[index] CentreCOM 9048XL コマンドリファレンス 2.3.2
カテゴリー:IGMP Snooping
SET IGMPSNOOPING [TIMEOUT=0..86400] [NUMBERMULTICASTGROUPS=1..255] [ROUTERPORT={port-list|ALL|NONE|AUTO} [FORCE]]
port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
IGMP Snoopingに関する設定を変更する
パラメーター |
TIMEOUT: IGMP Snooping有効時、グループ作成後Membership Reportを受信しなくなってから、グループを解除するまでの時間を設定する。デフォルトは260秒。0設定時はタイムアウトによるグループ削除はしない。手動で設定したグループはタイムアウトによる削除は行わない
NUMBERMULTICASTGROUPS: IGMP Snoopingで学習可能なIPマルチキャストグループの最大数。デフォルトは64個。
ROUTERPORT: マルチキャストルーターが接続されるポートの決定方法を変更する。ポート番号(リスト)、ALL(すべてのポート)、NONE(接続しない)、または、AUTO(自動判別)のいずれかが指定可能。デフォルトはAUTO。AUTOの場合、Queryパケットを受信したポートをルーターポートとして自動的に登録する。一定時間Queryパケットを受信しなかった場合、ルーターポートは削除される。NONEの場合、マルチキャストルーターからのQueryパケットは破棄される。ポート(リスト)またはALLを指定した場合、指定されたポート以外からQueryパケットを受信してもルーターポートの追加は行わない。一定時間Queryパケットを受信しなかった場合、ルーターポートは削除される。ただし、ADD IGMPSNOOPING MCGROUPコマンドでIPマルチキャストグループが手動で登録されている場合は削除されない。ADD IGMPSNOOPING MCGROUPコマンドでIPマルチキャストグループが登録されている場合、ルーターポートの指定をNONEまたはAUTOに変更すると登録されたグループはすべて削除される。ADD IGMPSNOOPING MCGROUPコマンドでIPマルチキャストグループが設定されている場合、ROUTERPORTパラメーターでルーターポートを変更すると、ポートが減少する場合は各登録グループごとのルーターポート設定に反映されるが、ポートを増加させた場合はデフォルトでは各登録グループごとのルーターポート設定へは反映されない。
FORCE: ROUTERPORTパラメーターの設定がADD IGMPSNOOPING MCGROUPコマンドで登録した全IPマルチキャストグループに反映される。
入力・出力・画面例 |
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例 |
■ Timeoutを300秒に設定する
SET IGMPSNOOPING TIMEOUT=300
備考・注意事項 |
本製品で学習可能なマルチキャストグループの数は、IGMP SnoopingとMLD Snooping、スタティックエントリー機能でDESTADDRESSにマルチキャストアドレスを指定した場合で合わせて256個を超えないこと。
IGMP Snooping、MLD Snoopingそれぞれデフォルトで64個に設定されているので、IGMP Snoopingに255を設定したい場合はMLD SnoopingのNUMBERMULTICASTGROUPSの設定を1にし、かつスタティックエントリーでマルチキャストアドレスのフィルターが何も登録されていない必要がある。
ADD IGMPSNOOPING MCGROUPコマンドでIPマルチキャストグループが固定指定されている場合、そのエントリー数(エントリーVLAN数)以下には設定できない。
関連コマンド |
DISABLE IGMPSNOOPING
ENABLE IGMPSNOOPING
SHOW IGMPSNOOPING
参考 |
RFC2236, Internet Group Management Protocol, Version 2
RFC3376, Internet Group Management Protocol, Version 3
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PN: 613-001280 Rev.D