外観/パッケージに関する質問
Q.1
  製品に付属している添付品を教えてください。  
A.1
  お買い上げいただく CONGO のパッケージには以下のものを同梱しております。
  • CONGO 本体
  • AC アダプタ
  • コンソールケーブル
  • RS232C ポート 25Pin - 9Pin 変換コネクタ
  • ツイストペアケーブル(クロス)
  • ISDN ケーブル
  • マニュアル類
    + 取り扱い説明書
    + User's Guide Manual
    + 簡単インストールガイド
    + Command Reference Manual
    + リリースノート(お買い上げ時期により添付していない場合もあります。)
 
Q.2
  どのような LED を持っているのでしょうか?  
A.2
  CONGO 本体の前面に以下の LED を装備しています。運用中における CONGO の状態などの確認を行うことができます。  
Q.3
  ISDN [B1] はどんなことがわかるのですか?  
A.3
  ISDN で使用中に B1ch での通信を行っている時に点灯します。
ディジタル専用線使用時には、点灯しません。
 
Q.4
  ISDN [B2] はどんなことがわかるのですか?  
A.4
  ISDN で使用中に B2ch での通信を行っている時に点灯します。
ディジタル専用線使用時には、点灯しません。
 
Q.5
  ISDN [TEST] はどんなことがわかるのですか?  
A.5
  CONGO の起動時または明示的に自己診断を行っている時に点灯します。
CONGO の電源導入直後には必ず点灯します。いつまでたっても消灯せずに CONGO での通信も正常に行われない場合には、お手数ですが購入した販売店または当社サポートセンターまでご相談ください。
 
Q.6
  ISDN [LINK] はどんなことがわかるのですか?  
A.6
  CONGO に接続されている交換機とのリンクが確立した時に点灯します。  
Q.7
  LAN [TX] はどんなことがわかるのですか?  
A.7
  パケットを LAN 側ポートに送信した時に点灯します。  
Q.8
  LAN [RX] はどんなことがわかるのですか?  
A.8
  パケットを LAN 側ポートから受信した時に点灯します。  
Q.9
  LAN [COLL] はどんなことがわかるのですか?  
A.9
  LAN セグメントでコリジョン(パケットの衝突)が発生した時に点灯します。
コリジョンはネットワークで時折発生します。
[COLL] ランプが長く点灯している時は LAN セグメントのトラフィック(通信量)が多かったり、故障した機器が存在している可能性があります。
 
Q.10
  LAN [LINK] はどんなことがわかるのですか?  
A.10
  LAN ポートが 10BASE-T(ツイストペア)ケーブルを介して接続されたネットワーク機器と正しく通信できる状態である時に点灯します。
LAN ポートにツイストペアケーブルが接続されている状態で、 [LINK] が点灯しない場合は、ツイストペアケーブルの接続不良等の可能性や、接続先である機器の電源が入っていないことなどが考えられます。
 
Q.11
  [POWER] はどんなことがわかるのですか?  
A.11
  AC アダプタを使用して電源が正しく供給され、電源スイッチが ON の時に点灯します。
[POWER] が点灯しない時には AC アダプタが正常に接続されている、電源スイッチの状態を確認してください。
 
Q.12
  [STATUS] はどんなことがわかるのですか?  
A.12
  CONGO が正常に動作している時に点滅します。  
Q.13
  コンソールポートについて教えてください。  
A.13
  CONGO には 8pin DIN コネクタが装備されていますが、このコネクタを RS232C (D-Sub 25pin メス)に変換するケーブルを同梱しております。
コンソールターミナルには RS232C ポート(D-Sub 25pin オス)を持っているものを使用できます。
RS232C ポートが D-Sub 9pin オスのものは、同梱されています変換コネクタ(D-Sub 25pin オスを D-Sub 9pin メスに変換します。)をご使用ください。
同梱しておりますコンソールケーブルは CONGO 専用のものとなります。
 
Q.14
  コンソールポートについて教えてください。  
A.14
  CONGO には 8pin DIN コネクタが装備されていますが、このコネクタを RS232C (D-Sub 25pin メス)に変換するケーブルを同梱しております。
コンソールターミナルには RS232C ポート(D-Sub 25pin オス)を持っているものを使用できます。
RS232C ポートが D-Sub 9pin オスのものは、同梱されています変換コネクタ(D-Sub 25pin オスを D-Sub 9pin メスに変換します。)をご使用ください。
同梱しておりますコンソールケーブルは CONGO 専用のものとなります。
 
Q.15
  ISDN に接続するのに CONGO 以外に必要となるものはありますか?  
A.15
  DSU (Digital Service Unit) を別途ご用意ください。  
Q.16
  アナログポートは持っていますか?  
A.16
  残念ながら CONGO にはアナログ端末用のポートが用意されておりません。
アナログ端末(電話機など)をご使用いただくには、別途アナログポートをサポートした ISDN 用 TA などを接続してご使用いただくことになります。
 
Q.17
  付属のツイストペアケーブルと ISDN ケーブルの識別方法は?  
A.17
  購入時には、ビニール袋の外側にそれぞれのケーブル(ツイストペアケーブル or ISDN ケーブル)を明記していますので、これを信じて接続してください。
運用途中の敷設場所の移動などの際に、分からなくなった場合にはケーブルのコネクタ(RJ45 コネクタ)の中の結線状態をよく見てください。
コネクタの中に 4 本の芯線のものがツイストペアケーブルで、8 本の芯線のものが ISDN ケーブルになります。
 
Q.18
  ISDN 適用認定番号はいくつですか?  
A.18
  T94-5169-0 です。  
 回線に関する質問
Q.19
  アナログ公衆回線で使用することはできますか?  
A.19
  残念ながら対応しておりません。  
Q.20
  INS ネット 64 で使用することはできますか?  
A.20
  CONGO は INS ネット 64 回線交換サービスでご使用いただくことができます。
64K(1B), 128K(2B) のどちらの速度を選択してご使用いただけます。
 
Q.21
  INS ネット 1500 で使用することはできますか?  
A.21
  残念ながら対応しておりません。  
Q.22
  INS-P (パケット交換) で使用することはできますか?  
A.22
  残念ながら対応しておりません。  
Q.23
  専用線で使用することはできますか?  
A.23
  ディジタル専用線の通信速度が 64K, 128K のいずれかであればご使用いただくことができます。
また、NTT の「OCN エコノミー」「ディジタルアクセス 64」、日本テレコムの「ODN エコノミー」でご使用いただくことも可能です。
 
Q.24
  フレームリレーで使用することはできますか?  
A.24
  残念ながら対応しておりません。  
Q.25
  NTT の OCN には対応していますか?  
A.25
  「ダイアルアップ」サービス、「エコノミー」サービス(128 K 専用線)でご利用いただけます。  
Q.26
  日本テレコムの ODN には対応していますか?  
A.26
  「ダイアルアップ」サービス、「エコノミー」サービスでご利用いただけます。  
Q.27
  インターネット・サービス・プロバイダに接続できますか?  
A.27
  端末型ダイアルアップ接続、LAN 型ダイアルアップ接続、64K/128K のディジタル専用線を使用したサービスのいずれかであればご利用いただけます。  
Q.28
  ISDN とディジタル専用線を同時に使用することはできますか?  
A.28
  残念ながら ISDN とディジタル専用線を1台の CONGO で同時に使用することはできません。  
Q.29
  ISDN の 2B チャネルを同時に使用することはできますか?  
A.29
  標準の PPP マルチリンクプロトコル(The PPP Multilink Protocl (MP) : RFC1717)を使用して、同一相手と 128K で通信を行うことができます。  
Q.30
  MP って何ですか?  
A.30
  ISDN(INS ネット 64) では契約者へ基本インターフェースとして 2B+D ( 2 本のデータチャネル (2B) と 1 本の制御チャネル (D)) が使用できるようになります。
通常 64Kbps の通信速度 1 回線 (1B) を使用し接続しますが、もう 1 本あるデータチャネルを同じ通信先へチャネルを束ねて 64Kbps * 2 = 128Kbps で通信する機能です。
CONGO では PPP マルチリンクプロトコル(The PPP Multilink Protocl (MP) : RFC1717)を採用しておりますので、CONGO 以外のルータでも同機能をサポートしているものであれば 128Kbps の通信を行うことができます。
 
Q.31
  MP 設定した時の課金はどうなるのですか?  
A.31
  MP により 2B を同時に使用することになると、1B のみ使用時の倍の料金が課金されます。  
Q.32
  必要な時だけ MP を設定することはできないのですか?  
A.32
  CONGO では発呼時と切断時の輻輳しきいをそれぞれ設定することができますので、大きなデータを送信する時に一時的に 2B チャネルを使用して通信を行い、WAN 回線のトラフィックが落ち着いた時に自動的に 1B チャネルの通信に戻ることができます。
しかし、この設定を行う場合 MP は CONGO 独自のものになり、他社製ルータとの接続の際にはご使用いただくことができません。
 
Q.33
  ISDN の 2B チャネルを 1B づつ別々の場所へ通信することはできますか?  
A.33
  2 本の B チャネルを使用し、同時に異なる 2 つの場所へ 64K で通信を行うことができます。
(MP 設定時には使用できません。)
 
Q.34
  ISDN の 1B を CONGO でもう 1B をアナログポートを持つ TA で使用することはできますか?  
A.34
  可能です。  
Q.35
  ISDN 用の終端抵抗の設定はできますか?  
A.35
  ISDN 終端抵抗はデフォルトでは ON(使用する)の状態になっています。DG チェーンで接続した他の機器の終端抵抗を使用する場合には、CONGO の終端抵抗を"使用しない"状態にする必要があります。
CONGO の ISDN 終端抵抗の設定変更は以下コマンドで行うことができます。  
CONGOに内蔵されているISDN終端抵抗をOFFにします。
set isdn termination off

これは、複数のISDN機器が存在するネットワークで、別のISDN機器がISDN終端を行なっている場合にのみ使用します。
 
Q.36
  接続相手先の電話番号はいくつ登録することができますか?  
A.36
  ダイアルポートとして最大 10 コ登録することができます。
(同時に使用できるのは最大 2 コです。)
 
Q.37
  WAN の通信プロトコルに PPP (Point to Point Protocol) は使用できますか?  
A.37
  CONGO は PPP (RFC1171) に対応しておりますので、ご使用いただけます。  
Q.38
  WAN の通信プロトコルに SLIP (Serial Line Interface Protocol) は使用できますか?  
A.38
  残念ながら CONGO は PPP のみの対応です。WAN の通信プロトコルに SLIP を使用することはできません。  
Q.39
  PPP の認証方法である PAP/CHAP には対応していますか?  
A.39
  CONGO は PAP/CHAP 共に対応しています。ご使用の際には、接続相手と同じ認証方式を設定するようにしてください。  
Q.40
  PAP/CHAP 以外に回線レベルのセキュリティ機能はありますか?  
A.40
  CONGO では着信した電話番号を元に接続の許可/不許可を判断する "Caller ID" 機能も搭載しております。  
Q.41
  ISDN のサブアドレスを使用することはできますか?  
A.41
  CONGO は ISDN のサブアドレスを指定し使用することができます。サブアドレスを設定する場合は以下コマンドで行うことができます。
自局アドレスを ""0311111111"" 、サブアドレスを ""01"" にセットします。 set physical dial address wan1.1 ""0311111111.01""
CONGO で使用できるサブアドレスは、最大 20 桁の半角英数字です。
 
Q.42
  データ圧縮機能は持っていますか?  
A.42
  CONGO 独自のデータ圧縮機能を持っていますので、CONGO を対向でご使用いただく環境ではご使用になれます。
また、設定をされる場合には双方の CONGO に設定することが必要です。片方の CONGO のみ圧縮機能の設定を行った場合通信ができなくなってしまいます。
 
Q.43
  データ圧縮の比率はどの程度ですか?  
A.43
  使用するアプリケーション及び扱うデータなどにもよりますが、当社における実測平均値で 4:1 程度と考えております。
CONGO の圧縮はパケットのヘッダ部分以外にデータ部分も独自手法で圧縮しています。
 
Q.44
  接続先ごとにデータ圧縮の設定有無をすることはできますか?  
A.44
  CONGO では最大 10 コの接続相手先を登録することができますが、それぞれの接続先にデータ圧縮の有無(する/しない)を設定することができます。  
Q.45
  コールバックはできますか?  
A.45
  CONGO 独自のコールバック機能を持っていますので、CONGO を対向でご使用いただく環境ではご使用になれます。また、設定をされる場合には着信側の CONGO、発信側の CONGO と設定することが必要です。  
Q.46
  コールバックとは何ですか?  
A.46
  CONGO を対向に接続している場合に、課金対象となる CONGO をどちらか一方にすることを可能とします。
モバイル・オフィスで働く方などからダイヤルアップを行ない、それを認識したセンター側の CONGO が、いったん回線を切断し発呼先に対して改めてダイヤルアップを行なう通信方式です。
この場合、通信開始のきっかけを作るモバイル側からのダイヤルアップに対する課金はモバイル側が対象となります。
CONGO のコールバック機能は、独自仕様となっておりますので、他社製ルータの同機能との互換性はありません。
 
Q.47
  通信が終了したのに、しばらく待たないと回線が切断されません。  
A.47
  一定時間(デフォルト設定で 120 秒間)の無通信状態を確認してから、回線の切断を行うことになっていることが理由です。  
Q.48
  通信終了後の切断時間は変更できますか?  
A.48
  デフォルトでは 120 秒に設定されています。この時間を変更したい場合は以下コマンドで行うことができます。
ダイアルポート D01 の切断タイマーを 20 秒後に設定するには。。

set dial port clear interval d01 20

 
 設定について
Q.49
  設定するには何が必要ですか?  
A.49
  RS232C ポートを持ち、かつ VT100 エミュレーションが可能なターミナルソフトが動作するコンピュータが必要です。  
Q.50
  設定を行うためのツールは何か用意されていますか?  
A.50
  CONGO では以下の 4 つのオペレーションで設定を行うことができます。
  1. Web Wizard (製品に添付)
  2. Express ACCess
  3. VT100 端末エミュレーション可能なターミナルソフトウェアからのコマンドライン入力
  4. tftp サーバからのスクリプトダウンロード
 
Q.51
  WebWizard って何ですか?  
A.51
  Netscape Navigator や INTERNET Explore などブラウザを使用して CONGO の設定を簡単に行える GUI 設定ツールです。
WebWizard を使用すると CONGO の代表的な設定を行うことは可能ですが、CONGO のサポートする全機能の設定を行うことはできません。この場合はコンソールターミナルからコマンド入力設定をしていただく必要がございます。
 
Q.52
  WebWizard を使用するには何が必要ですか?  
A.52
  WabWizard はネットワークを介して簡単に設定を行うツールですので、CONGO が接続されている10M のセグメントに接続できる LAN インターフェースを持ったコンピュータが必要です。
そのコンピュータには、CONGO との通信を行うために TCP/IP 通信を行うことができるドライバ(カーネル)と Netscape Navigator, Internet Explore 等のブラウザアプリケーションが必要になります。

Windwos95, WindowsNT には OS に標準で TCP/IP ドライバ、Internet Explore (Ver. 及びリリース時期によって異なります。)が添付されています。
 
Q.53
  WebWizard は UNIX や Macintosh でも使用できるのですか?  
A.53
  WebWizard は Winsock を必要とするファンクションがあるため、UNIX や Macintosh でご使用いただくことはできません。  
Q.54
  WebWizard は PC/TCP で使用できないと聞いたのですが。  
A.54
  当社が販売する MS-DOS/MS-Windows3.1 用 TCP/IP 通信アプリケーション CentreNET PC/TCP で WebWizard を使用すると、一部 CONGO の設定をうまく行えないことを確認しております。
WebWizard をご使用される場合には、パソコンには Windows95 を使用しているものをお奨めいたします。
 
Q.55
  Express ACCess って何ですか?  
A.55
  工場出荷状態の CONGO に限りコンソールターミナルを接続した際に、CONGO の設定を会話型で行うためのツールです。
Express ACCess を使用すると CONGO の代表的な設定を行うことは可能ですが、CONGO のサポートする全機能の設定を行うことはできません。この場合はコンソールターミナルからコマンド入力設定をしていただく必要がございます。
 
Q.56
  Express ACCess を使用するには何が必要ですか?  
A.56
  RS232C ポートと VT100 エミュレーションが可能なターミナルソフトが動作するコンピュータが必要です。
CONGO とコンピュータを接続するには、付属のターミナルケーブル、変換コネクタをご利用いただけます。また、ご使用になられるコンピュータの種類によっては付属のターミナルケーブル、変換コネクタで接続できないものもあります。この場合、別途ご使用になられるコンピュータの RS232C (シリアル)ポートとターミナルケーブルとを接続できるような変換コネクタをご用意ください。
変換コネクタの結線はストレートになります。
 
Q.57
  ターミナルソフトのパラメータを教えてください。  
A.57
  VT100 エミュレーションができるターミナルソフトのパラメータは以下のように設定してください。 インターフェース速度 :9600bps
データビット :8
パリティ :なし
ストップビット :1
フロー制御 :ソフトウェア( xon/xoff )
 
Q.58
  Windows95 の Hyper Terminal を使用するにはどうすればいいのですか?  
A.58
  こうしてください。
(何かつくります。)
 
Q.59
  Express ACCess を使用せずに設定することは可能ですか?  
A.59
  購入直後や CONGO の初期設定直後には Express ACCess が起動されます。Express ACCess 起動直後に "ESC" キーを押下することでコマンド入力モードに抜けることができます。
稼働中の CONGO の設定を変更するために、ターミナルを接続し CONGO を再起動すると Express ACCess は起動されずに、起動直後すぐにコマンド入力モードになります。
 
Q.60
  Express ACCess で入力を間違ってしまいました?どうすればいいでしょうか?  
A.60
  "CTRL" キー + "B" キーを同時に押下することで、1つ前の設定項目に戻ることができます。  
Q.61
  ユーザ "netman" のパスワードを忘れてしまいました。  
A.61
  ユーザ "netman" のパスワードを変更していなければデフォルトの状態のままですので、添付の「取り扱い説明書」にて確認してください。
ユーザ "netman" のパスワードを変更して、その変更後のパスワードを忘れてしまった場合、お客様が復旧することはできませんので、当社サポートセンターまでご連絡ください。
また、この際設定されている内容が消去されてしまうこともありますので、ご了承願います。
 
Q.62
  tftp サーバを使用した設定方法を教えてください。  
A.62
  CONGO と tftp サーバを同一の Ethernet 上に設置します。
CONGO と tftp サーバ間で通信を行うために共に IP アドレスを用意します。
 
Q.63
  設定をしていて、よくわからなくなりました。一度、工場出荷状態に戻したいのですが?  
A.63
  set configuration factory  
Q.64
  設定の内容を確認したいのですが、どのようにすればいいのですか?  
A.64
  show display file config config.scr  
Q.65
  99 年 1 月 1 日から大阪地区の電話番号が一桁追加されますが、簡単に設定変更はできますか?  
A.65
  1999 年1月1日午前 2 時より、大阪エリアの市内局番が一桁増加(06-6xxx-xxxx(予定))します。それに伴い、大阪エリアへ ISDN にて接続しているルータ(大阪エリア内同士の接続含む)の、設定内容変更(宛先回線番号の変更)が必須となります。 以下からは、その設定手順例を記載します。
  1. コンソールより本体に「netman」でログインします。

  2. show コマンドで現在のスクリプトを確認します。

    例) 環境
    • ISP ダイアルアップ接続
    • ログイン名:LgnNam
    • パスワード:Password
    • 認証:CHAP
    • マルチリンク使用
    • ISDN番号 = 変更前:061234567 → 変更後:0661234567
    • LAN側IPアドレス:192.168.1.1 255.255.255.0

    PROMPT> show
    
    SET SCRIPT VERSION 9.5.7 (ISDN Software Version 8.0)
    
    ADD IP ALIAS ENTRY _B1_DEF_ADDR 126.119.17.250
    
    SET BRIDGE PORT COUNT 2
    
    SET BRIDGE MODE OFF
    
    ADD BRIDGE PORT ENTRY ETHERNET 1 ETH1
    
    SET BRIDGE PORT STATUS 1 ENABLED
    
    ADD DIAL PORT ENTRY D1 WAN1.1
    
    ADD DIAL PORT PHYSICAL PORT D1 WAN1.2
    
    ADD DIAL PORT ENTRY D2 WAN1.2
    
    ADD DIAL PORT PHYSICAL PORT D2 WAN1.1
    
    SET DIAL PORT ADMIN STATE D1  ENABLED
    
    SET DIAL PORT AUTHENTICATION METHOD D1 CHAP
    
    ADD DIAL PORT CALL ADDRESS D1 ""061234567"" ""LgnNam"" ""Password""
    
    SET DIAL PORT ADMIN STATE D2  ENABLED
    
    SET DIAL PORT AUTHENTICATION METHOD D2 CHAP
    
    ADD DIAL PORT CALL ADDRESS D2 ""061234567"" ""LgnNam"" ""Password""
    
    ADD IP NETWORK ENTRY 192.168.1.1 255.255.255.0 ETH1
    
    ADD IP NETWORK ENTRY M1
    
    ADD IP ROUTE ENTRY 0.0.0.0 0.0.0.0 M1 1
    
    SET ISDN SWITCH TYPE WAN1 BRI-NTT
    
    ADD MULTILINK GROUP ENTRY M1
    
    ADD MULTILINK GROUP PHYSICAL PORT M1 D1
    
    ADD MULTILINK GROUP PHYSICAL PORT M1 D2
    
    SET MULTILINK GROUP ADMIN STATUS M1 ENABLED
    
    RESET
         

  3. D1 の設定を変更します。

    PROMPT> delete dial port call address d1 ""061234567""
    
    Status = Deleted
    
    Remote Call Address = 061234567
    
    PROMPT:NOT SAVED* add dial port call address d1 ""0661234567"" ""LgnNam"" ""Password""
    
    Remote Call Address = 0661234567
    
    Password = LgnNam
    
    Name = Password
         

  4. 例の場合マルチリンクなので、D2 の設定も変更します。(64K のみの場合は 5 へ。)
    PROMPT> delete dial port call address d2 ""061234567""
    
    Status = Deleted
    
    Remote Call Address = 061234567
    
    PROMPT:NOT SAVED* add dial port call address d2 ""0661234567"" ""LgnNam"" ""Password""
    
    Remote Call Address = 0661234567
    
    Password = LgnNam
    
    Name = Password
         

  5. 設定を確認します。

    PROMPT:NOT SAVED* show
    
    SET SCRIPT VERSION 9.5.7 (ISDN Software Version 8.0)
    
    ADD IP ALIAS ENTRY _B1_DEF_ADDR 126.119.17.250
    
    SET BRIDGE PORT COUNT 2
    
    SET BRIDGE MODE OFF
    
    ADD BRIDGE PORT ENTRY ETHERNET 1 ETH1
    
    SET BRIDGE PORT STATUS 1 ENABLED
    
    ADD DIAL PORT ENTRY D1 WAN1.1
    
    ADD DIAL PORT PHYSICAL PORT D1 WAN1.2
    
    ADD DIAL PORT ENTRY D2 WAN1.2
    
    ADD DIAL PORT PHYSICAL PORT D2 WAN1.1
    
    SET DIAL PORT ADMIN STATE D1  ENABLED
    
    SET DIAL PORT AUTHENTICATION METHOD D1 CHAP
    
    ADD DIAL PORT CALL ADDRESS D1 ""0661234567"" ""LgnNam"" ""Password""
    
    SET DIAL PORT ADMIN STATE D2  ENABLED
    
    SET DIAL PORT AUTHENTICATION METHOD D2 CHAP
    
    ADD DIAL PORT CALL ADDRESS D2 ""0661234567"" ""LgnNam"" ""Password""
    
    ADD IP NETWORK ENTRY 192.168.1.1 255.255.255.0 ETH1
    
    ADD IP NETWORK ENTRY M1
    
    ADD IP ROUTE ENTRY 0.0.0.0 0.0.0.0 M1 1
    
    SET ISDN SWITCH TYPE WAN1 BRI-NTT
    
    ADD MULTILINK GROUP ENTRY M1
    
    ADD MULTILINK GROUP PHYSICAL PORT M1 D1
    
    ADD MULTILINK GROUP PHYSICAL PORT M1 D2
    
    SET MULTILINK GROUP ADMIN STATUS M1 ENABLED
    
    RESET
         

  6. 設定変更をセーブします。
    PROMPT:NOT SAVED* set config save
    
    Action = SAVE
    
    PROMPT:NOT SAVED*
    
    *** TRAP from local agent at 01-Jan-80 00:12:26 uptime 0 Days, 00:12:26
    
    *** Configuration Save Complete
    
    PROMPT>
         
    上記プロンプトになるまで待ちます。

  7. 本体をリセットします。
    PROMPT> reset
    
    Reset Timeout = 1
    
    PROMPT?
    
    *** TRAP from local agent at 01-Jan-80 00:00:00 uptime 0 Days, 00:00:00
    
    *** MLINK: M1: Link Up
    
    PROMPT?
         
    上記プロンプトになるまで待ちます。
以上で設定は終了です。
 
 ブリッジ
Q.66
  ブリッジとして使用することはできますか?  
A.66
  IEEE802.1D をサポートする透過ブリッジとして設定し使用することができます。  
Q.67
  MAC アドレスはいくつ持てるのですか?  
A.67
  最大で 200 コです。任意で登録できる MAC アドレスは 50 コまでです。  
Q.68
  MAC アドレステーブルを参照することはできますか?  
A.68
  MAC アドレステーブルの状態を確認(参照)されたい場合は、以下コマンドで行うことができます。  
Q.69
  MAC アドレスでのフィルタリング設定をすることはできますか?  
A.69
  CONGO ではコマンドラインにより設定を行うことが可能です。詳細に関しては製品添付のマニュアルでご確認ください。  
Q.70
  プロトコルごとのフィルタリング設定をすることはできますか?  
A.70
  CONGO ではコマンドラインにより任意のプロトコルに対してのフィルタリング設定を行うことが可能です。詳細に関しては製品添付のマニュアルでご確認ください。  
Q.71
  スパニングツリープロトコル(STP)には対応していますか?  
A.71
  対応しています。STP の設定を有効にした場合 LAN 側にのみその情報を送信することになります。  
 IP ルータ
Q.72
  IP ルータとして設定することはできますか?  
A.72
  できます。  
Q.73
  IP ルータとブリッジを同時に設定し使用することはできますか?  
A.73
  できます。  
Q.74
  RIP / OSPF はサポートしていますか?  
A.74
  残念ながら、サポートしておりません。CONGO は IP の経路情報を明示的に登録するスタティックな方式のみ使用することが可能です。  
Q.75
  NAT って何ですか?  
A.75
  異るセグメントを越えて通信を行なう際に、IP アドレスを変換して通信を行なう機能のことです。 昨今の The INTERNET の隆盛とともに全世界的に IP アドレスの枯渇が問題となり、これを解決するための方法のひとつとして提案されました。NAT 機能により全世界でユニーク(唯一無二)なアドレスを一つのみ使用し、ローカル環境で使用しているプライベートアドレスを The INTERNET への接続時のみに限ってグローバルアドレスに変換し使用することになります。 IETF が RFC1631 で公開している NAT は、具体的な実装方式は規定していないため、各社で販売する製品で変換方法は異りますが、最終的に通信の際に使用する IP アドレスは正式に与えられるグローバルアドレス(NIC および JPNIC の管理する。)を使用するためにネットワークの混乱は発生しません。  
Q.76
  NAF って何ですか?  
A.76
  CONGO 独自の機能であり、簡単に言うと NAT を拡張した機能で、ローカルで発生したタスクを同時に4つまで処理することができます。 NAT では、グローバルアドレスとローカルアドレスとの変換方式の考え方の基本は 1 対 1 となっており、複数台のローカルアドレスを持つ端末からグローバルアドレスへの変換を行うことはルータメーカー各社の独自提供となっているのが現状です。 繰り返しになりますが、CONGO は NAT と NAF (Network Address Folding) の機能を使用して最大 4 台のローカルアドレスを持つ端末を同時に 1 つのグローバルアドレスに変換して通信を行うことができます。  
Q.77
  「IP マスカレード」とか「NAT+」とか言われている機能はありますか?  
A.77
  CONGO では NAF (Network Address Folding) がそれらに該当すると思います。  
Q.78
  DHCP サーバの機能はサポートしていますか?  
A.78
  設定を行うことで LAN 側端末に向けて DHCP サーバとして動作することが可能です。サポートしています。  
Q.79
  DHCP サーバって何ですか?  
A.79
  ネットワーク内の IP アドレスを一元管理するためのメカニズムです。 DHCP サーバは、DHCP クライアントからの要求に応じて IP アドレスの割り当てを行ないますが、サーバとクライアント間の通信プロトコルには BOOTP (RFC951)を使用します。 メッセージのフォーマット、プロトコルはほとんど BOOTP と同じですが、次の3点が BOOTP と異ります。
  1. 使用期限つきのアドレス設定であること
  2. IP アドレス構築のための全てのパラメータを提供すること
  3. DHCP メッセージタイプを指定すること
DHCP クライアントは起動時に IP アドレスを含むネットワーク構築のために DHCP サーバの探索を目的としたブロードキャストパケットを送信し、返答のあった DHCP サーバ(同一ネットワーク内に複数の存在が可能)に対してリクエストを発信します。 DHCP クライアントから選択され要求を受けた DHCP サーバは現在使用可能な IP アドレスなどのネットワーク情報を DHCP クライアントに返信します。 DHCP クライアントは、DHCP サーバから得た情報を元に自身のネットワークを構築します。この際、DHCP クライアント側に不都合があった場合に限って DHCP サーバに再処理を要求するパケットを送信します。 DHCP クライアントは以前に使用した IP アドレスがある場合には、この IP アドレスを指定して DHCP サーバに要求することも認められています。
 
Q.80
  DHCP サーバ機能は何台のクライアントまでサポートできるのですか?  
A.80
  最大で 250 台までです。  
Q.81
  DHCP リレーエージェントはサポートしていますか?  
A.81
  残念ながら、サポートしておりません。  
Q.82
  RAS 機能はサポートしていますか?  
A.82
  WindowsNT などマイクロソフト社製サーバ機能ソフトの持つ RAS (Remote Access Service) 機能には、残念ながら対応しておりません。  
Q.83
  IP ネゴシエーションプロトコルって何ですか?  
A.83
  ISP (Internet Service Provider) が管理している IP アドレスの中から、今接続しようとしているユーザに他のユーザによって使用されていない IP アドレスを自動的に割り当てるプロトコルです。従って、接続の度にユーザが使用する IP アドレスは異なり、ユーザに固定的な IP アドレスは与えられません。  
Q.84
  UnNumbered IP はサポートしていますか?  
A.84
  サポートしています。  
Q.85
  UnNumbered IP って何ですか?  
A.85
  WAN 側のインターフェースには IP アドレスをふらず、LAN 側のインターフェースの IP アドレスを元にルータが動作します。 ルータに物理的に存在する全てのインターフェースに IP アドレスを用意する必要がないので、IP アドレスの浪費を防ぐことにつながります。多くの ISP では ISDN 回線を使用したアクセスルータとの接続に ""UnNumbered IP"" のサポートを要求するものが増えています。  
Q.86
  LAN / WAN ポートにスタティックに IP アドレスを設定することはできますか?  
A.86
  物理的に存在する全てのインターフェースにそれぞれ IP アドレスを用意する設定も可能です。  
Q.87
  コンソール画面より ""PING"" を発行することはできますか?  
A.87
  PING コマンドはサポートしていますので、設定後 CONGO から PING を発行することによって通信テストを行うことができます。  
Q.88
  コンソール画面より "TELNET" を使用することはできますか?  
A.88
  残念ながら、対応しておりません。  
Q.89
  フィルタ機能はサポートしていますか?  
A.89
  サポートしています。 プロトコル、ポート番号でフィルタリングすることが可能です。  
Q.90
  Proxy ARP はサポートしていますか?  
A.90
  サポートしています。 Proxy ARP 機能を使用することで、遠隔地にあるネットワークを同一セグメントのように扱うことができます。既存のネットワークの構成などを変更せずに新規敷設のネットワークを導入したい時などに非常に便利です。  
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