[index] CentreCOM 8948XL コマンドリファレンス 2.9
MLD Snoopingは、VLAN環境において不要なIPv6マルチキャストトラフィックをフィルタリングする機能です。
MLD Snoopingを使わない場合、マルチキャストパケットはサブネット(VLAN)単位で配送されます。すなわち、VLAN内にグループメンバーが1台でもいると、同一VLAN内のすべてのポートにパケットが転送されてしまいます。
MLD Snoopingを有効にすると、本製品は各ポートで交換されるMLDメッセージ(Multicast Listener Report、Query、Done)を監視して、受信者の存在するポートにだけ該当グループのトラフィックを配送するようになります。
■ MLD Snoopingは、ご購入時の状態(まったく設定を行っていない状態)で有効になっています。
MLD Snoopingはレイヤー2の機能であるため、本製品をレイヤー2スイッチとして使用する場合でも利用できます。次図のように、上位にマルチキャスト対応のIPv6ルーターが存在する場合、特別な設定をすることなくMLD Snoopingを利用できます。本製品にIPv6やMLD(MLD Querier機能)の設定は必要ありません。

ffXY:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:AABB:CCDD
| 0 | 予約済み |
| 1 | ノードローカルスコープ(同一ノード内に限定) |
| 2 | リンクローカルスコープ(同一データリンクに限定) |
| 3 | 予約済み |
| 4 | 予約済み |
| 5 | サイトローカルスコープ(同一「サイト」に限定) |
| 6 | 予約済み |
| 7 | 予約済み |
| 8 | 組織ローカルスコープ(同一「組織」に限定) |
| 9 | 予約済み |
| a | 予約済み |
| b | 予約済み |
| c | 予約済み |
| d | 予約済み |
| e | グローバルスコープ(制限なし) |
| f | 予約済み |
Note - MLD機能を使用するには、IPv6アクセラレーターボードが必要です。
ENABLE IPV6 ↓
ADD IPV6 INT=vlan-default IP=3ffe:b80:3c:10::1/64 PUBLISH=YES ↓
ENABLE IPV6 ADVERTISE ↓
ENABLE IPV6 MLD ↓
ENABLE IPV6 MLD INT=vlan-default ↓
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