[index] CentreCOM 8724XL/8748XL コマンドリファレンス 2.7

SET OSPF

カテゴリー:IP / 経路制御(OSPF)


SET OSPF [ASEXTERNAL={ON|OFF}] [DEFROUTE={ON|OFF|TRUE|FALSE|YES|NO} [TYPE={1|2}] [METRIC=0..16777215]] [RIP={OFF|EXPORT|IMPORT|BOTH}] [ROUTERID=ipadd]

ipadd: IPアドレス


OSPFのグローバル設定パラメーターを変更する。



パラメーター

ASEXTERNAL: AS境界ルーター(ASBR)として動作させるかどうか。ONを指定した場合は、AS外部の経路情報(他の経路制御プロトコルの情報とスタティック経路)をAS内に通知する。デフォルトはOFF

DEFROUTE: デフォルトルート(0.0.0.0)のAS外部LSAを生成し、AS内に通知するかどうか。本パラメーターはASBRとして設定した(ASEXTERNAL=ON)場合のみ有効。デフォルトはOFF

TYPE: デフォルトAS外部LSAのメトリックタイプ(1または2)。DEFROUTE=ONの場合のみ有効。デフォルトは2

METRIC: デフォルトAS外部LSAのメトリック。DEFROUTE=ONの場合のみ有効。デフォルトは1

RIP: RIPとOSPFの間でどのように情報をやりとりするかを指定する。EXPORTを指定した場合、OSPFの経路情報がRIPのルーティングテーブルに取り込まれる。IMPORTを指定した場合、RIPの経路情報がOSPFのルーティングテーブルに取り込まれる。BOTHを指定した場合は、OSPFとRIPで互いに情報を交換しあう。OFFを指定した場合は、RIPとOSPFのやりとりは行われない。本パラメーターはASBRとして設定した(ASEXTERNAL=ON)場合のみ有効。デフォルトはOFF

ROUTERID: ルーターID。IPアドレスと同じ形式で指定する。指定しなかった場合は、インターフェースに設定されたIPアドレスの中でもっとも大きなものがルーターIDとして使われる。



ルーターIDとして「1.1.1.1」を設定する
SET OSPF ROUTERID=1.1.1.1



備考・注意事項

・仮想リンクを使用するときは、リンクの両エンドのルーターにルーターIDを設定しておくと設定がやりやすい。

・RIPおよびASEXTERNALパラメーターを変更すると、一時的にネットワークが不安定になるので注意。



関連コマンド

DISABLE OSPF DEBUG
DISABLE OSPF LOG
ENABLE OSPF DEBUG
SHOW OSPF



参考

RFC2328, OSPF Version 2


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PN: J613-M6920-01 Rev.G