[index] AT-NFV-APLシリーズ vFirewall リファレンスマニュアル
1~6 | 非特権EXECモードコマンドのみ実行可能 |
7~14 | 特権EXECモードコマンド(※)を実行可能 |
15 | すべてのコマンドを実行可能 |
Noteユーザーアカウントより上位の権限レベルで特権EXECモードに移行する必要がある場合は、enable passwordコマンドで特権パスワードを設定しておくことで移行できるようになります。
特権EXECモードに移行する際にenableコマンドで指定する権限レベルが、ユーザーアカウントに設定した権限レベル以下であれば、次の例のように特権パスワードなしで移行することが可能です。
<移行後の権限レベルがユーザー権限レベル以下の場合の例>
// 権限レベル14のユーザーlevel14を作成 AT-vFW-app(config)# username level14 privilege 14 password xxxxxxxx ↓ // 権限レベル14の特権パスワード未設定に(= 初期状態) AT-vFW-app(config)# no enable password level 14 ↓ AT-vFW-app(config)# end ↓ AT-vFW-app# logout ↓ // 権限レベル14のユーザーlevel14でログイン AT-vFW-app login: level14 ↓ Password: xxxxxxxx ↓(実際には表示されません) AlliedWare Plus (TM) 5.5.1 xx/xx/xx xx:xx:xx // enableコマンドで権限レベル13に移行 AT-vFW-app> enable 13 ↓ // 移行先権限レベルがユーザーの権限レベル以下なので、パスワードなしで特権EXECモードへ移行可能 AT-vFW-app#
AT-vFW-app(config)# username manager password o10moDutch ↓
Noteパスワードの設定は保存しないと再起動によって失われます。copyコマンドやwrite fileコマンド、write memoryコマンドで保存してください。詳しくは「運用・管理」の「コンフィグレーション」をご覧ください。
NoteCLIログインの認証にRADIUSサーバー、TACACS+サーバーを使っている場合、先頭文字が@ % / \
のユーザーは使用できません。
Noteユーザーアカウントの設定は保存しないと再起動によって失われます。設定が完了したら、copyコマンドやwrite fileコマンド、write memoryコマンドで保存してください。詳しくは「運用・管理」の「コンフィグレーション」をご覧ください。
NoteCLIログイン認証にRADIUSサーバーだけを使用している場合、ユーザーアカウントはRADIUSサーバー側で管理します。RADIUSサーバーとユーザー認証データベースを併用している場合は両方に同じ名前のユーザーを登録することが可能ですが、この場合は原則的にユーザー認証データベース側の登録内容のほうが強くなります。詳細はaaa authentication loginコマンドの「注意・補足事項」をご覧ください。
半角1~64文字。使用可能な文字などの詳細は usernameコマンドのページを参照 | |||
1~15から選択。通常、特権EXECモードでの作業が必要なときは15、そうでないときは1を指定する。コマンド実行時には省略可能だが、その場合は1になるため注意 | |||
半角 1~32文字。使用可能な文字などの詳細は usernameコマンドのページを参照 |
Note権限レベルの指定を省略するとレベル1になります。このユーザーは特権EXECモードへの移行権限を持ちません。ただし、enable passwordコマンドで特権パスワードを設定している場合は、権限レベルが1~14のユーザーであってもパスワードを正しく入力すれば特権EXECモードに移行できます。
AT-vFW-app(config)# username zein privilege 15 password s69ro28n ↓
AT-vFW-app(config)# username zein password k6NEk02yaN ↓
Noteパスワードを変更するためにはグローバルコンフィグモードに移行する必要がありますが、そのためには特権EXECモードへの移行権限が必要です。したがって、特権EXECモードへの移行権限を持たないユーザーが自分でパスワードを変更することはできません。
AT-vFW-app(config)# no username zein ↓
Note削除する前に特権EXECモードに移行できるユーザーを作成していることを確認してください。特権EXECモードに移行できるユーザーがないまま保存、再起動をすると、有償での初期化が必要になります。
AT-vFW-app# show running-config | include username ↓
AT-vFW-app(config)# username shiro privilege 15 password kuro ↓
AT-vFW-app(config)# show running-config | include username shiro ↓ username shiro privilege 15 password 8 $1$MFyhyXX0$VU3o1ZeLe.KGDuBGsCQxh/
AT-vFW-app(config)# no service password-encryption ↓ AT-vFW-app(config)# username shiro privilege 15 password kuro ↓ AT-vFW-app(config)# show running-config | include username shiro ↓ username shiro privilege 15 password kuro
AT-vFW-app> show users ↓
AT-vFW-app(config)# security-password lifetime 30 ↓
AT-vFW-app(config)# security-password warning 25 ↓
AT-vFW-app(config)# security-password forced-change ↓
AT-vFW-app(config)# security-password reject-expired-pwd ↓
AT-vFW-app(config)# security-password history 5 ↓
AT-vFW-app(config)# security-password minimum-length 8 ↓
AT-vFW-app(config)# security-password minimum-categories 2 ↓
AT-vFW-app(config)# security-password min-lifetime-enforce 1 ↓
AT-vFW-app# show security-password configuration ↓
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