[index] CentreCOM AR740 コマンドリファレンス 2.6
カテゴリー:VRRP / 一般コマンド
CREATE VRRP=vr-identifier OVER=physical-interface IPADDRESS=ipadd [ADINTERVAL=1..255] [AUTHENTICATION={NONE|PLAINTEXT}] [PASSWORD=password] [PREEMPT={ON|OFF}] [PRIORITY=1..254]
vr-identifier: バーチャルルーターID(VRID。1〜255)
physical-interface: Ethernetインターフェース名
ipadd: IPアドレス
password: パスワード(1〜8文字。大文字小文字を区別する)
バーチャルルーターを作成する。
バーチャルルーターID(VRID)、Ethernetインターフェース名、バーチャルIPアドレスの指定が必須。同一LAN上に同じVRIDを持つバーチャルルーターを(異なるルーター上に)作成すると、全体で一つのバーチャルルーターとして機能するようになる。
パラメーター |
VRRP: バーチャルルーターID(VRID)
OVER: Ethernetインターフェース名
IPADDRESS: バーチャルIPアドレス(プライマリーIPアドレス)。クライアントのデフォルトゲートウェイアドレスには、このIPアドレスを設定する。Ethernetインターフェースの実IPアドレスと同じである必要はないが、同一サブネットのIPアドレスでなくてはならない。Ethernetインターフェースの実IPアドレスを指定した場合は優先マスタールーターとなり、優先度が自動的に最高値の255に設定される。
ADINTERVAL: Advertisementパケットの送信間隔(秒)。デフォルトは1秒。
AUTHENTICATION: VRRPパケットの認証方式。NONE(認証なし)かPLAINTEXT(簡易パスワード)のどちらかを指定する。PLAINTEXTを選択した場合は、PASSWORDパラメーターでパスワードを指定する。デフォルトはNONE。
PASSWORD: パスワード。8文字以内の任意の文字列を指定する。AUTHENTICATIONパラメーターにPLAINTEXTを指定した場合の必須パラメーター。
PREEMPT: プリエンプトモード。マスタールーターよりもバックアップルーターの優先度が高い場合に、優先度の高い方がマスターに移行するかどうか。ONなら移行、OFFなら移行しない。例外として、優先マスタールーター(バーチャルIPアドレスを実際に保有しているルーター。優先度は最高の255)は、プリエンプトモードのオン・オフに関係なく、稼働している限り常にマスターになる。
PRIORITY: 優先度(1〜254)。大きいほど優先度が高い。255は優先マスタールーター用に予約されているため指定できない。優先マスタールーターの場合、優先度は自動的に255となり、このパラメーターの値は無効となる。その他のルーターの場合のデフォルト値は100。
備考・注意事項 |
同一VRIDのバーチャルルーターは、すべて同じ設定にすること。
関連コマンド |
ADD VRRP
DESTROY VRRP
SET VRRP
SHOW VRRP
参考 |
RFC2338, Virtual Router Redundancy Protocol
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PN: 613-000215 Rev.C