[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.1.5
モード: VRRPモード
カテゴリー: IPルーティング / VRRP
(config-router)# virtual-ip A.B.C.D {master|backup}
(config-router)# no virtual-ip
対象バーチャルルーターが使用するバーチャルIPアドレス(プライマリーIPアドレス)を設定する。
no形式で実行した場合はバーチャルIPアドレスの設定を削除する。
A.B.C.D |
バーチャルIPアドレス。LAN上ホストのデフォルトゲートウェイアドレスには、このIPアドレスを設定する。router vrrpコマンドのIFNAMEパラメーターで指定したインターフェースの実IPアドレスと同じである必要はないが、同一サブネットのIPアドレスでなくてはならない。 | ||||
master |
バーチャルルーターの初期状態をマスターに設定する。A.B.C.Dに指定するIPアドレスが、router vrrpコマンドのIFNAMEパラメーターで指定したインターフェースの実アドレスと一致している場合(バーチャルIPアドレスを実際に保有している場合)はこちらを指定すること | ||||
backup |
バーチャルルーターの初期状態をバックアップに設定する。A.B.C.Dに指定するIPアドレスが、router vrrpコマンドのIFNAMEパラメーターで指定したインターフェースの実アドレスでない場合はこちらを指定すること |
■ vlan 1上のバーチャルルーター(VRID=1)のバーチャルIPアドレスとして10.100.100.32を指定する。インターフェースの実アドレスと異なるアドレスを指定する場合はキーワードbackupを後置すること。
*Router(config)# router vrrp 1 vlan 1 ↓ *Router(config-router)# virtual-ip 10.100.100.32 backup ↓ |
*Router(config)# router vrrp 1 vlan 1 ↓ *Router(config-router)# virtual-ip 10.100.100.1 master ↓ |
■ 本コマンドは、バーチャルルーターの動作が有効化されているときには実行できない。disableコマンドでバーチャルルーターの動作を無効化してから実行すること。
■ マスタールーターとして動作しているとき、本製品はバーチャルIPアドレス宛てのPing、Telnet、SSHに応答する。他の通信には応答しない。
router vrrp (グローバルコンフィグモード)
|
+- virtual-ip(VRRPモード)
disable(VRRPモード)
enable(VRRPモード)
show interface(非特権EXECモード)
show vrrp(非特権EXECモード)
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