターンと一致する場合にのみ着信する。ALLを指定した場合はすべて着信、NOTPRESENTを指定した場合は着番号情報要素がない(グローバル着信)ときに着信、OFFを指定した場合は着信しない。デフォルトはOFF。なお、着番号よりも着サブアドレス(SUBACCEPTパラメーター)のほうが優先される。また、ポート単位の設定はグループ単位の設定よりも優先され、完全一致のほうがワイルドカードによる一致よりも優先される。

NUMBER: 着信転送を有効にしている場合(DIVERTパラメーターにNONE以外を指定している場合)の転送先電話番号を指定する。外線発信番号等も含めること。

PORT: アナログポートの番号。すでに内線番号が割り当てられているポートは指定できない。

REBOUND: リバウンドタイマー。転送先が応答しなかったときに転送元に再転送(リバウンド)するまでの秒数を指定する。リバウンドをオフにするにはNONEを指定する。デフォルトは20秒。

SUBACCEPT: 着信許可サブアドレス。このポートで着信するサブアドレスを指定する。サブアドレスには、任意の1文字にマッチするワイルドカード「X」または「x」も使用できる。本パラメーターが設定されている場合、着信呼の呼設定メッセージに含まれる着サブアドレス情報要素の内容が、指定されたパターンと一致する場合にのみ着信する。ALLを指定した場合はすべて着信、NOTPRESENTを指定した場合は着サブアドレス情報要素がないときに着信、OFFを指定した場合は着信しない。デフォルトはOFF。着サブアドレスは着番号(NUMACCEPTパラメーター)よりも優先され、ポート単位の設定はグループ単位の設定よりも優先される。また、完全一致のほうがワイルドカードによる一致よりも優先される。

SUPPRESS: 相手側が呼を切断した後のトーン抑止時間(秒)。デフォルトはNONE。

TERMINATE: 外線発信時における自動発呼までの待ち時間(秒)。外線発信番号をダイヤル後、ここで指定した期間入力がない場合、Q.931呼設定メッセージが送出される。NONEを指定した場合は自動発呼しないため、電話番号入力後に入力完了を示す「#」をダイヤルする必要がある。デフォルトはNONE。

TRANSFER: 不在転送を設定している(DIVERT=NOREPLYまたはNOANSWER)時に、電話がかかってきてから自動転送するまでの応答待ち時間(秒)。デフォルトは20秒。



関連コマンド

DESTROY PBX EXTENSION
SET PBX EXTENSION
SHOW PBX EXTENSION




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