[index]
AT-SecureEnterpriseSDN Controller リファレンスマニュアル 1.0.0
クイックツアー/AT-SESCについて
- AT-SESCの位置づけ
- コントロール対象となるネットワーク機器
- アプリケーション連携ソリューション
Secure Enterprise SDNソリューションは、オフィス環境のネットワーク運用管理の効率化とセキュリティーの強化をSDN技術で実現するソリューションです。
このソリューションは次の構成要素からなり、AT-SESCはシステムの中核をなすSDNコントローラーとして機能します。

AT-SESCは、登録されたユーザー、デバイスの情報に基づき、管理下のOpenFlow対応ネットワークスイッチおよび無線LANアクセスポイントにパケット制御フローを設定し、デバイスのネットワーク接続を一括して制御することができます。
ユーザーには、以下の属性をセキュリティーポリシーとして設定します。デバイスは、ユーザーに割り当てられたセキュリティーポリシーを元に接続・遮断などの管理を受けます。1人のユーザーに対して、複数のデバイスの設定が可能です。
表 1:設定可能なセキュリティーポリシー
| ユーザーが持つセキュリティーポリシー |
| ユーザー |
デバイスの利用者。 |
| └ |
ネットワーク |
デバイスが所属するVLAN。 |
| └ |
ロケーション |
デバイスを接続できる物理的な場所、空間。 |
| |
└ |
OpenFlowスイッチ |
ロケーションに所属しているネットワーク機器。複数設定可。 |
| └ |
スケジュール |
デバイスから通信を行える期間(開始・終了日時)。 |
| デバイスに設定する情報 |
| デバイス |
ネットワーク機器に接続するPC、携帯端末など。 |
| └ |
MACアドレス |
デバイスの識別子として使用されるMACアドレス。 |
| └ |
ユーザー |
デバイスを所持・使用するユーザー。 |
AT-SESCによる管理の対象となるAlliedWare Plusスイッチ、および、無線アクセスポイントを次に記します。
- CentreCOM x930シリーズ:AT-x930-52GTX、AT-x930-28GTX、AT-x930-52GPX、AT-x930-28GPX、AT-x930-28GSTX
- CentreCOM x510シリーズ:AT-x510-28GTX、AT-x510-28GPX、AT-x510-28GSX、AT-x510DP-28GTX、AT-x510L-28GT、AT-x510L-28GP
- AT-TQ4000シリーズ:AT-TQ4600、AT-TQ4400
- AT-TQ3000シリーズ:AT-TQ3600
以降、OpenFlow対応ネットワークスイッチおよび無線LANアクセスポイントは、「OpenFlowスイッチ」と記載します。
OpenFlowスイッチは、OpenFlowコントローラーとの通信を行うための「コントロールプレーンポート」と、OpenFlowによって制御されユーザートラフィックが流れる「データプレーンポート」を持ちます。
AT-SESCは、データプレーンポートをさらに役割の異なる「アップストリームポート」と「クライアントポート」の2つに分けます。
- アップストリームポート
装置上に1つのみ設定され、上位ネットワークに接続されます。
- クライアントポート
残りすべてのデータプレーンポート。ユーザーデバイスはこのポートに接続されます。
また、上記AlliedWare Plusスイッチについては、OpenFlowによるスイッチングを行うポートと、従来のOpenFlowポートを使用しないスイッチングを行うポート(レガシーポート)を混在させることができます。
AT-SESCは、ファイアウォールなどによって、アップストリームポートがより高位のセキュリティーによって保護されていることを前提としており、クライアントポートに接続されるデバイスのみをセキュリティー監視対象とします。
AT-SESCは、初期設定で、最もOpenFlowポート番号が小さいポートをアップストリームポートに設定します。また、この設定はOpenFlowスイッチ単位で変更可能です。
AT-SESCは、脅威検出、デバイス管理、人事情報管理など、各種業務アプリケーションとの連携によって、ネットワーク運用の効率化とセキュリティー強化を図ることができます。
連携するサービスやアプリケーション(2015年10月現在)
- TRENDMICRO Deep Discovery Inspector(DDI)
- Lacras BPOサービス
- QualitySoft ISM CloudOne
TRENDMICRO DDIは、Syslogメッセージを介してAT-SESCと連携します。AT-SESC側の設定は「システム設定」/「DDI設定」画面にて行います。
Lacras BPOサービス、QualitySoft ISM CloudOneは、Web APIによってAT-SESCと連携します。設定の詳細は、各サービスに加入の際に、弊社担当営業にご確認ください。
(C) 2015 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: 613-002214 Rev.C