[index] CentreCOM AR300/AR700 シリーズコマンドリファレンス 2.3

IPv6/経路制御（スタティック）

対象機種：AR720、AR740

IPv6におけるスタティックな経路制御について解説します。

Note - IPv6を使用するにはフィーチャーライセンスAT-FL-07が必要です。

Note - IPv6はAR300シリーズでは使用できません。

■ スタティック経路を登録するには、ADD IPV6 ROUTEコマンドを使います。アドレス設定のときと同じように、プレフィックス長はスラッシュ区切りかPLENパラメーターで指定します。したがって、以下のコマンドラインは2つとも同じ意味になります。


ADD IPV6 ROUTE=3ffe:b80:3c:11::/64 INT=eth0 NEXT=3ffe:b80:3c:10:200:f4ff:fe12:3456 ↓

ADD IPV6 ROUTE=3ffe:b80:3c:11:: PLEN=64 INT=eth0 NEXT=3ffe:b80:3c:10:200:f4ff:fe12:3456 ↓

■ PPPインターフェース、トンネルインターフェース（VIRT）の方向に経路を設定するときはNEXTHOPに「::」を指定します。あるいは、NEXTHOPパラメーターそのものを省略することもできます。


ADD IPV6 ROUTE=3ffe:b80:3c:20::/64 INT=ppp0 NEXT=:: ↓

ADD IPV6 ROUTE=3ffe:b80:3c:20:: PLEN=64 INT=ppp0 NEXT=:: ↓

■ デフォルト経路は「::/0」で表します。

ADD IPV6 ROUTE=::/0 INT=ppp0 NEXT=:: ↓

■ スタティック経路エントリーを削除するにはDELETE IPV6 ROUTEコマンドを使います。


DELETE IPV6 ROUTE=3ffe:b80:3c:20::/64 INT=ppp0 NEXT=:: ↓

DELETE IPV6 ROUTE=::/0 INT=ppp0 NEXT=:: ↓

■ IPv6の経路表を確認するにはSHOW IPV6 ROUTEコマンドを実行します。


SHOW IPV6 ROUTE ↓

PN: J613-M0274-00 Rev.K