[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5
モード: VRRPモード
カテゴリー: IPルーティング / VRRP
(config-router)# circuit-failover IFNAME <1-253>
(config-router)# no circuit-failover
対象バーチャルルーターの動作に不可欠なインターフェース(バックボーン接続用インターフェースなど)を監視対象インターフェースとして設定する。
no形式で実行した場合は監視対象インターフェースの設定を削除する。
監視対象のインターフェースがダウンすると、対象バーチャルルーターの優先度が引き下げられる。監視対象インターフェースが再びアップしたときは、優先度も元の値に復帰する。
IFNAME |
監視対象のインターフェース名。通常はバックボーンなどに接続するインターフェース(アップリンクインターフェース)を指定する。対象バーチャルルーターとしてのサービスを提供しているインターフェース(router vrrpコマンドのIFNAMEパラメーターで指定したインターフェース)とは別のインターフェースを指定すること | ||||
<1-253> |
バーチャルルーター優先度の減算値。IFNAMEで指定した監視対象インターフェースがダウンした場合、対象バーチャルルーターの優先度は、ここで指定した値だけ引き下げられる。監視対象インターフェースが再びアップしたときは、優先度も元の値に復帰する |
■ 監視対象インターフェースのgigabitEthernet 0がダウンした場合に、vlan 1上のバーチャルルーター(VRID=100)の優先度を2だけ引き下げるよう設定する。
*Router(config)# router vrrp 1 vlan 1 ↓ *Router(config-router)# virtual-ip 10.100.100.32 backup ↓ *Router(config-router)# priority 101 ↓ *Router(config-router)# circuit-failover gigabitEthernet 0 2 ↓ |
*Router(config)# router vrrp 1 vlan 1 ↓ *Router(config-router)# no circuit-failover ↓ |
■ 本コマンドは、バーチャルルーターの動作が有効化されているときには実行できない。disableコマンドでバーチャルルーターの動作を無効化してから実行すること。
■ 1つのバーチャルルーターに設定できる監視対象インターフェースは1つだけ。同一のバーチャルルーターに対して本コマンドを複数回実行した場合は、最後に設定した監視対象インターフェースの設定だけが有効となる(すでに監視対象インターフェースが存在している状態で本コマンドを実行すると設定が上書き変更される)。
router vrrp (グローバルコンフィグモード)
|
+- circuit-failover(VRRPモード)
disable(VRRPモード)
enable(VRRPモード)
priority(VRRPモード)
show vrrp(非特権EXECモード)
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