[index] CentreCOM 9600/8600シリーズ コマンドリファレンス 2.2
- ARP(Address Resolution Protocol) - IP(Internet Protocol) - TOS(Type of Service)フィールドのフォーマット - Flagsフィールドのフォーマット - IPオプション - おもなIPプロトコル番号 - ICMP(Internet Control Message Protocol) - Echo Reply(タイプ0) - Destination Unreachable(タイプ3) - Source Quench(タイプ4) - Redirect(タイプ5) - Echo(タイプ8) - Router Advertisement(タイプ9) - Router Solicitation(タイプ10) - Time Exceeded(タイプ11) - Parameter Problem(タイプ12) - Timestamp(タイプ13) - Timestamp Reply(タイプ14) - Information Request(タイプ15) - Information Reply(タイプ16) - Address Mask Request(タイプ17) - Address Mask Reply(タイプ18) - TCP(Transmission Control Protocol) - UDP(User Datagram Protocol) - おもなWell-knownポート - IPアドレス - IPアドレスクラス一覧 - プライベートIPアドレス - 可変長サブネットマスク - マルチキャストグループアドレス
ARP(Address Resolution Protocol) |
HW Type | 2 | ハードウェアタイプ。データリンクの種類を示す。Ethernetは1 |
PF | 2 | プロトコルファミリー。IPは0x0800 |
HWAddrLen | 1 | ハードウェアアドレス長。データリンクアドレス(MACアドレス)の長さ(オクテット)を示す。Ethernetは6オクテット。 |
ProtoAddrLen | 1 | プロトコルアドレス長。IPは4オクテット。 |
Op | 2 | オペレーションコード。1=Request(ARP要求)、2=Reply(ARP応答)。3と4は別プロトコルRARP(Ethernetプロトコルタイプ0x8035)のメッセージで3=Request Reverse(RARP要求)、4=Reply Reverse(RARP応答)) |
Source HWAddress | 6 | 送信元MACアドレス。 |
Source ProtoAddr | 4 | 送信元IPアドレス。 |
Dest. HWAddress | 6 | 宛先MACアドレス。Requestではそもそも不明なので0または前回使ったバッファーの内容が入る。Requestの受信側はこのフィールドを無視する。 |
Dest. ProtoAddr | 4 | 宛先IPアドレス。Requestでは解決対象のIPアドレスが入る。 |
IP(Internet Protocol) |
Ver(Version) | 4 | IPプロトコルのバージョン番号。IPv4では4 |
IHL(Internet Header Length) | 4 | IPヘッダー部分の長さ。32ビットワード単位で表す。最小値は5ワード(20オクテット)。オプションフィールドが含まれる場合はこれよりも長くなる。最大値は15ワード(60オクテット) |
TOS(Type of Service) | 8 | サービスタイプ。3ビットの優先度(precedence)フィールドと、4ビットの(狭い意味での)TOSフィールド、1ビットの未使用フィールドからなる。TOSフィールドは、遅延(Delay)、スループット(T)、信頼性(R)、金銭コスト(M)に対する要求を示すビットフラグ4つからなる。 |
Len(Total Length) | 16 | データグラムの全長(ヘッダー+データ)。オクテット単位で表す。16ビットなので最大値は65535。すべてのIPホストは、少なくとも576オクテットまでのデータグラムを受け取れなくてはならない。 |
Id(Identification) | 16 | データグラムを識別するための番号(ID) |
Flags | 3 | フラグメント制御フラグ。Flagsフィールドのフォーマットを参照。 |
Fragment Offset | 13 | フラグメントオフセット。データ部分がフラグメント内のどの位置に属するかを示す。64ビット(8オクテット)を1単位として表す。 |
TTL(Time to Live) | 8 | データグラムの生存期間。単位は秒だが、現実には単なるホップカウントとして扱われている。ルーターを経由するごとに(少なくとも)1ずつ減算される。0になった場合は破棄される。 |
Protocol | 8 | 上位プロトコル番号。おもなIPプロトコル番号を参照 |
Header Checksum | 16 | ヘッダー部分のチェックサム。各ルーターで再計算される(TTLが減算されるため) |
Source Address | 32 | 始点IPアドレス。ユニキャストアドレスでなくてはならない。 |
Destination Address | 32 | 終点IPアドレス。ユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャストアドレスが入る。 |
Options | 可変 | オプションフィールド |
Padding | 可変 | パディング。ヘッダー長が32ビットの整数倍になるように調整するためのもの。0〜3オクテットの可変長。 |
Data | 可変 | データ |
TOS(Type of Service)フィールドのフォーマット |
Precedence | 3 | データグラムの優先度。0(低)〜7(高)で示す。 |
D(Delay) | 1 | 遅延フラグ。1のときは少ない遅延で送信することを示す。 |
T(Throughput) | 1 | スループットフラグ。1のときは高スループットを確保することを示す。 |
R(Reliability) | 1 | 信頼性フラグ。1のときは高い信頼性を与えることを示す。 |
M(Monetary Cost) | 1 | 金銭的コストフラグ。1のときは金銭的コストを最小限に抑えることを示す。 |
0(not used) | 1 | 未使用。常に0(MBZ=Must Be Zero) |
8(1000) | 遅延最小 |
4(0100) | スループット最大 |
2(0010) | 信頼性最大 |
1(0001) | 金銭的コスト最小 |
0(0000) | 通常サービス |
7(111) | Network Control |
6(110) | Internetwork Control |
5(101) | CRITIC/ECP |
4(100) | Flash Override |
3(011) | Flash |
2(010) | Immediate |
1(001) | Priority |
0(000) | Routine |
Flagsフィールドのフォーマット |
0(not used) | 1 | 未使用。常に0(MBZ=Must Be Zero) |
DF(Don't Fragment) | 1 | 1のとき、このデータグラムをフラグメント化(分割)してはならないことを示す。 |
MF(More Fragments) | 1 | 1のとき、後続するフラグメントがあることを示す。フラグメント化されていないデータグラムおよび最終フラグメントでは0になる。 |
IPオプション |
0 | - | 0 | 0 | オプションリスト終了(End of Option list)。オプションリストの最後に置かれる。1オクテットのみで長さフィールド以降はない |
1 | - | 0 | 1 | NOOP(No Operation)。次のオプションフィールドを32ビット境界に揃えるため、オプションフィールドの間に置かれる。1オクテットのみで長さフィールド以降はない。 |
2 | 11 | 0 | 130 | セキュリティー(Security) |
3 | 可変 | 0 | 131 | ルーズソースルーティング(Loose Source Routing)。緩い始点経路制御。オプションデータに経由するアドレスを列挙する。経路の途中で指定外のルーターが使われてもよい。 |
4 | 可変 | 2 | 68 | インターネットタイムスタンプ(Internet Timestamp)。データグラムが通った経路上のルーターで時刻を記録する。 |
7 | 可変 | 0 | 7 | レコードルート(Record Router)。データグラムが通った経路をルーターに記録させるためのオプション。 |
8 | 4 | 0 | 136 | Stream ID。現在は使用されていない。 |
9 | 可変 | 0 | 138 | ストリクトソースルーティング(Strict Source Routing)。厳密な始点経路制御。オプションデータ部に列挙されたルーターだけを使って配送するよう指示する。 |
Option Type | 1 | オプションタイプ。オプションの種類を示す。別表を参照 |
Option Length | 1 | オプション長。オプションフィールド全体(オプションタイプ、オプション長、オプションデータ)の長さ(オクテット) |
Option Data | 可変 | オプションデータ。オプション本体 |
Copied | 1 | コピーフラグ。フラグメント化時にすべてのフラグメントにこのオプションをコピーすべきかどうか。1ならコピーする、0ならコピーしない。 |
Option Class | 2 | オプションクラス。0(コントロールオプション)、2(デバッグオプション)がある。オプション番号によってどちらを使うか決まっている。 |
Option Number | 5 | オプション番号。別表を参照 |
おもなIPプロトコル番号 |
1 | ICMP(Internet Control Message Protocol) RFC792 |
2 | IGMP(Internet Group Management Protocol) RFC2236 |
4 | IP in IP |
6 | TCP(Transmission Control Protocol) RFC793 |
8 | EGP(Exterior Gateway Protocol) RFC888 |
9 | 各種の内部ゲートウェイプロトコル(IGPs) |
17 | UDP(User Datagram Protocol) RFC768 |
41 | IPv6(IPv6-over-IPv4トンネリング) |
46 | RSVP(Reservation Protocol) |
47 | GRE(General Routing Encapsulation) |
89 | OSPF (Open Shortest Path First) |
103 | PIM(Protocol Independent Multicast) |
112 | VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol) |
ICMP(Internet Control Message Protocol) |
Type | 8 | メッセージタイプ |
Code | 8 | サブコード。特定タイプのメッセージの内容をさらに細かく分類したもの |
Checksum | 16 | チェックサム |
Data | 可変 | データ。フォーマットはメッセージタイプによって異なる |
0 | Echo Reply(エコー応答) | Echo(エコー要求)メッセージ(タイプ8)に対する応答。 |
3 | Destination Unreachable(宛先到達不可能) | 指定された宛先に到達できないことを示す。 |
4 | Source Quench(送信抑制要求) | 送信元に対してデータグラムの送信レートを落とすよう要求する。受信側の処理能力を上回る速度でデータグラムが送られてきたときに送信される。 |
5 | Redirect(経路変更要求) | 指定された宛先へのよりよい経路が存在することを送信元に伝える。 |
8 | Echo(エコー要求) | 相手側にEcho Reply(エコー応答)を要求する。PINGコマンドなどの診断用に使われることが多い。 |
9 | Router Advertisement(ルーター広告) | ルーターが自らのIPアドレスをホストに通知するためのメッセージ。本メッセージタイプを実装したルーターは各インターフェースから定期的にこのメッセージをリンクローカルな全システムマルチキャストアドレス(224.0.0.1)宛てに送信する。また、ホストからRouter Solicitation(ルーター要請)メッセージを受け取ったときにもこのメッセージで応答する。 |
10 | Router Solicitation(ルーター要請) | ホストが自ネットワーク上のルーターを探すためのメッセージ。リンクローカル全ルーターマルチキャストアドレス(224.0.0.2)に送信される。 |
11 | Time Exceeded(時間超過) | ルーターにおいてパケットのTTLがゼロになった、あるいは、ホストが一定時間内にフラグメントを再構成できなかったことを示す。 |
12 | Parameter Problem(パラメーター異常) | IPヘッダーにエラーがあったためデータグラムを破棄したことを示す。 |
13 | Timestamp(タイムスタンプ要求) | 相手側に時刻情報(本メッセージの受信時刻と返信時刻)を要求する。往復時間と相手のシステム負荷を測定するためなどに使われる。 |
14 | Timestamp Reply(タイムスタンプ応答) | Timestamp(タイムスタンプ要求)メッセージ(タイプ13)に対する応答。 |
15 | Information Request(情報要求) | ホストが自分のIPアドレスを知るために使用するメッセージ。 |
16 | Information Reply(情報応答) | Information Request(情報要求)メッセージ(タイプ15)に対する応答。要求元ホストにIPアドレスを教える。 |
17 | Address Mask Request(アドレスマスク要求) | ホストがサブネットマスクを知るために使用するメッセージ。 |
18 | Address Mask Reply(アドレスマスク応答) | Address Mask Request(アドレスマスク要求)メッセージ(タイプ17)に対する応答。要求元ホストにサブネットマスクを教える。 |
Echo Reply(タイプ0) |
Type | 8 | 0 |
Code | 8 | 0 |
Checksum | 16 | チェックサム |
ID | 16 | 識別子(ID)。要求と応答をつきあわせるための番号 |
Sequence Number | 16 | シーケンス番号。要求と応答をつきあわせるための番号。 |
Data | 可変 | 任意のデータ。Echo(エコー要求)で送られてきたデータをそのまま送り返す。 |
Destination Unreachable(タイプ3) |
Type | 8 | 3 |
Code | 8 | 別表参照 |
Checksum | 16 | チェックサム |
unused | 32 | 未使用。すべて0 |
Original Header/Data | 可変 | オリジナルのIPヘッダー+データの先頭64ビット |
0 | net unreachable | ネットワーク到達不可能。宛先ネットワークへの経路が無効、あるいは経路がないことを示す | ルーター |
1 | host unreachable | ホスト到達不可能。宛先ホストの所属ネットワークのルーターが、ホストがダウンしていることを知っている場合などに返す | ルーター |
2 | protocol unreachable | プロトコル到達不可能。指定された上位プロトコルを扱うルーチンが存在しないことを示す | ホスト |
3 | port unreachable | ポート到達不可能。指定されたTCP/UDPポートがオープンされていないことを示す | ホスト |
4 | fragmentation needed and DF set | フラグメント化不可能。フラグメント化が必要だが、DF(フラグメント化不可)ビットが立っているためデータグラムを破棄したことを示す | ルーター |
5 | source route failed | 始点経路制御失敗。始点経路制御が無効、あるいは失敗したことを示す | ルーター |
Source Quench(タイプ4) |
Type | 8 | 4 |
Code | 8 | 0 |
Checksum | 16 | チェックサム |
unused | 32 | 未使用。すべて0 |
Original Header/Data | 可変 | オリジナルのIPヘッダー+データの先頭64ビット |
Redirect(タイプ5) |
Type | 8 | 5 |
Code | 8 | 別表参照 |
Checksum | 16 | チェックサム |
Gateway | 32 | 同じ宛先へのデータグラム送信時に使用すべきゲートウェイのIPアドレス |
Original Header/Data | 可変 | オリジナルのIPヘッダー+データの先頭64ビット |
0 | Redirect datagrams for the Network | ネットワークへの経路変更要求 | ルーター |
1 | Redirect datagrams for the Host | ホストへの経路変更要求 | ルーター |
2 | Redirect datagrams for the Type of Service and Network | ネットワークへの経路変更要求(指定サービスタイプを持つデータグラムに関してのみ) | ルーター |
3 | Redirect datagrams for the Type of Service and Host | ホストへの経路変更要求(指定サービスタイプを持つデータグラムに関してのみ) | ルーター |
Echo(タイプ8) |
Type | 8 | 8 |
Code | 8 | 0 |
Checksum | 16 | チェックサム |
ID | 16 | 識別子(ID)。要求と応答をつきあわせるための番号 |
Sequence Number | 16 | シーケンス番号。要求と応答をつきあわせるための番号。 |
Data | 可変 | 任意のデータ。受信側はEcho Replyでデータ部分をそのまま送り返す。 |
Router Advertisement(タイプ9) |
Type | 8 | 9 |
Code | 8 | 0 |
Checksum | 16 | チェックサム |
Num Addrs | 8 | このメッセージに含まれるルーターアドレスの数 |
Addr Entry Size | 8 | 各アドレスエントリー(Router Address[n]とPreference Level[n])の大きさ(32ビット=1ワードとした場合のワード数)。IPv4では2ワード(64ビット)。 |
Lifetime | 16 | 本メッセージで通知されるアドレスの有効期限(秒)。 |
Router Address[n] | 32 | ルーターアドレス。ルーターインターフェースのIPアドレス。 |
Preference Level[n] | 32 | 該当するルーターアドレス(Router Address[n])の優先度。符号付きの2の補数表現。大きいほど優先度が高い。 |
Router Solicitation(タイプ10) |
Type | 8 | 10 |
Code | 8 | 0 |
Checksum | 16 | チェックサム |
Reserved | 32 | 予約済み。すべて0に設定される。 |
Time Exceeded(タイプ11) |
Type | 8 | 11 |
Code | 8 | 別表参照 |
Checksum | 16 | チェックサム |
unused | 32 | 未使用。すべて0 |
Original Header/Data | 可変 | オリジナルのIPヘッダー+データの先頭64ビット |
0 | time to live exceeded in transit | 生存時間(TTL)超過。生存時間フィールドの値がゼロになったため、データグラムを転送せずに破棄したことを示す | ルーター |
1 | fragment reassembly time exceeded | フラグメント再構成時間超過。先頭フラグメントを受信してから一定時間の間にすべてのフラグメントを受信できなかったため、これまでに受信したフラグメントをすべて破棄したことを示す。このメッセージは先頭フラグメントに対してのみ送られる | ホスト |
Parameter Problem(タイプ12) |
Type | 8 | 12 |
Code | 8 | 別表参照 |
Checksum | 16 | チェックサム |
Pointer | 8 | オリジナルIPヘッダーの何オクテット目にエラーがあったかを示す。先頭オクテットを0とする。 |
unused | 24 | 未使用。すべて0 |
Original Header/Data | 可変 | オリジナルのIPヘッダー+データの先頭64ビット |
0 | pointer indicates the error | オリジナルのIPヘッダーにエラーがあったことを示す。Pointerフィールドがエラーのあったオクテットを示している | ホスト、ルーター |
Timestamp(タイプ13) |
Type | 8 | 13 |
Code | 8 | 0 |
Checksum | 16 | チェックサム |
ID | 16 | 識別子(ID)。要求と応答をつきあわせるための番号 |
Sequence Number | 16 | シーケンス番号。要求と応答をつきあわせるための番号。 |
Originate Timestamp | 32 | タイムスタンプ要求メッセージの送信時刻。UTC深夜からの経過時間をミリ秒単位で示したもの。要求メッセージの送信側が送信直前に書き込む。 |
Receive Timestamp | 32 | タイムスタンプ要求メッセージの受信時刻。応答メッセージの送信者が書き込む。 |
Transmit Timestamp | 32 | タイムスタンプ応答メッセージの送信時刻。応答メッセージの送信者が送信直前に書き込む。 |
Note - UTCからの経過ミリ秒を得られない場合、各タイムスタンプフィールドには任意の時刻情報を入れることができる。その際、標準外のフォーマットであることを示すために、各フィールドの最上位ビットを1にする。
Timestamp Reply(タイプ14) |
Type | 8 | 14 |
Code | 8 | 0 |
Checksum | 16 | チェックサム |
ID | 16 | 識別子(ID)。要求と応答をつきあわせるための番号 |
Sequence Number | 16 | シーケンス番号。要求と応答をつきあわせるための番号。 |
Originate Timestamp | 32 | タイムスタンプ要求メッセージの送信時刻。UTC深夜からの経過時間をミリ秒単位で示したもの。要求メッセージの送信側が送信直前に書き込む。 |
Receive Timestamp | 32 | タイムスタンプ要求メッセージの受信時刻。応答メッセージの送信者が書き込む。 |
Transmit Timestamp | 32 | タイムスタンプ応答メッセージの送信時刻。応答メッセージの送信者が送信直前に書き込む。 |
Note - UTCからの経過ミリ秒を得られない場合、各タイムスタンプフィールドには任意の時刻情報を入れることができる。その際、標準外のフォーマットであることを示すために、各フィールドの最上位ビットを1にする。
Information Request(タイプ15) |
Type | 8 | 15 |
Code | 8 | 0 |
Checksum | 16 | チェックサム |
ID | 16 | 識別子(ID)。要求と応答をつきあわせるための番号 |
Sequence Number | 16 | シーケンス番号。要求と応答をつきあわせるための番号。 |
Information Reply(タイプ16) |
Type | 8 | 16 |
Code | 8 | 0 |
Checksum | 16 | チェックサム |
ID | 16 | 識別子(ID)。要求と応答をつきあわせるための番号 |
Sequence Number | 16 | シーケンス番号。要求と応答をつきあわせるための番号。 |
Address Mask Request(タイプ17) |
Type | 8 | 17 |
Code | 8 | 0 |
Checksum | 16 | チェックサム |
ID | 16 | 識別子(ID)。要求と応答をつきあわせるための番号 |
Sequence Number | 16 | シーケンス番号。要求と応答をつきあわせるための番号。 |
Address Mask | 32 | サブネットマスク。要求時は0。 |
Address Mask Reply(タイプ18) |
Type | 8 | 18 |
Code | 8 | 0 |
Checksum | 16 | チェックサム |
ID | 16 | 識別子(ID)。要求と応答をつきあわせるための番号 |
Sequence Number | 16 | シーケンス番号。要求と応答をつきあわせるための番号。 |
Address Mask | 32 | サブネットマスク |
TCP(Transmission Control Protocol) |
Source Port | 16 | 始点ポート。送信元ホスト上のプロセスを示す。 |
Destination Port | 16 | 終点ポート。宛先ホスト上のプロセスを示す |
Sequence Number | 32 | シーケンス番号。データ(Data)の先頭オクテットのシーケンス番号。Synフラグがセットされているとき(コネクション開始時)は、ISN(初期シーケンス番号)という値が選択され、このフィールドにセットされる。コネクション確立後の最初のデータオクテットのシーケンス番号はISN+1となる。 |
Acknowledgement Number | 32 | 応答確認番号。このセグメントの送信者が次に受け取ると期待しているセグメントのシーケンス番号。応答確認番号より前のオクテットをすべて受信したことを示す。 |
Data Offset | 4 | データオフセット。TCPセグメントヘッダーの長さ。32ビットワード単位で表す。 |
Reserved | 6 | 未使用(常に0) |
URG | 1 | Urgent(緊急)フラグ。Urgent Pointerフィールドが指し示す位置に緊急データ(制御コードなど)が置かれていることを示す。 |
ACK | 1 | Acknowledgement(応答確認)フラグ。Acknowledgement Numberが有効であり、受信セグメントに対する応答確認を含むことを示す。 |
PSH | 1 | Push(プッシュ)フラグ。可能な限り早く終点ポート番号で示した上位プロセスにデータを渡すよう指示する。対話型アプリケーションのように小さなデータを断続的に送信するような場合に使用される。 |
RST | 1 | Reset(リセット)フラグ。コネクションをリセット(強制切断)するよう要求する。RSTフラグのセットされたセグメントを受信した側はただちにコネクションを切断しなくてはならない。 |
SYN | 1 | Synchronize(同期)フラグ。コネクション確立時にのみ使用されるもので、Sequence NumberフィールドにISN(初期シーケンス番号)が入っていることを相手側に伝える。コネクション確立要求を受け入れる側は、ただちにISNに対する応答確認を送る。 |
FIN | 1 | Finish(終了)フラグ。セグメントの送信者にもはや送るべきデータがないことを示す。FINフラグを送った側も受信は継続するため、片側がFINを送った段階でコネクションは単方向になる。 |
Window | 16 | セグメントの送信者が受信可能なデータ量(受信ウィンドウサイズ)を示す。このデータ量は、Acknowledgementフィールドが示すオクテットを起点として数える。 |
Checksum | 16 | チェックサム。 |
Urgent Pointer | 16 | 緊急ポインター。URGフラグがセットされている場合にのみ有効。受信側が一番最初に処理すべきデータ(制御コードなど)の格納位置を、Sequence Numberフィールドが示すオクテットからのオフセット(オクテット単位)であらわす。 |
Options | 可変 | オプションフィールド |
Padding | 可変 | パディング。ヘッダー長が32ビットの整数倍になるように調整するためのもの。1〜3オクテットの可変長。 |
Data | 可変 | データ |
UDP(User Datagram Protocol) |
Source Port | 16 | 始点ポート(オプション)。送信元ホスト上のプロセスを示す。使用しないときは0が入る。 |
Destination Port | 16 | 終点ポート。宛先ホスト上のプロセスを示す |
Length | 16 | データグラム長(オクテット)。UDPヘッダー+データ(Dataフィールド)の長さ。最小は8 |
Checksum | 16 | チェックサム(オプション)。使用しないときは0が入る。 |
Data | 可変 | データ |
おもなWell-knownポート |
7/tcp | echo |
7/udp | echo |
9/tcp | discard |
9/udp | discard |
13/tcp | daytime |
13/udp | daytime |
19/tcp | chargen(Character Generator) |
19/udp | chargen(Character Generator) |
20/tcp | FTP(データ用) |
20/udp | FTP(データ用) |
21/tcp | FTP(制御用) |
21/udp | FTP(制御用) |
23/tcp | Telnet |
23/udp | Telnet |
25/tcp | SMTP |
25/udp | SMTP |
37/tcp | Time |
37/udp | Time |
53/tcp | Domain Name Server |
53/udp | Domain Name Server |
65/tcp | TACACS-Database Service |
65/udp | TACACS-Database Service |
67/tcp | BOOTPサーバー |
67/udp | BOOTPサーバー |
68/tcp | BOOTPクライアント |
68/udp | BOOTPクライアント |
69/tcp | TFTP |
69/udp | TFTP |
70/tcp | gopher |
70/udp | gopher |
79/tcp | finger |
79/udp | finger |
80/tcp | HTTP(WWW) |
80/udp | HTTP(WWW) |
88/tcp | Kerberos |
88/udp | Kerberos |
110/tcp | POP3 |
110/udp | POP3 |
111/tcp | SUN Remote Procedure Call(sunrpc) |
111/udp | SUN Remote Procedure Call(sunrpc) |
113/tcp | ident(auth) |
113/udp | ident(auth) |
119/tcp | NNTP(ネットニュース) |
119/udp | NNTP(ネットニュース) |
123/tcp | NTP(Network Time Protocol) |
123/udp | NTP(Network Time Protocol) |
137/tcp | NETBIOS Name Service(netbios-ns) |
137/udp | NETBIOS Name Service(netbios-ns) |
138/tcp | NETBIOS Datagram Service(netbios-dgm) |
138/udp | NETBIOS Datagram Service(netbios-dgm) |
139/tcp | NETBIOS Session Service(netbios-ssn) |
139/udp | NETBIOS Session Service(netbios-ssn) |
161/tcp | SNMP |
161/udp | SNMP |
162/tcp | SNMP Trap |
162/udp | SNMP Trap |
194/tcp | IRC(Internet Relay Chat) |
194/udp | IRC(Internet Relay Chat) |
389/tcp | LDAP(Lightweight Directory Access Protocol) |
389/udp | LDAP(Lightweight Directory Access Protocol) |
443/tcp | https |
443/udp | https |
445/tcp | Microsoft-DS |
445/udp | Microsoft-DS |
512/tcp | rexec |
512/udp | biff |
513/tcp | rlogin |
513/udp | rwho |
514/tcp | rcmd |
514/udp | syslog |
515/tcp | LPD(Line Printer Spooler) |
515/udp | LPD(Line Printer Spooler) |
IPアドレス |
IPアドレスクラス一覧 |
A | 0.0.0.0-127.255.255.255 | 0 | 7 | 24 |
B | 128.0.0.0-191.255.255.255 | 10 | 14 | 16 |
C | 192.0.0.0-223.255.255.255 | 110 | 21 | 8 |
D | 224.0.0.0-239.255.255.255 | 1110 | 28(グループID) | - |
E | 240.0.0.0-247.255.255.255 | 11110 | - | - |
プライベートIPアドレス |
10.0.0.0-10.255.255.255 (10.0.0.0/8) 172.16.0.0-172.31.255.255 (172.16.0.0/12) 192.168.0.0-192.168.255.255 (192.168.0.0/16) |
可変長サブネットマスク |
1 | 128.0.0.0 | 80000000 | 2^31 = 2,147,483,648(2048M) | クラスA 128個 |
2 | 192.0.0.0 | c0000000 | 2^30 = 1,073,741,824(1024M) | クラスA 64個 |
3 | 224.0.0.0 | e0000000 | 2^29 = 536,870,912(512M) | クラスA 32個 |
4 | 240.0.0.0 | f0000000 | 2^28 = 268,435,456(256M) | クラスA 16個 |
5 | 248.0.0.0 | f8000000 | 2^27 = 134,217,728(128M) | クラスA 8個 |
6 | 252.0.0.0 | fc000000 | 2^26 = 67,108,864(64M) | クラスA 4個 |
7 | 254.0.0.0 | fe000000 | 2^25 = 33,554,432(32M) | クラスA 2個 |
8 | 255.0.0.0 | ff000000 | 2^24 = 16,777,216(16M) | クラスA 1個 |
9 | 255.128.0.0 | ff800000 | 2^23 = 8,388,608(8M) | クラスB 128個 |
10 | 255.192.0.0 | ffc00000 | 2^22 = 4,194,304(4M) | クラスB 64個 |
11 | 255.224.0.0 | ffe00000 | 2^21 = 2,097,152(2M) | クラスB 32個 |
12 | 255.240.0.0 | fff00000 | 2^20 = 1,048,576(1024K) | クラスB 16個 |
13 | 255.248.0.0 | fff80000 | 2^19 = 524,288(512K) | クラスB 8個 |
14 | 255.252.0.0 | fffc0000 | 2^18 = 262,144(256K) | クラスB 4個 |
15 | 255.254.0.0 | fffe0000 | 2^17 = 131,072(128K) | クラスB 2個 |
16 | 255.255.0.0 | ffff0000 | 2^16 = 65,536(64K) | クラスB 1個 |
17 | 255.255.128.0 | ffff8000 | 2^15 = 32,768(32K) | クラスC 128個 |
18 | 255.255.192.0 | ffffc000 | 2^14 = 16,384(16K) | クラスC 64個 |
19 | 255.255.224.0 | ffffe000 | 2^13 = 8,192(8K) | クラスC 32個 |
20 | 255.255.240.0 | fffff000 | 2^12 = 4,096(4K) | クラスC 16個 |
21 | 255.255.248.0 | fffff800 | 2^11 = 2,048(2K) | クラスC 8個 |
22 | 255.255.252.0 | fffffc00 | 2^10 = 1,024(1K) | クラスC 4個 |
23 | 255.255.254.0 | fffffe00 | 2^9 = 512 | クラスC 2個 |
24 | 255.255.255.0 | ffffff00 | 2^8 = 256 | クラスC 1個 |
25 | 255.255.255.128 | ffffff80 | 2^7 = 128 | クラスC 1/2個 |
26 | 255.255.255.192 | ffffffc0 | 2^6 = 64 | クラスC 1/4個 |
27 | 255.255.255.224 | ffffffe0 | 2^5 = 32 | クラスC 1/8個 |
28 | 255.255.255.240 | fffffff0 | 2^4 = 16 | クラスC 1/16個 |
29 | 255.255.255.248 | fffffff8 | 2^3 = 8 | クラスC 1/32個 |
30 | 255.255.255.252 | fffffffc | 2^2 = 4 | クラスC 1/64個 |
31 | 255.255.255.254 | fffffffe | 2^1 = 2 | クラスC 1/128個 |
32 | 255.255.255.255 | ffffffff | 2^0 = 1 | 単一ホスト |
マルチキャストグループアドレス |
224.0.0.0/24 | 経路制御プロトコルなどのために予約。転送されない |
224.0.0.0 | 使用されない |
224.0.0.1 | 同一サブネット上の全ノード |
224.0.0.2 | 同一サブネット上の全ルーター |
224.0.0.4 | DVMRPルーター |
224.0.0.5 | OSPFルーター |
224.0.0.6 | OSPF代表ルーター |
224.0.0.9 | RIP Version 2ルーター |
224.0.0.13 | PIMルーター |
224.0.0.18 | VRRP |
224.0.1.1 | NTP(Network Time Protocol) |
224.0.1.24 | microsoft-ds |
Copyright (C) 2000-2002 アライドテレシス株式会社
PN: J613-M0522-00 Rev.C