[index] CentreCOM 8316XL/8324XL コマンドリファレンス 2.7

ADD LACP PORT

カテゴリー:スイッチング / LACP(IEEE 802.3ad)


ADD LACP PORT={port-list|ALL} [ADMINKEY=0..65535] [PRIORITY=0..65535] [MODE={ACTIVE|PASSIVE}] [PERIODIC={FAST|SLOW}]

port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)


指定したスイッチポートをLACPの管理下に置く(該当ポートでLACPを有効にする)。

ただし、手動設定したトランクポート(CREATE SWITCH TRUNKコマンド、ADD SWITCH TRUNKコマンド)とHalf Duplexで動作しているポートではLACPを使用できないため、これらのポートは(本コマンドで指定したとしても)自動的にLACPの管理下から外される。

なお、デフォルトでは、すべてのスイッチポートがLACPの管理下に置かれている。



パラメーター

PORT: ポート番号。

ADMINKEY: LACPポート鍵の元となる値を指定する(ポート鍵の値そのものではない)。LACPでは、対向機器、所属VLAN、通信速度、ポート鍵のすべてが等しいポート群で1つのトランクグループを構成する。したがって、本来なら1つのトランクグループを構成するポート群を複数のグループに分けたい場合は、グループごとに異なるADMINKEYを設定すればよい。なお、ADMINKEYは自機内でのみ意味を持つ(対向機器と同じに設定する必要はない)。デフォルトは1。

PRIORITY: LACPポートプライオリティー。小さいほど優先度が高い。使用可能なLACPポートの数がトランクグループの最大ポート数(8ポート)よりも多い場合、本パラメーターの小さいポートほどメンバーに選ばれる可能性が高くなる。なお、ポートプライオリティーが等しい場合は、ポート番号の小さいほうが優先的に使用される。また、メンバーに選ばれなかったポートはスタンバイ状態となり、現行のメンバーポートがリンクダウンするときに備えて待機する。デフォルトは32768。

MODE: LACPポートの動作モード。ACTIVE(PERIODICパラメーターで設定した間隔でLACPパケットを自発的に送信する)、PASSIVE(対向ポートからLACPパケットを受信したときだけLACPパケットを送信する)から選択する。デフォルトはACTIVE。

PERIODIC: ACTIVEモード時のLACPパケットの送信間隔。FAST(1秒)、SLOW(30秒)から選択する。デフォルトはFAST。



ポート1〜4をLACPの管理下に置く。
ADD LACP PORT=1-4



関連コマンド

DELETE LACP PORT
SET LACP PORT
SHOW LACP PORT




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