リファレンス編/システム設定


アカウント一覧
アカウント追加
パスワード設定
アカウント更新
パスワード設定
ネットワーク設定
インターフェース設定
ログ設定
システム時刻設定
OpenFlow設定
メンテナンス
システム情報
SSL証明書設定
トラップ監視設定
メール通知設定
SESC Log



アカウント一覧

表 1:並べ替え対象項目
項目
並べ替え
アカウント名

表 2:表示データ
項目名
説明
アカウント名 ログインアカウント名です。
クリックすると、該当のアカウントの「アカウント更新」画面を表示します。

表 3:コマンドボタン
項目名
説明
ページ上部
アカウント追加 新しいアカウント情報を追加します。
アカウント一覧
タイトル行
複数削除 左端のチェックボックスをオンにしたアカウントを一括して削除します。
各行
編集 選択したアカウント情報を編集します。
削除 選択したアカウント情報を個別に削除します。

Note
初期設定アカウント「manager」は削除できません。

アカウント追加

表 4:設定データ
項目名
説明
アカウント名(必須項目) ログインアカウント名です。
64文字以内で下記の文字が使用可能です。
a-z, A-Z, 0-9, ' - _ .
パスワード ログインアカウントのパスワードです。パスワードの設定を行うには、「編集」ボタンをクリックします。
権限
認証データベースの編集を許可する。 アカウントに対して認証データベースを変更する権限を付与します。
システム設定の変更を許可する。 アカウントに対してシステムの設定を変更する権限を付与します。

表 5:コマンドボタン
項目名
説明
パスワード
編集 パスワード設定」ダイアログを表示し、アカウントのパスワードを設定します。
ページ下部
登録 入力したアカウントを新規に登録します。
キャンセル アカウントの新規追加をキャンセルします。

Note
「システム設定の変更を許可する。」チェックボックスにチェックが付いたすべてのアカウントのパスワードを忘れた場合、AT-SESCの初期化が必要となります。パスワードは大切に管理してください。

パスワード設定

表 6:設定データ
項目名
説明
パスワード(必須項目) ログインアカウントのパスワードを設定します。
6~64文字以内で下記の文字が使用可能です。
a-z, A-Z, 0-9, ! # $ % & ' * + - / = ? ^ _ ` { | } ~ .
パスワード確認(必須項目) パスワードの確認のため、パスワードをもう一度入力してください。

表 7:コマンドボタン
項目名
説明
ページ下部
登録 入力したパスワードを設定します。
キャンセル パスワードの設定をキャンセルします。


アカウント更新

表 8:設定データ
項目名
説明
アカウント名(必須項目) ログインアカウント名です。
64文字以内で下記の文字が使用可能です。
a-z, A-Z, 0-9, ' - _ .
パスワード ログインアカウントのパスワードです。パスワードの設定を行うには、「編集」ボタンをクリックします。
認証データベースの編集を許可する。 アカウントに対して認証データベースを変更する権限を付与します。
システム設定の変更を許可する。 アカウントに対してシステムの設定を変更する権限を付与します。

表 9:コマンドボタン
項目名
説明
パスワード
編集 パスワード設定」ダイアログを表示し、アカウントのパスワードを設定します。
ページ下部
登録 入力したアカウント情報に更新します。
キャンセル アカウント情報の更新をキャンセルします。

Note
初期設定アカウント「manager」のアカウント名、権限は変更できません。
Note
「システム設定の変更を許可する。」チェックボックスにチェックが付いたすべてのアカウントのパスワードを忘れた場合、AT-SESCの初期化が必要となります。パスワードは大切に管理してください。

パスワード設定

表 10:設定データ
項目名
説明
パスワード(必須項目) ログインアカウントのパスワードを設定します。
6~64文字以内で下記の文字が使用可能です。
a-z, A-Z, 0-9, ! # $ % & ' * + - / = ? ^ _ ` { | } ~ .
パスワード確認(必須項目) パスワードの確認のため、パスワードをもう一度入力してください。

表 11:コマンドボタン
項目名
説明
ページ下部
登録 入力したパスワードを設定します。
キャンセル パスワードの設定をキャンセルします。



ネットワーク設定

ネットワーク関連の設定を行います。


■ インターフェース

表 12:インターフェース設定データ
項目名
説明
名称 AT-SESCが持つインターフェースの名前です。
MAC アドレス インターフェースのMACアドレスです。
AT-SESC-APLをお使いの場合、port1をコントロールプレーンポート兼管理用ポートとして、port2を認証データベースの同期用ポートとして使用できます(port3~6は未サポート)。
IPv4 アドレス インターフェースのIPv4アドレスおよびサブネットマスクです。

表 13:コマンドボタン
項目名
説明
各行
編集 選択されたインターフェースの「インターフェース設定」画面を表示します。
削除 選択されたインターフェース設定を削除します。


■ サービス

表 14:サービス設定データ
項目名
説明
Webサーバープロトコル AT-SESCのWeb設定画面でHTTP、HTTPSのどちらを使用するか設定します。初期設定はHTTPSです。
Webサーバーポート番号 AT-SESCのWeb設定画面にアクセスするためのポート番号を設定します。1~65535の範囲から設定できます。初期設定は443です。

Note
対応するセキュリティープロトコルはTLS 1.1、TLS 1.2です。
Note
AT-SESCは既に内部で使用しているポートがあります。使用しているポートについては、付録「AT-SESC内部で使用しているポート番号」をご参照ください。

■ データベース同期

表 15:データベース同期設定データ
項目名
説明
認証データベースの同期を有効にします。 AT-SESCを冗長構成し、認証データベースを同期させます。
自身の IPv4 アドレス AT-SESCの自身のIPv4アドレスを設定します。
同期先 IPv4 アドレス 同期先のAT-SESCのIPv4アドレスを設定します。

Note
認証データベースの同期開始後にシステム時刻が大きく変更された場合、認証データの変更を行えなくなることがあります。この場合、各システムの認証データベースの同期を無効にし、システム時刻を正しく合わせた後に再度同期を有効にすることで復旧します。

表 16:コマンドボタン
項目名
説明
ページ下部
登録 入力したネットワーク設定を保存します。


インターフェース設定

AT-SESCのネットワークインターフェース関連の設定を行います。

表 17:設定データ
項目名
説明
名前 設定対象のインターフェース名が表示されます。
IPv4 アドレス インターフェースのIPv4アドレスを設定します。
AT-SESC-APLをお使いの場合、初期設定は「192.168.1.10」です。
ネットマスク インターフェースのIPv4ネットマスクを設定します。
AT-SESC-APLをお使いの場合、初期設定は「255.255.255.0」です。
デフォルト ゲートウェイ デフォルトゲートウェイをIPv4アドレスで設定します。
プライマリ DNS サーバー、セカンダリ DNS サーバー DNSサーバーをIPv4アドレスで設定します。

表 18:コマンドボタン
項目名
説明
ページ下部
登録 入力したインターフェース設定を保存します。
キャンセル インターフェース設定をキャンセルします。



ログ設定

Note
ログ設定の変更時、接続中のOpenFlowスイッチとの接続がいったん切断されます。


■ ログ出力
各種ログの出力レベルを設定します。

表 19:ログ出力設定データ
項目名
説明
端末認証結果 デバイス認証関連のログの出力レベルを設定します。初期設定は「情報 (Informational)」です。
OpenFlow制御関連 OpenFlowプロトコルに関連するログの出力レベルを設定します。初期設定は「情報 (Informational)」です。
OpenFlowパケット送受信 送受信されるOpenFlowパケットに関連するログの出力レベルを設定します。初期設定は「無効 (Disable)」です。
GUI操作 Web設定画面に関連するログの出力レベルを設定します。初期設定は「情報 (Informational)」です。
トラップ監視 Syslogメッセージまたはトラップを受信した際のログの出力レベルを設定します。初期設定は「情報 (Informational)」です。
システム (AT-SESC-APLのみ)
AT-SESC-APLのシャットダウン/再起動/設定リセットおよびリンクアップ/リンクダウンした際のログの出力レベルを設定します。
また、本体前面のLCD操作に関連するログが合わせて出力されます。初期設定は「情報 (Informational)」です。
引用内の二重引用符をエスケープします。 ログメッセージ内にある引用符をエスケープして出力するように設定します。初期設定はチェックなしです。


■ Syslog

表 20:Syslog設定データ
項目名
説明
Syslogサーバー ログを送信する外部SyslogサーバーのIPv4アドレスまたはホスト名とUDPポート番号を設定します。
指定方法は転送先ホストのIPv4アドレスとUDPポート番号をコロン(:)で結合したものを使用します。
複数のSyslogサーバーを指定する場合は、セミコロン区切り(;)で入力します。UDPポート番号がプロトコルデフォルトポート番号(514)の場合はUDPポート番号の指定を省略できます。

Note
AT-SESCは既に内部で使用しているポートがあります。使用しているポートについては、付録「AT-SESC内部で使用しているポート番号」をご参照ください。

表 21:コマンドボタン
項目名
説明
ページ下部
登録 入力したログ設定を保存します。



システム時刻設定


■ タイムゾーン

表 22:タイムゾーン設定データ
項目名
説明
タイムゾーン システムのタイムゾーンを設定します。
夏時間を有効にします。 チェックを入れると、上記のタイムゾーンに対応する夏時間が適用されます。

表 23:コマンドボタン
項目名
説明
登録 入力した時刻設定を保存します。


■ システム時刻

表 24:システム時刻設定データ
項目名
説明
システム時刻 システムの日付(年・月・日)、時刻(時・分・秒)を設定します。

表 25:コマンドボタン
項目名
説明
登録 入力した時刻設定を保存します。


■ NTP

表 26:NTP設定データ
項目名
説明
NTP サーバーアドレス 時刻の同期を行う外部NTPサーバーのIPv4アドレスまたはホスト名を設定します。

Note
設定するNTPサーバーが、信頼できる他のNTPサーバーと同期をしていないと、AT-SESCは時刻同期を行わない場合があります。

表 27:コマンドボタン
項目名
説明
登録 入力したNTPサーバー設定を保存します。



OpenFlow設定

Note
OpenFlow設定の変更時、接続中のOpenFlowスイッチとの接続がいったん切断されます。

表 28:設定データ
項目名
説明
OpenFlow TCP ポート番号 OpenFlowコントローラーのコントロールプレーンの待ち受けポート番号を設定します。
1~65535の範囲から設定できます。初期設定は6653です。
OpenFlow セッションタイムアウト 応答がないOpenFlowスイッチのセッションを切断するまでの時間を設定します(単位:秒)。
AT-SESCは、ここで設定された値の1/2の期間に管理下のOpenFlowスイッチからのメッセージを受信しなかった場合にEchoリクエストメッセージを送信し、そのEchoリクエストメッセージに対する応答(Echoリプライメッセージ)が設定した時間内になかった場合、自動的にセッションを切断します。
20~300が設定できます。初期設定は30です。
既定アップストリーム ポート OpenFlowスイッチのアップストリームポートのデフォルト設定です。個別にアップストリームポートが設定されていないOpenFlowスイッチでは、この項目に設定されたデータプレーンポートがアップストリームポートとして使用されます。ポート名、または、OpenFlowポート番号を英数字で指定します。
初期設定は空欄で、この場合、OpenFlowスイッチが持つポートのうちOpenFlowポート番号が最も小さいものが使用されます。
隔離 VLAN ID 隔離されたデバイスが所属するVLANセグメントのVLAN IDを設定します。
0~4094が設定できます。初期設定は4089です。
既定フロー 有効時間
(Hard Timeout)
スケジュール設定がない場合にスイッチに設定されるフローの有効時間を設定します(単位:秒)。
フローが設定されてからこの時間経過すると、デバイスからの通信が行われていても、そのフローは自動的に削除されます。
0~65535が設定できます。初期設定は65535です。0を指定すると、フローは自動的に削除されなくなります。
既定フロー 有効時間 変動値 フローエントリーに設定される既定フロー有効時間を、フローエントリーごとに変動させる時間を設定します(単位:秒)。
変動値は、0~入力値の範囲からランダムで選択され、既定フロー有効時間から変動値を減算した値がフローエントリーの既定フロー有効時間に設定されます。
既定フロー有効時間よりも小さい値で、0~600が設定できます(既定フロー有効時間が0の場合は、0が設定可)。初期設定は0です(フローエントリーに設定される既定フロー有効時間は、設定値がそのまま設定されます)。

例として「600秒」を設定した場合、0~600の範囲でランダムに値が決められ、実際にフローエントリーに設定される既定フロー有効時間は、その値を減算したものになります(既定フロー有効時間が65535(初期設定)の場合、64935~65535の範囲で設定されます)。
拒否フロー 有効時間 通常の認証に失敗したデバイスの通信を遮断するためのフローの有効時間を設定します(単位:秒)。0~65535が設定できます。初期設定は30です。0を指定すると、遮断フローを設定しなくなります。
フロー 無通信タイムアウト
(Idle Timeout)
ネットワークから離脱するなどの原因でデバイスからの通信がなくなってからそのデバイスに関連するフローが削除されるまでの時間を設定します(単位:秒)。
0~65535が設定できます。初期設定は300です。0を指定すると、無通信状態になってもフローは削除されなくなります。
OpenFlow コントロールセッションを暗号化します。 OpenFlowスイッチとの接続で使用する通信を暗号化します。
OpenFlowスイッチとの接続方式としてTLSをサポートします。設定を有効にするには、OpenFlowスイッチ側でも暗号化の設定を行う必要があります。
スイッチに自身が送信したパケットを破棄するフローをインストールします。 管理下のOpenFlowスイッチに対し、OpenFlowスイッチ自身が送信したパケットを破棄するフローを登録します。
拒否フローの扱いを通常のフローと同一にします。 拒否フローのタイマーとフローエントリー削除時の動作を設定します。
初期設定はチェックなしです。
  • チェックなし: 拒否フローのタイマーは「拒否フロー有効時間」が設定され、OpenFlowスイッチがフローエントリー削除時にAT-SESCに通知しません。
  • チェックあり: 拒否フローのタイマーは「既定フロー有効時間」と「フロー無通信タイムアウト」が設定され、OpenFlowスイッチがフローエントリー削除時にAT-SESCに通知します。

Note
AT-SESCは既に内部で使用しているポートがあります。使用しているポートについては、付録「AT-SESC内部で使用しているポート番号」をご参照ください。
Note
既定アップストリームポートの設定は、AT-SESCに登録されていないOpenFlowスイッチに対して適用されます。OpenFlowスイッチとして、AlliedWare PlusスイッチとAT-TQシリーズ無線アクセスポイントとが混在している環境では、既定アップストリームポートが設定されていると、ポート番号体系が異なるためフローエントリーが正しく追加されなくなります。
AlliedWare PlusスイッチでOpenFlowポート番号が最も小さいもの以外をアップストリームポートにする場合には、OpenFlowスイッチの登録で個別にアップストリームポートを設定してください。
OpenFlowスイッチの登録については、「OpenFlow スイッチ」/「OpenFlow スイッチ追加」をご参照ください。

表 29:コマンドボタン
項目名
説明
ページ下部
登録 入力したOpenFlow設定を保存します。



メンテナンス

システム設定、認証データベースのバックアップ、復元、システムの再起動などを行います。
Note
システム設定のダウンロード、アップロードは、バックアップと復元を目的とする機能です。ダウンロードしたファイルを改変したり、ご自身で編集したファイルをアップロードしたりしないでください。なお、システム設定のアップロードは、ファイルの内容が正しければ、いずれの拡張子のファイルも指定できます。


■ システム

表 30:コマンド
項目名
説明
システム設定をダウンロードします。 「ダウンロード」ボタンをクリックすると、システム設定をダウンロードします。
システム設定をアップロードし復元します。 「参照」ボタンでシステム設定を選択し、「アップロード」ボタンをクリックすると、選択したシステム設定をアップロードし、復元します。
システム設定を工場出荷時の状態に戻します。 「リセット」ボタンをクリックすると、システム設定を初期設定状態に戻します。

ダウンロード、アップロード、またはリセットされるシステム設定には、対象外となる項目があります。
対象外となる項目については、個別で設定や削除を行ってください。
なお、AT-SESC-APLのLCD画面から「Factory Reset」を実行した場合、Web設定画面からのリセットとは異なり、認証データとともに、対象、対象外を含む上記すべてのシステム設定が削除されます。

Note
ライセンス情報には、基本ライセンス、追加ライセンスが含まれます。
ソフトウェアバージョン1.3.0より前からAT-SESC-APLをお使いの場合は、基本ライセンスは保持され、追加ライセンスのみ削除されます。
ソフトウェアバージョン1.3.0以降のバージョンからAT-SESC-APLをお使いの場合は、基本ライセンス、追加ライセンスとも削除されます。

■ 認証データ

表 31:コマンド
項目名
説明
認証データをダウンロードします。 「ダウンロード」ボタンをクリックすると、認証データをダウンロードします。
認証データを以前の形式でダウンロードします。 「ダウンロード」ボタンをクリックすると、認証データをソフトウェアバージョン1.3.1またはそれ以前の形式でダウンロードします。
認証データをインポートします。 「参照」ボタンで認証データを選択し、「インポート」ボタンをクリックすると、選択した認証データをアップロードし、運用中のAT-SESCに追加します。
この装置上のすべての認証データを削除します。 「リセット」ボタンをクリックすると、この装置上のすべての認証データを削除します。
この装置上の認証データベースを再構築します。 「更新」ボタンをクリックすると、この装置上の認証データベースを再構築します。

Note
認証データはCSV(カンマ区切りテキスト)形式のファイルです。CSVファイルについては、付録「CSVファイル」をご参照ください。
Note
認証データのアップロードを行うと、AT-SESCは認証データに含まれているデバイスのMACアドレスに対応するパケット制御フローを初期化します。
Note
旧形式の認証データのアップロードを行う方法では、既に登録されているデバイスに設定されているセキュリティーポリシーから、ネットワーク、ロケーション、スケジュールの各設定を削除することはできません。削除を行う場合は、該当デバイスを一度削除してから認証データのアップロードを行うか、デバイス更新画面から直接セキュリティーポリシーを更新してください。
■ トラップ監視

表 32:コマンド
項目名
説明
トラップ監視ルールをインポートします。 「参照」ボタンでトラップ監視ルールファイルを選択し、「アップロード」ボタンをクリックすると、選択したトラップ監視ルールファイルをアップロードし、運用中のAT-SESCに追加します。

Note
トラップ監視ルールファイルは、弊社「Secure Enterprise SDNテクノロジー パートナープログラム」を通じて提供されます。パートナープログラムの詳細は、弊社ホームページより「Secure Enterprise SDNテクノロジー パートナープログラム」をご覧ください。
■ システムの起動・停止

表 33:コマンド
項目名
説明
AT-SESCの各種サービスのみ再起動します。 「再起動」ボタンをクリックすると、AT-SESCが動作するサーバー自体は再起動せず、AT-SESC関連のアプリケーションプロセスのみ再起動します。
この装置を再起動します。 「再起動」ボタンをクリックすると、サーバーハードウェア自体を再起動します。
この装置の電源を切ります。 「シャットダウン」をクリックすると、サーバーハードウェアをシャットダウンします。

■ 技術サポート情報

表 34:コマンド
項目名
説明
技術サポート情報をダウンロードします。 「ダウンロード」ボタンをクリックすると、障害時の解析に活用する技術サポート情報をダウンロードします。



システム情報

Note
以前のバージョンからバージョンアップ後に、Web設定画面の内容や操作を行った際のメッセージが正しく表示されない場合があります。その場合は、Webブラウザーの再読み込み、またはWebブラウザーの再起動を行ってください。
Note
ホスト名の変更時、接続中のOpenFlowスイッチとの接続がいったん切断されます。
Note
ソフトウェアバージョン 1.5.0または 1.4.xから「ソフトウェア バージョンダウン」を使用して 1.3.x以前のバージョンに変更後は、ソフトウェアバージョン 1.5.0または 1.4.x以外のバージョンへの変更は行わないでください。
 (例1) v1.2.0 → v1.5.0 → v1.2.0 → v1.4.3 (変更可)
 (例2) v1.2.0 → v1.4.3 → v1.2.0 → v1.5.0 (変更可)
 (例3) v1.2.0 → v1.5.0 → v1.2.0 → v1.3.1 (変更禁止)
 (例4) v1.2.0 → v1.4.3 → v1.2.0 → v1.3.1 (変更禁止)
     ※本手順を実施した場合、Web設定画面にアクセスできなくなることがあります。

なお、ソフトウェアバージョン 1.4.0以降のバージョンに変更する際、以前使用していたソフトウェアのバックアップを1世代分のみ保持します。このため、ソフトウェアバージョン 1.4.0以降のシステムにて、より新しいバージョンに変更後、「ソフトウェア バージョンダウン」を行った状態で、さらに以前のソフトウェアバージョンにバージョンダウンすることはできません。
 (例5) v1.4.3 → v1.5.0 → v1.4.3 → v1.3.1 (変更不可)


■ システム情報

表 35:設定データ
項目名
説明
ホスト名 システムのホスト名です。初期設定は「sesc」です。
ホスト名を変更する場合は、ホスト名を入力して「更新」ボタンをクリックします。
63文字以内で下記の文字が使用可能です。
a-z, A-Z, 0-9, -
ハイフン(-)は先頭には使用できません。
システム起動時間 システムが起動されてからの運用時間です。
データベース同期 AT-SESCを冗長構成し、認証データベースを同期させているかどうかを、無効、同期中、切断中で表示します。

表 36:コマンドボタン
項目名
説明
更新 ホスト名を更新します。


■ ソフトウェア情報

表 37:設定データ
項目名
説明
バージョン インストールされたAT-SESCのソフトウェアバージョンとソフトウェアビルド番号(内部バージョン)を表示します。また、ソフトウェア版のシステムでは「(soft)」、アプライアンス版(AT-SESC-APL)のシステムでは「(apl)」が表示されます。
ビルド日時 インストールされたAT-SESCのソフトウェアが作成された日時です。
ソフトウェア バージョンアップ AT-SESCのソフトウェアバージョンアップを実施するためのボタンです。
新しいソフトウェアを選択して「更新」ボタンをクリックすると、ソフトウェアのバージョンアップが開始されます。バージョンアップが完了すると、自動で装置の再起動が行われます。
ソフトウェア バージョンダウン ソフトウェアのバージョンアップを行った場合に表示されます。
「戻す」ボタンをクリックすると、ソフトウェアを以前のバージョンに戻します。

表 38:コマンドボタン
項目名
説明
更新 選択したソフトウェアイメージをアップロードし、バージョンアップを行います。
戻す ソフトウェアを以前のバージョンに戻します。


■ ライセンス
AT-SESCのライセンス管理を行います。
ライセンスには、基本ライセンスと追加ライセンスがあります。

Note
ソフトウェアバージョン1.3.0より前からAT-SESC-APLをお使いの場合は、工場出荷状態で、OpenFlowスイッチを10台まで管理可能な基本ライセンスが登録されています。
ソフトウェアバージョン1.3.0以降のバージョンからAT-SESC-APLをお使いの場合や、AT-SESCをお客様自身でご用意いただいたPCサーバーでお使いの場合は、別途、基本ライセンスを登録してください。

表 39:検索・並べ替え対象項目
項目
検索
並べ替え
備考
名称  並べ替えは昇順→降順の順の切り替え。初期状態の順に戻す場合は本画面を再読み込みする。
シリアル番号 / 有効期限  並べ替えは昇順→降順の順の切り替え。初期状態の順に戻す場合は本画面を再読み込みする。
スイッチ数  並べ替えは昇順→降順の順の切り替え。初期状態の順に戻す場合は本画面を再読み込みする。

表 40:表示データ
項目名
説明
最大 OpenFlow スイッチ同時接続数 AT-SESCに登録されたライセンスによって接続可能なOpenFlowスイッチの合計を表示します。
名称 ライセンス名を表示します。
シリアル番号 / 有効期限 ライセンスの内部シリアル番号を表示します。
スイッチ数 このライセンスでサポートされるOpenFlowスイッチ数を表示します。

表 41:設定データ
項目名
説明
シリアル番号 ライセンス証書に記載されているシリアル番号を入力します。
認証キー ライセンス証書に記載されている認証キーを入力します。

表 42:コマンドボタン
項目名
説明
削除 選択したライセンスを削除します。
ソフトウェアバージョン1.3.0以前からAT-SESC-APLをお使いの場合、基本ライセンスは削除されません。
登録 ライセンスを登録します。

■ SSL証明書
AT-SESCのSSLサーバー証明書を登録します。
連携アプリケーションを使用するなど、HTTPSを利用して外部ネットワークからアクセスする場合は、信頼できる認証局からSSLサーバー証明書を取得し、AT-SESCにアップロードする必要があります。
SSLサーバー証明書が登録されている場合は、SSLサーバー証明書の概要が表示されます。

表 43:表示データ
項目名
説明
一般名称(CN) Webサーバー(AT-SESC)の一般名称(コモンネーム)を表示します。
組織(O) Webサーバー(AT-SESC)が所属する組織名を表示します。
部門(OU) Webサーバー(AT-SESC)が所属する部門・部署名を表示します。
発行日 SSLサーバー証明書の発行日時を表示します。
有効期限 SSLサーバー証明書の有効期限を表示します。
シリアル番号 SSLサーバー証明書のシリアル番号を表示します。

表 44:コマンドボタン
項目名
説明
SSL証明書のアップロード SSL証明書設定」画面を表示します。
リセット 登録されたSSLサーバー証明書を削除し、初期設定されたAT-SESCの自己署名証明書を復旧します。


SSL証明書設定

SSL秘密鍵、サーバー証明書をアップロードします。


表 46:設定データ
項目名
説明
秘密鍵 アップロードするSSL秘密鍵を選択します。
証明書 アップロードするSSLサーバー証明書を選択します。

表 47:コマンドボタン
項目名
説明
インポート 選択されたSSL関連ファイルをシステムに取り込みます。
キャンセル SSL証明書の設定をキャンセルします。



トラップ監視設定

連携アプリケーションによるネットワーク監視を行う場合に必要な、特定のSyslogメッセージやトラップに対する動作の設定を行います。
また、AT-SESCが受信したSyslogメッセージやトラップを、異なる管理機能を持つホストに転送することができます。
Note
ユーザー定義による任意のSyslogメッセージ/トラップに対する動作を設定することはできません。


■ プロトコル

表 48:設定データ
項目名
説明
Syslog ポート番号 Syslogメッセージの受信ポート番号です。1~65535が設定できます。初期設定は514です。
SNMP Trap ポート番号 SNMPトラップの受信ポート番号です。1~65535が設定できます。初期設定は162です。

Note
AT-SESCは既に内部で使用しているポートがあります。使用しているポートについては、付録「AT-SESC内部で使用しているポート番号」をご参照ください。

■ ネットワーク
監視対象/監視外ネットワーク、SyslogメッセージやSNMPトラップの転送先ホストなどを設定します。
監視対象ネットワークと監視外ネットワークが重複する場合、監視外ネットワークに指定されるノードはトラップ監視の対象外となります。
Note
一部の連携アプリケーションでは、監視対象ネットワーク、監視外ネットワークの設定が無効となるものがあります。

表 49:設定データ
項目名
説明
監視対象ネットワーク Syslogメッセージおよびトラップによる監視の対象とするIPv4ネットワークアドレスを設定します。複数のネットワークアドレスを指定する場合は、セミコロン区切り(;)でネットワークアドレスを入力します。空欄または0.0.0.0/0に設定すると、すべてのネットワークが監視対象となります。初期設定は0.0.0.0/0です。
監視外ネットワーク Syslogメッセージおよびトラップによる監視の対象から除くIPv4ネットワークアドレスを設定します。複数のネットワークアドレスを指定する場合は、セミコロン区切り(;)でネットワークアドレスを入力します。
Syslog 転送先ホスト トラップ監視モジュールが受信したSyslogメッセージを転送するホストを指定します。指定方法は転送先ホストのIPv4アドレスとSyslog待ち受けポート番号をコロン(:)で結合したものを使用します。複数のネットワークアドレスを指定する場合は、セミコロン区切り(;)で入力します。転送先ポートがプロトコルデフォルトポート番号(514)の場合は待ち受けポート番号の指定を省略できます。転送されるSyslogメッセージの送信元アドレスはAT-SESCのアドレスに変更されます。
SNMP Trap 転送先ホスト トラップ監視モジュールが受信したSNMPトラップを転送するホストを指定します。指定方法は転送先ホストのIPv4アドレスとトラップ待ち受けポート番号をコロン(:)で結合したものを使用します。転送先ポートがプロトコルデフォルトポート番号(162)の場合は待ち受けポート番号の指定を省略できます。複数のネットワークアドレスを指定する場合は、セミコロン区切り(;)で入力します。転送されるSNMPメッセージの送信元アドレスはAT-SESCのアドレスに変更されます。


■ ルール
トラップ監視のルールは、トラップ監視設定ファイルを介して更新、追加されます。
初期設定では、弊社アドバンストVPNアクセス・ルーターAT-AR3050S/AT-AR4050SによるUTM(Unified Threat Management)関連機能のトラップ監視ルールが登録されています。

Note
トラップ監視ルールファイルは、弊社「Secure Enterprise SDNテクノロジー パートナープログラム」を通じて提供されます。パートナープログラムの詳細は、弊社ホームページより「Secure Enterprise SDNテクノロジー パートナープログラム」をご覧ください。



メール通知設定

メール通知の設定を行います。
デバイスの認証、遮断などのイベントが発生した際に、設定されたアドレスに対してメールを送信することができます。
また、AT-SESCが受信したSyslogメッセージおよびSNMPトラップの内容は、メール本文に記載して通知されます。
Note
Syslogメッセージ、SNMPトラップのメール記載機能は無効にすることはできません。
Note
メール通知設定の変更時、接続中のOpenFlowスイッチとの接続がいったん切断されます。

メール送信処理はイベント種別ごとに以下のルールでキューイングし、メール送信に失敗した場合は再送を行います。
メール通知機能を使用する場合は、「メール通知を有効にします。」チェックボックスにチェックを入れます。


■ メール通知設定
次のイベント種別ごとに、チェックボックスを使用してメール通知の有効/無効を設定します。
Note
「遮断時にメールを送信します。」「隔離時にメールを送信します。」チェックボックスにチェックが入っている場合、AMFアプリケーションプロキシー機能によって遮断/隔離が行われた場合もメール通知されます。

■ SMTPサーバー設定

表 53:設定データ
項目名
説明
SMTP サーバー メールの送信に使用するSMTPサーバーのIPv4アドレスを入力します。
SMTPポート SMTPサーバーのリスニングTCPポート番号を入力します。
送信者 メール送信者のメールアドレスを入力します。
受信者 メール受信者のメールアドレスを入力します。複数のメールアドレスを指定する場合は、セミコロン区切り(;)でメールアドレスを入力します。
ユーザー名 SMTPサーバーのユーザー名を入力します。
パスワード SMTPサーバーのユーザー名に対応するパスワードを入力します。
暗号化 SMTPサーバーがTLSによる暗号化を使用する場合は、チェックボックスにチェックを入れます。
言語設定 メールの言語を日本語、英語から選択します。

Note
AT-SESCは既に内部で使用しているポートがあります。使用しているポートについては、付録「AT-SESC内部で使用しているポート番号」をご参照ください。
Note
ブラウザーの言語設定が日本語の場合、メールの言語設定を英語に設定した場合でも、メール本文の一部が日本語で表記される場合があります。ブラウザーの言語設定、メールの言語設定ともに英語に設定すると、メール本文が英語表記で送信されます。ただし、認証データに含まれる文字列や、連携する外部アプリケーションから送られるメッセージの表記は、メールにもそのまま表記されます。
Note
AMFアプリケーションプロキシー機能で「パケット破棄」、「リンクダウン」、「IPフィルター」のアクションで遮断された場合にメールを送信する場合は、「遮断時にメールを送信します。」にチェックを入れます。

表 54:コマンドボタン
項目名
説明
SMTPサーバー設定
テストメール送信 設定された情報を用いてテストメールの送信を試みます。
ページ下部
登録 SMTPサーバー設定を登録します。



SESC Log

AT-SESCサービスが出力するログが表示されます。SESC Log画面では、最新1000件までのログを表示できます。
画面右側の一覧から表示したいログの日付を選択することもできます。

表 55:コマンドボタン
項目名
説明
すべてのログのクリア AT-SESCが保持しているすべてのログを消去します。
ダウンロード 直近のログをダウンロードします(最大300,000件)。
更新 SESC Log」画面の内容を最新の情報に更新します。




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