[index] CentreCOM 8700SLシリーズ コマンドリファレンス 2.9
カテゴリー:IPX / IPXトラフィックフィルター
備考:フィーチャーライセンス AT-FL-03またはAT-FL-03-B が必要
ADD IPX INCLUSION=network[:station]
network: IPXネットワーク番号(32ビット長。16進数最大8文字。先頭のゼロは省略可能)
station: IPXステーション番号(48ビット長。16進数最大12文字。MACアドレス。先頭のゼロは省略可能)
IPXトラフィックフィルターの許可リストにアドレスを追加する。トラフィックフィルターは特定アドレスからのパケットを転送せずに破棄するもので、許可(Inclusion)リスト、拒否(Exclusion)リストの順に評価され、両方で通過を許可されて初めてパケットが出力される。許可リストを通過しても、拒否リストに掲載されているアドレスからのパケットは破棄される。許可リストが空の場合は、すべてのトラフィックが許可リストを通過する。1つでも許可リストにアドレスが登録されている場合は、その他のトラフィックはすべて破棄される。
パラメーター |
INCLUSION: 許可するIPXアドレス。許可リストが空の場合はすべてのトラフィックが許可される。ステーション番号にffffffffffffを指定した場合は、該当ネットワークの全ステーションを示す。また、ネットワーク番号のみ指定した場合は、ステーション番号にffffffffffffを指定したものと見なされ、該当ネットワークのすべてのステーションが許可の対象となる。ファイルサーバーを指定する場合は、サーバーの内部ネットワーク番号を指定する。
例 |
■ IPXステーション100:f4123456からのパケットだけを通過させる。
ADD IPX INCLUSION=100:f4123456
■ IPXネットワーク28からのパケットだけを通過させる。
ADD IPX INCLUSION=28
備考・注意事項 |
・1つでも許可リストにアドレスが登録されている場合は、許可リストに入っていないアドレスからのトラフィックはすべて破棄される。許可リストは、「デフォルト拒否」の設定において一部のパケットだけを通したいときに使う。
・トラフィックフィルターは、RIP、SAPパケットも対象となる。一方、RIPフィルターやSAPフィルターは、RIP、SAPのブロードキャストパケットだけが対象となる。
関連コマンド |
ADD IPX EXCLUSION
DELETE IPX INCLUSION
SHOW IPX INCLUSION
参考 |
“IPX Router Specification”, v1.2, Novell, Inc., Part Number 107-000029-001
(C) 2003 - 2014 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: J613-M0019-01 Rev.Q