[index] AT-SecureEnterpriseSDN Controller リファレンスマニュアル 1.2.0

付録/リカバリーモード


  - システム設定ファイルの削除
  - IPアドレスの再設定


パスワードやIPアドレスの記録を紛失した場合など、AT-SESCにログインできなくなった場合には、「リカバリーモード」による設定の初期化ができます。
リカバリーモードは、PCサーバーをAT-SESCのインストールDVDから起動して実行します。

  1. PCサーバーにモニター、キーボードを接続します。
  2. PCサーバーとモニターの電源をオンにして、AT-SESCのインストールDVDをDVDドライブに挿入します。
    Note - PCサーバーをDVDでブートさせる方法は、ご使用になるPCサーバーのマニュアルを参照してください。
    なお、AT-SESCインストーラーはUEFIによるブートをサポートしていません。PCサーバーのブートローダーは従来のBIOSモードに設定してください。
  3. モニターに次の画面が表示されたら、「Start Recovery Mode」を選択してEnterキーを押します。
    Note - 誤って「Install AT-SESC」を選択したままEnterキーを押すとインストールが始まり、PCサーバーのHDDの内容がすべて消去されますので、ご注意ください。


リカバリーモードでは、以下の機能が実行できます。

 

システム設定ファイルの削除

システム設定ファイルの削除を実施すると、AT-SESCのシステム設定ファイルが削除され、初期設定状態に戻ります。
AT-SESC-APLの場合、「システム設定」/「メンテナンス」/「システム」画面にて「リセット」ボタンをクリックすることで、同様に初期設定状態に戻すことができます。

設定を誤ってWeb GUIが表示されなくなった場合や、パスワードの紛失によりログインできなくなった場合など、システム復旧のために行います。

以下の一部の設定は、システム設定ファイルの削除後も保持されます。

  1. 「AT-SESC RECOVERY MENU」画面にて、「1 Delete System Configuration」を選択、Enterキーを押します。


  2. 削除の確認画面が表示されます。


 

IPアドレスの再設定

IPアドレスの再設定を実施すると、インストール時のIPアドレス設定と同じメニューが表示されます。
インターフェースを一つ選択して、それに対してIPアドレス、サブネット、ゲートウェイ、DNSサーバーを設定します。
これはAT-SESCのIPアドレスの記録を紛失、または、ネットワーク設定を誤ったことで、AT-SESCにアクセスができない場合に行います。
PCサーバーに複数のインターフェースがある場合は、このメニューで設定したインターフェース以外のIPアドレス設定はすべて削除されます。

  1. 「AT-SESC RECOVERY MENU」画面にて、「2 Reconfigure Management IP Address」を選択、Enterキーを押します。


  2. 「AT-SESCのインストール」のインストール手順5以降と同様にして、IPアドレスを再設定します。



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