[index] CentreCOM 9424T/SP、9408LC/SP コマンドリファレンス 2.3

運用・管理/エンハンストスタッキング


  - 基本設定
  - マスタースイッチからスレーブスイッチへのファームウェアファイルと設定ファイルの転送


エンハンストスタッキングは、ネットワーク内に存在する複数のスイッチを、1台のスイッチから一括して制御するための機能です。

エンハンストスタッキング機能には、次の特長があります。


エンハンストスタッキンググループは、マスターとスレーブと呼ばれるスイッチで構成されます。
マスタースイッチは、他のスイッチを制御するために使用するスイッチです。スレーブスイッチは、マスタースイッチから制御可能なスイッチです。


エンハンストスタッキング機能の仕様は、以下のようになっています。



 

基本設定

エンハンストスタッキングの設定は、次の手順で行います。ここでは、スイッチAをマスタースイッチとし、1つのグループを作成します。

  1. マスタースイッチを設定します。SET SWITCH STACKMODEコマンドを使って、マスタースイッチを指定します。


  2. マスタースイッチにIPアドレスを設定します。


  3. Default_VLANをローカルインターフェースとして指定します。


  4. エンハンストスタッキング機能を有効にしたくないスイッチがある場合は、SET SWITCH STACKMODEコマンドを使って指定します。



設定は以上です。

■ エンハンストスタッキンググループに属するスイッチを表示するには、SHOW REMOTELISTコマンドを使います。


■ マスタースイッチから、制御したいスイッチに接続するには、ACCESS SWITCHコマンドを使います。


 

マスタースイッチからスレーブスイッチへのファームウェアファイルと設定ファイルの転送

UPLOADコマンドで、METHODにREMOTESWITCHを指定すると、現在稼働中のファームウェアおよび設定ファイルを、マスタースイッチからスレーブスイッチに転送することができます。

■ マスタースイッチからスレーブスイッチにファームウェアファイルを転送する場合は、SRCFILE/FILEにAPPBLOCKを指定します。


■ マスタースイッチからスレーブスイッチに、現在の起動時設定ファイルを転送する場合は、SRCFILE/FILEにSWITCHCFGを指定します。


Note - マスタースイッチからスレーブスイッチに起動時設定ファイルを転送すると、スレーブスイッチは再起動し、IPアドレスおよびスタックモードの設定以外は、書き換えられます。

■ マスタースイッチからスレーブスイッチに、フラッシュメモリー内の設定ファイルを転送する場合は、SRCFILE/FILEにファイル名を指定します。


Note - マスタースイッチからスレーブスイッチに設定ファイルを転送すると、スレーブスイッチは再起動し、すべての設定が書き換えられますが、ステータスの設定は転送されません。









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