< CentreNET AT-TCP/32 Light Version 1.1 pl 1> 1998年2月 アライドテレシス株式会社 □ はじめに □ この度は、CentreNET AT-TCP/32 Light Version 1.1 をお買い上げ頂き、 誠にありがとうございます。 この文書は、CentreNET AT-TCP/32 Light Version 1.1 のユーザーズガ イド、リリースノートの補足説明や、最新の情報を提供するものです。 この文書には、以下の項目について記載されています。 ・Windows95上でご使用の方へ ・WindowsNT上でご使用の方へ ・AT-TCP/32 Light環境設定ユーティリティについて ・アンインストーラ ・Ver 1.0 pl0 から Ver 1.1 pl0への変更点 ・Ver 1.1 pl0 から Ver 1.1 pl1への変更点 ・注意事項 □ Windows95上でご使用の方へ □ (1) TCP/IPの設定 CentreNET AT-TCP/32 Lightは、Windows95に標準添付されている TCP/IP プロトコルの上で動作します。TCP/IPが設定されていない場合 には、インストール時にその旨メッセージが表示されますので、 Windows95 のオンラインマニュアルや、書籍等をご参照の上 TCP/IPを 設定してください。 なお、リリースノートにTCP/IPの設定の概要が記載されております のでご参照ください。 (2) HOSTSファイル Windows95のTCP/IPプロトコルが使用するHOSTSファイルはWindows95 がインストールされているディレクトリに置かれます。DNSを使用しな い場合や、AT-TCP/32 Lightのアプリケーションでよく使用するホスト のリストを参照できるようにしたい場合は、ウィンドウズディレクトリ にインストールされている HOSTS.SAM を参考にしてHOSTSファイルを 作成してください。 (3) マルチユーザ環境 Windos95ではデフォルトでは設定情報をユーザごとに持つようになっ ていません。ログインユーザごとに別々の設定を行って使用するため には、コントロールパネルの「パスワード」アプレットの「ユーザ別 の設定」で、「ログイン時に各ユーザのデスクトップ設定に変更する」 をチェックしてください。 □ WindowsNT上でご使用の方へ □ (1) TCP/IPの設定 CentreNET AT-TCP/32 Lightは、WindowsNTに標準添付されている TCP/IP プロトコルの上で動作します。TCP/IPが設定されていない場合 には、インストール時にその旨メッセージが表示されますので、 WindowsNT のオンラインマニュアルや、書籍等をご参照の上 TCP/IPを 設定してください。 (2) HOSTSファイル WindowsNTのTCP/IPプロトコルが使用するHOSTSファイルはWindowsNT がインストールされているディレクトリを'\WINNT35'とすると、 '\WINNT35\SYSTEM32\DRIVERS\ETC'に置かれます。DNSを使用しない場合 や、AT-TCP/32 Lightのアプリケーションでよく使用するホストのリスト を参照できるようにしたい場合は、そのディレクトリにあるHOSTSに必要 なエントリを追加してください。 □ AT-TCP/32 Light環境設定ユーティリティについて □ AT-TCP/32 Lightには、アプリケーションが共通で使用する設定情報を 変更するために環境設定ユーティリティが添付されています。通常は インストーラによって設定されたデフォルト値を変更する必要はありま せん。各アプリケーションのオンラインヘルプに「環境設定ユーティリ ティで変更できます」と記載されている設定項目を変更したい場合は、 AT-TCP/32 Lightのインストール先ディレクトリの 'ATKKINI.EXE'を エクスプローラ、プログラムマネージャなどで起動してください。 □ アンインストーラ □ (1) 削除されるファイル等 AT-TCP/32 Light Version 1.1 は、Windows95/NT標準のアンインス トール機能を使用してアンインストールを行います。このアンインス トーラはインストール時に作成されたファイルおよび設定情報のみを 削除します。そのため、インストール先にお客様が作成したアプリケ ーションの設定ファイルやシステム内に保存されている設定情報は 削除されません。 アンインストール後に同じインストール先に再インストールを行う と前回の設定情報がそのまま引き継がれます。 (2) アンインストール後の再インストール アンインストールをAT-TCP/32 Lightのアプリケーションが動作中に 行うとその場では使用中のファイルを削除することができません。 そのため、そのファイルがWindows95/NTを再起動した際に削除される ように設定して終了します。この時にそのインストール先に再インス トールを行うと、再インストールしたファイルが再起動時に削除される ことがあります。アンインストール後に再インストールを行う場合には、 安全のため Windowsを再起動してください。 □ Ver 1.0 pl0 から Ver 1.1 pl0への変更点□ (1) インストーラ カスタムインストールを追加しました。 (2) Ftpクライアント ・ファイル転送の高速化を行いました。 ・ホスト種別を追加しました。 (3) 電子メール ・暗号化エンジンPGPのフロントエンドを追加しました。 ・複数の添付ファイルを可能にしました。 ・フォルダ管理機能を追加しました。 (4) VT端末エミュレータ ファイル転送のプロトコルにBPLUSを追加しました。 (5) Windows NT4.0対応 AT-TCP/32 TCP/IPアプリケーションをWindows NT4.0に対応しました。 □ Ver 1.1 pl0 から Ver 1.1 pl1への変更点□ (1) 電子メール 暗号化エンジンPGP を Microsoft Internet Explorer (IE) 4.0 と 同時に使用するとハングする障害を修正しました。 (2) VT端末エミュレータ 「タイマ関連」ダイアログに「システム時間変更時の確認メッセージを表示しない」オプションを 追加しました。 (3) Ftpクライアント ・リスト形式に グループフィールドがないもの(日立 HI-UX) に対応しました。 ・複数ファイルをメニューからコピーしてペーストすると、1つしかファイルがペーストされない 障害を修正しました。 ・「SITE コマンドを使用」および「プロキシ OPEN コマンドを使用」オプション用 に それぞれ「ユーザ情報の使用」チェックボックスを追加しました。 ・ローカルフィルタでは、大文字小文字を区別しないように修正しました。 ・「拡張コマンドの追加使用」オプションを追加しました。 ・日時が不明なファイルを表示するときは、「不明」と表示するようにしました。 ・日付の表示内容を「作成日時」から「最終書き込み日時」に変更しました。 ・アイコンで表示するとき、共有情報も表示されるように修正しました。 ・Windows NT 形式で AM/PM 時間が正しく表示されない件を修正しました。 ・CWD/PWD/MKD/RMD コマンドでエラーが発生した時に、X 付きの拡張コマンドを実行する オプションを追加しました。 ・ファイルを読み込んだ時に日付情報が取得できなかった場合、ファイルの日付を 書き込まないように修正しました。 ・「FTPサーバ」ダイアログの「ユーザ名の入力:」にアクセスキーを追加しました。 ・「FTPセッションを開く」ダイアログの「FTP セッション名」にアクセスキーを追加しました。 ・「FTPセッションの削除」メニューのアクセスキーを 'C' から 'E' に変更しました。 ・ ファイアウォール使用時のオプション、および、以前のオプションを使用するモードを 追加しました。 ・「最新の情報に更新」メニューにアクセスキーを追加しました。 (4) プリントサーバ ・日本語フォントを使用して印字した時に印字サイズの算出の誤りを修正しました。 □ 注意事項 □ (1) インストーラ カスタムインストールを行うと設定したコマンドを追加インストール します。チェックされていないコマンドの削除は行いませんのでご注意 ください。一度インストールしたコマンドを消す場合はアンインストー ラをご使用ください。また、Version 1.0が既にインストールされている 場合にはカスタムインストールはご利用できません。フルインストール を行うか、またはVersion 1.0をアンインストールし再度インストーラを 起動してください。 (2) 電子メール ・電子メールの送信時に暗号化を選択した場合、本文のみを暗号化します。 添付ファイルは暗号化されませんのでご注意ください。 ・暗号機能を利用するためのPGPの公開鍵一覧で、公開鍵をインポート/エクスポートする ファイル名および ディレクトリ名は、すべて、8文字以内(8.3形式)としてください。 また、そのパスは、256文字以内にしてください。 (3) プリンタリダイレクト機能(AT-PRINT95) 1) Windows95 からの印刷について LPD サーバーにおいて、漢字変換などの「データ変換を行わない」プリ ンタエントリを用意し、Windows95 での「プリンタの追加」時、そのエン トリへ印刷データが出力されるように設定してください。 2) プリンタに印刷が出力されない場合 LPD サーバーによってはデータファイルを送信する前にコントロール ファイルを送信しなければ印刷されない(エラーになる)場合がありま す。このような場合には、AT-PRINT95 プロパティ「コントロールファイルを先に 送信する」をチェックしてください(チェックマークありにする)。 デフォルトでは「コントロールファイルを先に送信する」はチェックされていませ ん(データファイルを先に送信します)。 3) Windows95 「MS-DOS プロンプト」からの印刷について ・Windows95 「MS-DOS プロンプト」で、MS-DOS のプリンタリダイレクト 機能(例: copy file LPT1, dir > LPT1 など)を使用する場合、リダ イレクト先として UNC 名を使用することはできません。 使用できる例 copy file LPT1 dir > LPT1 使用できない例 copy file \\server\lp dir > \\server\lp ・Windows95 「MS-DOS プロンプト」で、MS-DOS のプリンタリダイレクト 機能を使用した場合、「漢字」が正しく印刷されない場合があります。 Windows95 「MS-DOS プロンプト」で、MS-DOS のプリンタリダイレクト 機能での「漢字」印刷については、パソコンにプリンタを直接接続し 確認してください。詳細については、Windows95 パッケージなどに記載 されている Windows95 サポート窓口へお問い合わせください。 4) サーバー名について LPD サーバー名をフルドメイン名で入力、指定した場合、Windows95 の「リソース名チェック」処理でエラーとなる場合があります。その ような場合は、DNS や hostsファイルを使用してサーバーのエリアス 名のみを入力してください。("server.domain.co.jp" のように入力 した場合、サーバー名中にドット文字"." を使用すると、Windows95 の「リソース名チェック」処理でエラーとなる場合があります。) 5) Windows95 の NET コマンドについて NET コマンドを使用して、AT-PRINT95 は操作できません。 "NET USE" 等の NET コマンドの使用はサポートしておりませんので、 ご注意ください。 6) クライアントの共存について AT-PRINT95 と「Microsoft ネットワーク クライアント」や「Novell NetWare」 など他クライアントと同時使用する場合、ネットワークリソース名 (サーバー名など)の検索順序は、Windows95 に依存しています。 たとえば、「Microsoft ネットワーク」サーバー名と LPD サーバー名に 同一名を使用すると、そのサーバーには「Microsoft ネットワーク クライアント」 からのみ認識可能となり AT-PRINT95 の機能が使用できない場合があ ります。 UNIX 上で動作する SMB サーバーなどをご使用の場合は、ご注意く ださい。1つのサーバーに LPD サーバーと SMB サーバーの機能を 搭載し、同一サーバー名を付与すると、先に SMB サーバーと認識され、 AT-PRINT95 からアクセスできません。使用する各プロトコル毎に サーバー名を別個に設定してください。 7) プロトコルの共存について AT-PRINT95 は、「Microsoft TCP/IP」以外では、ご使用にならない でください。「IPX/SPX 互換プロトコル」など他のプロトコルと併用、共存 したい場合は、「コントロールパネル」-->「ネットワーク」の「ネットワークの設定」ページ で「TCP/IP」以外の各プロトコルのプロパティを開き、「バインド」状態 から AT-PRINT95を外してください(チェックマークなしにする)。 これにより、若干のパフォーマンス向上が期待されます。 - 以上 -