[index] CentreCOM 8624EL コマンドリファレンス 2.8

IP/DNSリレー


  - 基本設定
  - DNSキャッシュ


DNSリレーは、本製品に対するDNSリクエストを、(実際の)DNSサーバーにリレーする機能です。クライアント側で本製品をDNSサーバーに指定しておけば、サーバーのアドレスが変更されても、本製品に設定されているサーバーアドレスを変更するだけですむため、管理・保守効率が向上します。

また、DNSキャッシュ機能を併用することにより、DNSサーバーへの問い合わせ回数を減らすことができます。

 

基本設定


  1. DNSサーバーのアドレスを設定します。


  2. DNSリレー機能を有効にします。


設定は以上です。

これで本製品宛てのDNSリクエストが実際のDNSサーバー(192.168.10.5)に転送されるようになります。

 

DNSキャッシュ

DNSキャッシュ機能は、DNSサーバーからの応答を本製品のメモリーに保存しておくことで、2回目以降DNSサーバーへの問い合わせを行わずにメモリー上の情報を参照する機能です。DNSキャッシュは、本製品自身がアドレス解決する場合とDNSリレー機能で別ホストの要求を処理するときの両方で有効です。

DNSキャッシュ機能はデフォルトではオフになっています。DNSキャッシュ機能をオンにするには、SET IP DNS CACHEコマンドのSIZEパラメーターで、キャッシュエントリー容量を0以外に設定します。

■ DNS情報を100個まで保持できるようにするには、次のようにします。


Note - キャッシュエントリーは100個当たり約30KBのメモリーを消費します。

■ キャッシュエントリーの有効期限はSET IP DNS CACHEコマンドのTIMEOUTパラメーターで設定します。有効範囲は1〜60分。デフォルトは30分です。


■ キャッシュサイズ、登録エントリー数などの情報は、SHOW IP DNSコマンドで確認できます。


■ キャッシュテーブルの内容は、SHOW IP DNS CACHEコマンドで確認できます。








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