全般的な質問
Q.1
  AT-FTP Serverの特徴は?  
A.1
  通常 FTP サイトと構築する場合、1台のマシンに対し 1FTP サイトを構築しますが、AT-FTP Server は1台のマシンに複数の FTP サイトを構築できます。  
Q.2
  動作確認済み FTP クライアント?  
A.2
 
  • AT-FTPpro (アライドテレシス株式会社 CentreNET(R) AT-TCP/32 および CentreNET(R) AT-TCP/32 Light に同梱)
  • Wftp(アライドテレシス株式会社 CentreNET(R) PC/TCPに同梱)
  • Windows95/WindowsNT 搭載の FTPクライアント(マイクロソフト株式会社)
  • Internet Explorer での FTP(マイクロソフト株式会社)
  • Netscape Communicator 4.01 (日本ネットスケープ・コミュニケーションズ株式会社)
  • Netscape Navigator (日本ネットスケープ・コミュニケーションズ株式会社)
 
Q.3
  AT-FTP Server はクライアントライセンスは必要ですか?  
A.3
  不要です。
ご購入のパッケージは 登録ユーザ数に制限がありません。
 
Q.4
  Microsoft が主張する WindowsNT のクライアントアクセスライセンスは必要ですか?  
A.4
  Microsoft が主張するクライアントライセンスについては、WindowsNT 使用許諾書に記載されているとおりですのでそちらをご参照ください。  
Q.5
  別の FTP サーバが実行されているマシン上に AT-FTP Server をインストールすることはできますか?  
A.5
  可能です。 ただし、使用する ポート番号を変更する必要があります。デフォルトでは、AT-FTP Server は、ポート番号 21 を使用しますが、 この値は、コントロールパネルの AT-FTP Server アプレットを使って簡単に変更できます。 他の FTP サーバと同時に稼動させるには、これらのポート番号を変更すれば可能ですが、クライアントもそのポート番号を意識しなければなりません。  
Q.6
  Windows NT 3.51 の環境からWindows NT 4.0への移行での注意点は?  
A.6
  AT-Mail Server がインストールされている Windows NT 3.51 の環境から Windows NT 4.0 へのアップグレードする場合、Windows NT 3.51 での環境がそのまま引き継がれますので、Windows NT4.0 のセットアップ以外に設定する必要はありません。

※別ディレクトリに Windows NT4.0 をインストールする場合は除きます。
 
  設定に関する質問
Q.7
  複数の仮想 FTP サーバーを設定したいのですが、どのようにすればよいのですか?  
A.7
  仮想 FTP サーバーはポート番号を変更して設定する場合と、IP アドレス毎に設定する場合の2種類あります。



  • ポート番号を変更する場合:

    AT-FTP Server のアプレットの「一般的な設定」のページでポート番号を設定することにより仮想 FTP サーバーを立ち上げることが可能です。
    ※クライアントも接続先のポート番号を変えてアクセスする必要があります。
  • IP アドレス毎に設定する場合:

    WindowsNT で設定した IP アドレス毎に仮想 FTP サーバーと立ち上げることが可能です。
    AT-FTP Server のアプレットの「一般的な設定」のページのサーバアドレスの欄に WindowsNT に登録した全ての IP アドレスが自動的に表示されますので、その中から選択するだけで設定が可能です。
 
Q.8
  アクセス権について教えてください。  
A.8
  AT-FTP Server では仮想 FTP サイト毎に"デフォルトのアクセス権"、"グループ毎のアクセス権"、"ユーザー毎のアクセス権"が設定できます。



  • デフォルトのアクセス権:

    仮想FTPサイトのデフォルトのアクセス権となります。
  • グループ毎のアクセス権:

    仮想FTPサイト内でグループを設定した場合にそのグループに対してアクセス権を付加することが可能です。
  • ユーザー毎のアクセス権:

    ユーザー毎にアクセス権を付加することができます。


アクセス権の優先順位は、優先順位の低い順から



  1. "デフォルトのアクセス権"
  2. "グループ毎のアクセス権"
  3. "ユーザー毎のアクセス権"


となり"ユーザー毎のアクセス権"が最優先されます。

※上記設定をしない場合はデフォルトで全てのファイルが読み出しのみ可能となります。

 
Q.9
  匿名ログインの設定方法を教えてください。  
A.9
  匿名ログインでは"パスワードなし"、"パスワードに任意の文字列を要求"、"パスワードにメールアドレスを要求"の3つのパターンで設定が可能です。詳しくはマニュアルまたはオンラインヘルプを参照ください。




  • パスワードなし:

    クライアントは、ユーザ名anonymousとしてログインできます。このときパスワードを入力する必要はありません。
  • パスワードに任意の文字列を要求:

    クライアントは、ユーザanonymousとして接続要求したとき、何らかの文字をパスワードとして入力し、ログインできます。
  • パスワードにメールアドレスを要求:

    クライアントは、ユーザanonymousとして接続要求したとき、パスワードとして自分の電子メールアドレス(例:user@host.domain)を入力し、ログインできます。
 
Q.10
  ユーザー名を設定する箇所が何カ所かありますがそれぞれどのような違いがあるのですか?  
A.10
  ユーザー名を設定するページは"ユーザ管理"、"ユーザログオン"、"匿名ログイン"、ユーザ毎アクセス制御"の4カ所あります。



  • ユーザ管理:

    FTP サーバーに登録するユーザーを登録いたします。クライアントからは、このユーザ名でログインできます。ユーザには、NT のユーザをそのまま使用する場合と、AT-FTP Server 独自のユーザを利用する方法があります。
  • ユーザログオン:

    AT-FTP Server 独自のユーザを利用する場合に必要です。

    仮想 FTP サーバーはクライアントからログインした場合 WindowsNT のユーザー権限で動作いたします。そのためここで設定するユーザー名は WindowsNT のアカウントとFTPサーバーのアカウントを結びつけるための設定となります。これを設定することにより、FTP ユーザとしてログイン要求があったとき、仮想 FTP サーバは、ここで指定された NT ユーザとして動作し、ディレクトリやファイルをアクセスします。

    「ユーザ管理」で AT-FTP Server 独自のユーザとして登録しそのユーザ名でログインするとき、このページで指定する NT ユーザを代理としてログインします。

    ※設定しない場合は SYSTEM アカウントとして動作いたします。
  • 匿名ログイン:

    ユーザ名 anonymous としての匿名ログインを使用する場合に必要です。

    仮想 FTP サーバーはクライアントからログインした場合 WindowsNT のユーザー権限で動作いたします。そのためここで設定するユーザー名は WindowsNT のアカウントと anonymous アカウントを結びつけるための設定となります。これを設定することにより、FTP ユーザとしてログイン要求があったとき、仮想 FTP サーバは、ここで指定された NT ユーザとして動作し、ディレクトリやファイルをアクセスします。ユーザ名を anonymous としてログインするとき、このページで指定する NT ユーザを代理としてログインします。

    ※設定しない場合は SYSTEM アカウントとして動作いたします。
  • ユーザ毎アクセス制御:

    ユーザー単位でのアクセス権の設定を行います。これを設定するとこのアクセス権が最優先されます。
 
  動作に関する質問
Q.11
  ログが満杯になった場合どのような動作をいたしますか?  
A.11
  「高度な環境設定」ページの「ログファイルの大きさ(KB)」で指定された大きさに達すると、新しいログファイルが生成されます。

ログファイルの書き込み先ディスクが満杯になると、書き込みが行えなくなるためログファイルにはそれ以上のログ情報は追加されません。

※ハードディスクの容量に関しては十分な見積もりによりシステム設計を行ってください。 ハードディスクの容量が少なくなってきた場合はWindowsNTにより警告が発せられますのでNTのエクスプローラ(NT 3.51 ではファイルマネージャ) でディスクの残量を確認してください。
 
 WindowsNT の設定に関する質問
Q.12
  Windows NT では IP アドレスを複数設定可能ですが、どのように設定すれば良いのでしょうか?  
A.12
  コントロールパネルの「ネットワーク」の設定を使い、その WindowsNT マシンに複数のホスト名 と それぞれに対応したIPアドレスを割り当てることができます。

すべての各ホスト名と IP アドレスは、DNS に登録する必要があります。DNS に登録する方法は、それぞれのホスト名と IP アドレスが異なる PC に割り当てられる場合と同じです。

仮想 FTP サーバごとに 上記での IP アドレスを割り当てることで、クライアントからは、仮想的に異なるマシンに接続するように見せかけることができます。
 
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