[index] CentreCOM 8700SLシリーズ コマンドリファレンス 2.9

SET DHCP RANGE

カテゴリー:DHCPサーバー / DHCPレンジ(提供アドレス)


SET DHCP RANGE=range PROBE={ICMP|ARP} [THRESHOLD={ENABLED|DISABLED}] [UPPERTHRESHOLD=0..100] [LOWERTHRESHOLD=0..100] [LOG={ENABLED|DISABLED}]

range: DHCPレンジ名(1〜15文字。大文字小文字を区別しない)


DHCPレンジ内IPアドレスの使用状況確認方法を変更する。また、アドレス使用率監視機能の設定や、アドレス割り当てログの有効・無効を変更する。



パラメーター

RANGE: DHCPレンジ名

PROBE: IPアドレスの使用状況確認をICMPで行うかARPで行うかを指定する。デフォルトはICMP。DHCPクライアントとの通信をリレーエージェント経由で行う場合、ARPは使用できないので注意。

THRESHOLD: DHCPレンジ内のIPアドレス使用率を監視するかどうか。監視を有効にした場合、2つのしきい値(UPPERTHRESHOLDとLOWERTHRESHOLD)に基づいて、IPアドレスの使用状態が「平常」であるか「超過」であるかを判断し、状態遷移時にSNMPトラップを送信する。デフォルトはDISABLED。

UPPERTHRESHOLD: IPアドレス使用率の超過監視しきい値(%)。使用率監視の有効時(THRESHOLD=ENABLED設定時)、DHCPレンジ内のIPアドレス使用率が本しきい値を上回ると、使用状態が「超過」となり、しきい値超過のSNMPトラップが送信される。なお、いったん本しきい値を上回った後は、超過解除しきい値(LOWERTHRESHOLD)を下回って「平常」状態に戻るまで、しきい値超過のSNMPトラップは再送信されない。本しきい値は超過解除しきい値以上に設定する必要がある。デフォルトは80%。

LOWERTHRESHOLD: IPアドレス使用率の超過解除しきい値(%)。使用率監視の有効時(THRESHOLD=ENABLED設定時)、DHCPレンジ内のIPアドレス使用率が本しきい値を下回ると、使用状態が「平常」となり、しきい値超過解除のSNMPトラップが送信される。なお、しきい値超過解除のSNMPトラップは、いったん「超過」状態にならないと送信されない。本しきい値は超過監視しきい値以下に設定する必要がある。デフォルトは75%。

LOG: DHCPレンジ内のIPアドレスをDHCPクライアントに割り当てたとき、ログを出力するかどうか。ログには、DHCPクライアントのMACアドレス/ホスト名/スイッチポート番号、割り当てたIPアドレスとリース時間、DHCPサーバーのIPアドレスが記録される。デフォルトはENABLED。



関連コマンド

CREATE DHCP RANGE
SHOW DHCP RANGE



参考

RFC1541, Dynamic Host Configuration Protocol
RFC1542, Clarifications and Extensions for the Bootstrap Protocol
RFC2132, DHCP Options and BOOTP Vendor Extensions


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