[index] AT-NFV-APL Ver.1.12.1 リファレンスマニュアル
NoteEthernetインターフェースは、AT-NFV-APLのGUI設定画面で本製品のアプリケーションインスタンスに割り当てたネットワークインターフェースのことを表します。
Note本製品がスタートアップコンフィグなしで起動した場合、Ethernetインターフェース(ethX)には、AT-NFV-APLのGUI設定画面で指定したIPv4アドレス(固定またはDHCP)が自動的に設定され、その内容がip addressコマンドまたはip address dhcpコマンドとしてランニングコンフィグに反映されます。
ただし、AT-NFV-APLのGUI設定画面で指定した内容が動作に反映されるのは、本製品がコンフィグなしで起動したときだけです。
起動時にコンフィグが存在する場合は、コンフィグファイルの記述にしたがって設定が復元されますので、AT-NFV-APLのGUIで初期設定したIPアドレスを後から変更するときは、本製品のCLIからip addressコマンドかip address dhcpコマンドを実行してください。
AT-vFW-app(config)# interface eth0 ↓ AT-vFW-app(config-if)# ip address 192.168.10.1/24 ↓
Note複数のインターフェースに対し、同一サブネットのIPアドレスを割り当てることはできません。たとえば、eth0にIPアドレス192.168.10.1/24を割り当てた場合、192.168.10.2~192.168.10.254の範囲は同一IPサブネットになるので、この範囲を他のインターフェースに割り当てることはできません。
ただし、同一インターフェース上のプライマリーアドレス・セカンダリーアドレスの間であれば、同一サブネットのIPアドレスを割り当てることができます。
NoteトンネルインターフェースにIPアドレスを設定する場合のマスク長は30ビット以下を推奨します。トンネルインターフェースのIPアドレスを「ip address 192.168.254.1/32」のように32ビットマスクで設定することも可能ですが、トンネルインターフェース上でOSPFなどの経路制御プロトコルを動作させる場合は、ホストアドレスを複数取れる30ビット以下のサブネットマスクを設定する必要があるためです。ただし、L2TPv3トンネルインターフェースにIPアドレスを設定する場合のマスク長は必ず30ビット以下としてください。
AT-vFW-app(config)# interface eth0 ↓ AT-vFW-app(config-if)# ip address 192.168.100.1/24 ↓
AT-vFW-app(config)# interface eth0 ↓ AT-vFW-app(config-if)# no ip address ↓
AT-vFW-app> show ip interface ↓
Note本製品はDHCPサーバーとして、クライアントにIPアドレスやIPパラメーターを割り当てることもできます。ここで説明しているのは、本製品がDHCPクライアントとして別のDHCPサーバーからアドレスをもらうための設定です。DHCPサーバー機能については、「IP付加機能」の「DHCPサーバー」をご覧ください。
AT-vFW-app(config)# interface eth0 ↓ AT-vFW-app(config-if)# ip address dhcp ↓
AT-vFW-app(config)# interface eth0 ↓ AT-vFW-app(config-if)# ip address dhcp hostname myComputerName ↓
AT-vFW-app# show running-config interface ↓
AT-vFW-app(config)# interface eth0 ↓ AT-vFW-app(config-if)# ip address 192.168.10.1/24 ↓ AT-vFW-app(config-if)# ip address 192.168.11.1/24 secondary ↓ AT-vFW-app(config-if)# ip address 192.168.12.1/24 secondary ↓
Notesecondaryオプションを忘れると、プライマリーアドレスの指定となるため、以前に設定したプライマリーアドレスが変更されてしまいます。たとえば、前記の「ip address 192.168.11.1/24 secondary」を「ip address 192.168.11.1/24」としてしまうと、その前の行で設定したプライマリーアドレス192.168.10.1/24が192.168.11.1/24に変更されてしまいます。
Noteプライマリーアドレスを削除または変更する場合は事前にセカンダリーアドレスを削除する必要があります。変更時はプライマリーアドレス変更後にセカンダリーアドレスを再設定してください。
NoteセカンダリーIPアドレスを使ってインターフェースに複数のIPアドレスを設定した場合、複数設定した内のいずれか1つのIPサブネット上でDHCPサーバー機能を使用することはできますが、複数のIPサブネット上では使用できません。
NoteセカンダリーIPアドレスを使ってインターフェースに複数のIPアドレスを設定した場合、そのインターフェースではRIPを使用できません。
AT-vFW-app(config)# interface lo ↓ AT-vFW-app(config-if)# ip address 192.168.0.1/32 ↓
AT-vFW-app(config)# interface lo ↓ AT-vFW-app(config-if)# ip address 192.168.0.2/32 ↓
AT-vFW-app(config)# interface lo ↓ AT-vFW-app(config-if)# no ip address ↓
AT-vFW-app> show interface lo ↓ AT-vFW-app> show ip interface lo ↓
AT-vFW-app(config)# interface eth0 ↓ AT-vFW-app(config-if)# ip directed-broadcast ↓
AT-vFW-app(config)# interface eth0 ↓ AT-vFW-app(config-if)# no ip directed-broadcast ↓
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