[index] CentreCOM 8316XL/8324XL コマンドリファレンス 2.7

運用・管理/ソフトウェア


  - ファイル名
   - ファームウェアファイル(リリースファイル)
   - パッチファイル
   - ファームウェアインストーラーにおけるバージョン表記
  - ファームウェアファイル(リリースファイル)の有効化
  - インストール(ファームウェア構成)情報
  - フィーチャー(追加機能)ライセンス


本製品のソフトウェアについて説明します。

 

ファイル名

本製品のソフトウェアは、ファームウェアファイル(リリースファイル)とパッチファイルで構成されています。バージョンによりパッチファイルがないこともあります。

 

ファームウェアファイル(リリースファイル)

ソフトウェアの本体です。ファームウェアファイルのバージョンは、ピリオドで区切られた3つの数字「major.minor.interim」(例:バージョン2.7.7)の形式で表されます。「major」はメジャーバージョン番号、「minor」はマイナーバージョン番号です。「interim」は、不具合修正などのために提供されていたパッチファイルがファームウェアに反映された時点で加算されます。

本製品のファームウェアファイルは、「83rrr-mm.REZ」というファイル名で提供されます。「83」は適用機種を表します。「rrr」は「major.minor.interim」からピリオドを取り除いた3桁の数値です。「-mm」は、パッチバージョン番号で、不具合修正時に加算されます。拡張子「.REZ」は圧縮された形式のリリースであることを示します。

Note - ファームウェアバージョン2.6.2以前のファームウェアファイルは、「83s-rrr.REZ」というファイル名で提供されます。「83s-」は適用機種を表します。「rrr」は「major.minor.interim」からピリオドを取り除いた3桁の数値です。拡張子「.REZ」は圧縮された形式のリリースであることを示します。


 

パッチファイル

パッチファイルは、ファームウェアに対する暫定的な不具合修正のために使用され、「83rrr-pp.PAZ」というファイル名で提供されます。パッチファイル名は、適用機種を示す「83」、パッチの対象となるリリースのバージョン番号「rrr」、パッチ番号「pp」で構成されます。パッチ番号は「01」から始まります。たとえば「83s-262.REZ」に対して、初めて提供されるパッチは「83262-01.PAZ」となります。最新のパッチファイルは、パッチ番号「01」から不具合修正された内容のすべてを含む形式で提供されます(対象となるファームウェアに適用可能なパッチファイルは1つだけです)。拡張子「.PAZ」は圧縮された形式のパッチファイルであることを示します。パッチファイルはファームウェアバージョン2.7.3以降は提供されません。


 

ファームウェアインストーラーにおけるバージョン表記

ファームウェアインストーラーでは、バージョン番号を「major.minor.interim PLpp」のように表します。各数値は上記の各ファイル説明での項目と同様です。ただし、「pp」の十の位の桁の「0」は表記しません(例「2.7.7 PL1」)。


 

ファームウェアファイル(リリースファイル)の有効化

ファームウェアを使用するためにはライセンスが必要です。ファームウェアファイルをフラッシュメモリーにダウンロードしても、ライセンス情報を入力して有効化するまでは使用できません。
ただし、ファームウェアバージョン2.7.3-06以上が動作している機器では、本操作は行う必要がありません。SET INSTALLのみで有効化は完了します。2.6.2以下のファームウェアが動作している場合のみ、有効化操作が必要です。

Note - 以下の作業はファームウェアインストーラーが自動的に行いますので、通常は必要ありません。

ファームウェアを有効化するには、ライセンスパスワードとバージョン番号の情報が必要です。ここではバージョン番号を「major.minor.interim」の形式とします。

■ ファームウェアの有効化にはENABLE RELEASEコマンドを使います。


NUMBERパラメーターに指定する値「x.y」は、次のようにして求めます。

■ ファームウェアライセンスの情報はSHOW RELEASEコマンドで見ることができます。



 

インストール(ファームウェア構成)情報

起動時にロードすべきファームウェアファイルとパッチファイルは、「インストール」情報としてシステムに保存されています。

インストール情報には以下の3種類があります。

表 1
TEMPORARY 一度しか使用されないテスト用インストール情報
PREFERRED 通常使用するファームウェアとパッチファイルの情報
DEFAULT 緊急時に使用するインストール情報。EPROM上のファームウェアから起動する


Note - 以下の作業はファームウェアインストーラーが自動的に行いますので、通常は必要ありません。


■ 起動時に使用するファームウェアはSET INSTALLコマンドで設定します。以下はファームウェアがバージョン2.7.7の例です。


■ ファームウェアがバージョン2.6.2以前の場合は、次のように指定します。


■ インストール情報を削除するにはDELETE INSTALLコマンドを使います。


■ インストールの設定情報を確認するにはSHOW INSTALLコマンドを使います。



 

フィーチャー(追加機能)ライセンス

本製品では、付加的な機能をライセンス制で提供しています。これらの追加機能を使用するためには、フィーチャーライセンスを購入し、ライセンスを有効化する必要があります。詳細については、ライセンス付属の文書をご覧ください。

■ フィーチャーライセンスを有効化するには、ENABLE FEATUREコマンドを使います。


■ 現在有効化されているフィーチャーの一覧はSHOW FEATUREコマンドで確認できます。











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