[index] CentreCOM 8724XL/8748XL コマンドリファレンス 2.7
カテゴリー:スイッチング / フォワーディングデータベース
ADD SWITCH FILTER DESTADDRESS=macadd PORT=port-number ACTION={FORWARD|DISCARD} [ENTRY=entry-id] [LEARN] [VLAN={vlanname|1..4094}]
macadd: MACアドレス(xx-xx-xx-xx-xx-xxの形式)
port-number: スイッチポート番号(1〜)
entry-id: エントリー番号(0〜319)
vlanname: VLAN名(1〜15文字。英数字とアンダースコア(_)、ハイフンを使用可能。大文字小文字を区別しない)
フォワーディングデータベース(FDB)にスタティックエントリー(スイッチフィルター)を登録する。
スタティックエントリーは1ポートあたり320件まで登録可能。
パラメーター |
DESTADDRESS: 登録するMACアドレス。ユニキャスト(個体)アドレスでなくてはならない。ユニキャストアドレスは先頭オクテットが偶数。
PORT: 出力ポート番号。ACTIONにFORWARDを指定した場合、DESTADDRESS宛てのフレームは、ここで指定したポートから出力される。
ACTION: 該当フレームの処理方法。FORWARD(転送)とDISCARD(破棄)から選択。
ENTRY: 該当ポートのFDBエントリー番号。省略時はエントリーリストの末尾に追加される。すでにn個のエントリーが存在している場合(0〜n-1が存在)、本パラメーターを省略すると「n」を指定したのと同じ動作になる。「n」より大きなエントリー番号を指定することはできない。既存エントリーと同じ番号を指定した場合は、既存エントリーの前に新規エントリーが追加され、既存エントリー以降は番号が1つずつ後ろにずれる。
LEARN: 登録するエントリーを、ポートセキュリティーの学習済みMACアドレス(learnエントリー)の1つとして数えるようにする。ポートセキュリティー機能は、SET SWITCH PORTコマンドのLEARNパラメーターで設定する。
VLAN: VLAN名かVLAN ID(VID)。出力ポートにVLANタグが設定されている場合に指定する。省略時は該当ポートのタグなしVLANを指定したものと見なされる。そのため、ポートがタグ付きVLANにしか所属していないとき(タグなしVLANに所属していないとき)は省略できない。出力ポートがタグなしの場合は不要。
例 |
■ ポート3(タグなし)配下のステーションをFDBに登録する。
ADD SWITCH FILTER DEST=00-00-f4-12-34-56 ACTION=FORWARD PORT=3
■ ポート6(タグなし)配下のステーション00-00-f4-ab-cd-ef宛てのフレームを破棄する。
ADD SWITCH FILTER DEST=00-00-f4-ab-cd-ef ACTION=DISCARD PORT=6
■ ポート2(タグなし)配下のステーション00-00-f4-c9-73-ffをポートセキュリティーの学習済みアドレスとして追加する。
ADD SWITCH FILTER DEST=00-00-f4-c9-73-ff ACTION=FORWARD PORT=2 LEARN
■ ポート5(タグ付き)配下のステーションをFDBに登録する。所属VLANはorange。
ADD SWITCH FILTER DEST=00-00-f4-11-11-11 ACTION=FORWARD PORT=5 VLAN=orange
備考・注意事項 |
スタティックエントリーの出力ポートが指定VLANから削除された場合、同エントリーも自動的に削除される。
関連コマンド |
DELETE SWITCH FILTER
SET SWITCH PORT
SHOW SWITCH FILTER
(C) 2002 - 2006 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: J613-M6920-01 Rev.G