[index] CentreCOM 9048XL コマンドリファレンス 2.3.2
- FDBエントリー - 自動学習とダイナミックエントリー - スタティックエントリー
フォワーディングデータベース(FDB)は、スイッチが受信フレームの転送先ポートを決定するために使用するデータベースです。本製品は最大8Kのアドレスを登録できます。
以下では、コマンドラインインターフェースによる設定方法を中心に説明します。なお、ここでの設定の一部は、Web GUIでは「機器監視」-「FDB」で設定できます。(詳細は「Web GUI」/「機器監視」をご覧ください。)
FDBエントリー |
MACアドレス | ステーションのMACアドレス |
ポート番号 | ステーションが存在するポート |
VLAN ID | ステーションが所属するVLAN |
アクション | 該当ステーション宛てフレームの処理方法。転送(FORWARD)のみ |
Note - 本製品にIPアドレスを設定していない場合、本製品のMACアドレスを送信元アドレスとするパケットは、フラッディングされます。
Note - 本製品にIPアドレスを設定すると、本製品のMACアドレスがFDBにスタティックエントリーとして登録されます。
ダイナミックエントリー | 学習機能により自動的に登録されたエントリー。一定時間受信がなかったエントリーは削除される(エージング)。また、システムを再起動すると、すべてのエントリーが削除される。 |
スタティックエントリー | 管理者が手動で登録したエントリー。ADD SWITCH FILTERコマンドで登録する。このほか、IGMP Snooping機能のマルチキャストグループ、MLD Snooping機能のマルチキャストグループ、およびポート認証で認証されたサプリカントのMACアドレスもスタティックエントリーになる。また、ポートセキュリティーのセキュリティーモードを設定すると、それまでに学習したダイナミックエントリーもスタティックエントリーとなる。セキュリティーモードの設定は、SET SWITCH PORTコマンドで行う。このエントリーは、エージングによって削除されることはない。設定をファイルに保存すれば、再起動後にも使用できる。 |
ディスカードエントリー | ポートセキュリティー機能の使用において、自動的に作成されるエントリー。Limitedモード、またはSecureモードで、かつ、IntrusionactionをDiscard以外に設定している状態で、許可していないノードからアクセスがあった場合の、そのノードのMACアドレス。 |
自動学習とダイナミックエントリー |
SET SWITCH AGEINGTIMER=600 ↓
Note - パケットを受信しなくなってから実際にアドレスが削除されるまでの時間は、タイミングにより「エージングタイム設定値」〜「エージングタイム設定値×2」の範囲で変動します。
スタティックエントリー |
ADD SWITCH FILTER DESTADDRESS=00-00-f4-12-34-56 PORT=10 ↓
ADD SWITCH FILTER DESTADDRESS=00-00-f4-99-88-76 PORT=1 VLAN=white ↓
DELETE SWITCH FILTER PORT=10 DESTADDRESS=00-00-f4-12-34-56 ↓
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