[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.0.0

運用・管理 / NTP


  - 基本設定

NTP(Network Time Protocol)クライアント機能を利用すると、ネットワーク上のNTPサーバーから時刻情報を取得し、システムの時計をつねに正確にあわせておくことができます。ログなどの記録日時を正確に保つためにも、NTPの利用をおすすめします。

基本設定

NTPクライアント機能を使用するために最低限必要な設定を示します。
ここでは、NTPサーバーへのアクセスに必要なIPの設定は終わっているものとします。
  1. NTPサーバーのIPアドレスを指定します。これには、ntp serverコマンドを使います。

    *Router# configure terminal
    Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
    *Router(config)# ntp server 192.168.10.2
    


  2. NTPクライアント機能を有効にします。これには、ntp client enableコマンドを使います。

    *Router(config)# ntp client enable
    


基本設定は以上です。

これにより、定期的にNTPサーバーに問い合わせを行い、システムの時計が自動的に調整されるようになります。

■ NTPパケットの始点IPアドレスはntp client source ipコマンドで変更できます。初期設定ではシステムが自動選択します。

*Router(config)# ntp client source ip 192.168.1.1


■ 使用するNTPプロトコルのバージョンは、ntp server versionコマンドで変更できます。初期値は3です。

*Router(config)# ntp server version 4


■ NTPサーバーに問い合わせる間隔は、ntp server intervalコマンドで変更できます。初期値は60秒です。

*Router(config)# ntp server interval 3600


■ NTPクライアントの設定は、show ntp statusコマンドで確認できます。

*Router# show ntp status


■ 現在時刻はshow clockコマンドで確認できます。

*Router> show clock


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