[index] CentreCOM 9600/8600シリーズ コマンドリファレンス 2.2

ADD VRRP MONITOREDINTERFACE

カテゴリー:VRRP / 一般コマンド
対象機種:8624、9606


ADD VRRP=vr-identifier MONITOREDINTERFACE=vlan-if [NEWPRIORITY=1..254]

vr-identifier: バーチャルルーターID(VRID。1〜255)
vlan-if: VLANインターフェース(VLAN-nameかVLANvidの形式。nameはVLAN名、vidはVLAN ID)


バーチャルルーターの動作に不可欠なVLANインターフェース(バックボーン接続用VLANなど)を監視対象インターフェースとして設定する。

監視対象のVLANインターフェースがダウンすると、バーチャルルーターの優先度が引き下げられる。監視対象インターフェースが再びアップしたときは、優先度も元の値に復帰する。

1つのバーチャルルーターに対して複数の監視インターフェースが設定されており、複数のインターフェースが同時にダウンした場合は、最も小さいNEWPRIORITY値が採用される。



パラメーター

VRRP: バーチャルルーターID(VRID)

MONITOREDINTERFACE: 監視対象VLANインターフェース。通常はバックボーンなどに接続するVLANインターフェース(アップリンク用VLAN)を指定する。バーチャルルーターとしてのサービスを提供しているVLANインターフェース(CREATE VRRPコマンドのOVERパラメーターで指定したもの)とは別のインターフェースでなくてはならない。

NEWPRIORITY: 監視対象インターフェースがダウンしたときのルーター優先度。アップリンクVLANがダウンしたときに優先度を下げ、他のルーターにマスターの地位をゆずるためのパラメーター。デフォルトは50。監視対象インターフェースが復旧すると、優先度も元の値に復帰する。



VRID=1の監視インターフェースとしてvlan-uplinkを指定する。vlan-uplinkがダウンした場合はVRID=1の優先度を90に引き下げ、他のスイッチがマスターになるようにする。
ADD VRRP=1 MONITOREDINTERFACE=vlan-uplink NEWPRIORITY=90



備考・注意事項

1つのバーチャルルーター(VRID)に設定できる監視インターフェースは最大60個。



関連コマンド

CREATE VRRP
DELETE VRRP MONITOREDINTERFACE
DESTROY VRRP
SHOW VRRP



参考

RFC2338, Virtual Router Redundancy Protocol


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