[index] CentreCOM 8700SLシリーズ コマンドリファレンス 2.9
カテゴリー:IP / 経路制御(RIP)
SET IP RIP INTERFACE=vlan-if [IP=ipadd] [SEND={NONE|RIP1|RIP2|COMPATIBLE}] [RECEIVE={NONE|RIP1|RIP2|BOTH}] [DEMAND={YES|NO}] [AUTHENTICATION={NONE|PASSWORD|MD5}] [PASSWORD=password] [STATICEXPORT={YES|NO}]
vlan-if: VLANインターフェース(VLAN-nameかVLANvidの形式。nameはVLAN名、vidはVLAN ID)またはPPPインターフェース
ipadd: IPアドレス
password: パスワード(1〜16文字)
指定したIPインターフェースにおけるRIPの設定を変更する。
パラメーター |
INTERFACE: RIPパケットの送受信を行うIPインターフェース
IP: 隣接ルーターのIPアドレス。ADD IP RIPコマンドのIPパラメーターで指定したアドレスを指定する。ADD IP RIPコマンドでIPパラメーターを指定しなかった場合は、本パラメーターを指定しないか、0.0.0.0を指定する。
SEND: 送信するRIPパケットのフォーマット。NONEは送信しない。RIP1はバージョン1形式、RIP2はバージョン2形式で送信する。COMPATIBLEはバージョン2形式で送信するが、RIP1互換の経路エントリー(ナチュラルサブネットマスク(クラス標準マスク)を使用したネットワークアドレス)しか送信しない。デフォルトはRIP1。
RECEIVE: 受信するRIPパケットのフォーマット。NONEは受信しない。RIP1はバージョン1形式のみ受信。RIP2はバージョン2形式のみ受信。BOTHはバージョン1、2ともに受信するが、ナチュラルサブネットマスク(クラス標準マスク)を使用したネットワークアドレスしか受信できない。デフォルトはBOTH。
DEMAND: ダイヤルオンデマンドを使用するかどうか。YESを指定した場合は、RIPパケットの定期送信を行わず、経路情報が変更されたときだけRIPパケットを送信する。また、経路エントリーをタイムアウトしない。デフォルトはNO
AUTHENTICATION: RIP Version2使用時の認証方式。PASSWORDは平文テキストのパスワード、MD5は鍵付きMD5によるメッセージダイジェスト、NONEは認証を行わない。デフォルトはNONE。
PASSWORD: RIP Version2で認証を行うときのパスワードまたはキー。AUTHENTICATIONにPASSWORDかMD5を指定した場合にのみ有効
STATICEXPORT: スタティック経路をRIPで通知するかどうか。デフォルトはYES(通知する)。
例 |
■ VLAN orangeで送受信するRIPパケットのフォーマットをRIP Version1に変更する。
SET IP RIP INT=vlan-orange SEND=RIP1 RECEIVE=RIP1
関連コマンド |
ADD IP RIP
DELETE IP RIP
SET IP RIPTIMER
SHOW IP RIP
参考 |
RFC768, User Datagram Protocol
RFC791, INTERNET PROTOCOL
RFC792, INTERNET CONTROL MESSAGE PROTOCOL
RFC950, Internet Standard Subnetting Procedure
RFC1058, Routing Information Protocol
RFC1582, Extensions to RIP to Support Demand Circuits
RFC2082, RIP-2 MD5 Authentication
RFC2453, RIP Version 2
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