[index] CentreCOM ARX640S コマンドリファレンス 5.0.0

tunnel mode

モード: トンネルインターフェースモード
カテゴリー: インターフェース / トンネルインターフェース


(config-if-tunnel)# tunnel mode {ipsec|etherip {ip|ipv6|ipsec}}

(config-if-tunnel)# no tunnel mode


対象トンネルインターフェースの動作モードを指定する。
no形式で実行した場合は動作モードを未指定に戻す。
トンネルインターフェース作成直後の初期状態では動作モード未指定。


パラメーター

ipsec IPsecトンネル。トンネルインターフェースにルーティングされたIPv4、IPv6パケットを、tunnel policyコマンドで指定したIPsecポリシーにしたがって処理する。IPsecポリシーでトンネルモードが指定されていればカプセル化するが、トランスポートモードが指定されている場合は、トンネルインターフェースという名前ではあるが、IPv4、IPv6パケットのデータ部分(上位プロトコルパケット)だけを暗号化・認証する
etherip ip EtherIP over IPv4トンネル。トンネルインターフェースにブリッジングされたEthernetフレームにEtherIPヘッダーを付け、IPv4パケットに入れて送信する
etherip ipv6 EtherIP over IPv6トンネル。トンネルインターフェースにブリッジングされたEthernetフレームにEtherIPヘッダーを付け、IPv6パケットに入れて送信する
etherip ipsec EtherIP over IPsecトンネル。トンネルインターフェースにブリッジングされたEthernetフレームにEtherIPヘッダーを付け、さらに、tunnel policyコマンドで指定したIPsecポリシーにしたがって処理する。IPsecポリシーでトンネルモードが指定されていればカプセル化するが、トランスポートモードが指定されている場合は、トンネルインターフェースという名前ではあるが、IPv4、IPv6パケットのデータ部分(EtherIPヘッダー以降)だけを暗号化・認証する


使用例

■ トンネルインターフェースtunnel 1を作成し、動作モードをetherip ipに設定する。

*Router(config)# interface tunnel 1
*Router(config-if-tunnel)# tunnel mode etherip ip


注意・補足事項

■ etherip ipsecモードでは、自装置と対向装置のIPアドレスが固定されているならトランスポートモードのIPsecポリシーを使うほうがオーバーヘッドが少なくてよい。ただし、どちらかのIPアドレスが不定の場合はトランスポートモードの設定ができないので、トンネルモードのIPsecポリシーを使うこと。

■ etherip ipsecモードでトンネルモードのIPsecポリシーを使う場合、外側IPヘッダーと内側IPヘッダーの始点・終点IPアドレスは同じになる。


コマンドツリー

interface tunnel (グローバルコンフィグモード)
    |
    +- tunnel mode(トンネルインターフェースモード)


関連コマンド

show interface(非特権EXECモード)
show ip interface(非特権EXECモード)
show ipv6 interface(非特権EXECモード)
tunnel destination(トンネルインターフェースモード)
tunnel policy(トンネルインターフェースモード)
tunnel source(トンネルインターフェースモード)



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