[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5

network

モード: RIPモード
カテゴリー: IPルーティング / 経路制御(RIP)


(config-router)# [no] network {A.B.C.D/M|IFNAME}


RIPで通知するネットワークの範囲を指定する。
本コマンドを実行すると、インターフェースに直接接続されたネットワークのうち、指定した範囲に含まれるものがRIPで通知される。また、指定した範囲内のIPアドレスを持つインターフェースでRIPパケットの送受信が行われるようになる。
no形式で実行した場合はネットワーク範囲の指定を削除する。


パラメーター

A.B.C.D/M ネットワーク範囲。指定した範囲内のIPアドレスを持つインターフェースでRIPパケットの送受信が有効になり、指定した範囲に包含される直結経路がRIPで通知されるようになる
IFNAME IPインターフェース名。指定したインターフェースでRIPパケットの送受信が有効になり、指定したインターフェースの直結経路がRIPで通知されるようになる


使用例

■ 172.16.0.0/16の範囲内のIPアドレス(172.16.0.0〜172.16.255.255)を持つインターフェースでRIPを有効にし、172.16.0.0/16に包含される直結経路をRIPで通知するよう設定する。

*Router(config)# router rip
*Router(config-router)# network 172.16.0.0/16


■ vlan 1とgigabitEthernet 0でRIPを有効にする(vlan 1とgigabitEthernet 0に接続されたネットワークの情報がRIPで通知される)。

*Router(config)# router rip
*Router(config-router)# network vlan 1
*Router(config-router)# network gigabitEthernet 0


注意・補足事項

■ RIPパケットの送受信はプライマリーIPアドレスで行われる。セカンダリーIPアドレスでの送受信はできない。

■ RIPで通知するネットワーク範囲は128個まで設定可能。


コマンドツリー

router rip (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- network(RIPモード)


関連コマンド

show ip rip(非特権EXECモード)
show ip protocols rip(非特権EXECモード)
show ip rip interface(非特権EXECモード)



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