[index] CentreCOM 9424T/SP-E、9424Ts/XP-E コマンドリファレンス 2.4

SET RSTP

カテゴリー:スパニングツリープロトコル / Rapid STP


SET RSTP [{RSTPTYPE|FORCEVERSION}={STPCONPATIBLE|FORCESTPCOMPATIBLE|NORMALRSTP}] [FORWARDDELAY=4..30] [HELLOTIME=1..10] [MAXAGE=6..40] [PRIORITY=0..15] [DEFAULT]


Rapid STPドメインのスパニングツリーパラメーターを変更する。



パラメーター

RSTPTYPE/FORCEVERSION: Rapid STPの動作モード。NORMALRSTP(RSTP BPDUを使う)、STPCONPATIBLE/FORCESTPCOMPATIBLE(RSTPの設定を使用するが、STP BPDUを使う)から選択する。デフォルトは、NORMALRSTP。

FORWARDDELAY: フォワードディレイタイム。ネットワーク構成の変更後に、ルートブリッジ内のポートがディスカーディングからラーニング、ラーニングからフォワーディング状態に遷移するまでの最大時間(秒)を示す。有効範囲は4〜30秒。デフォルトは15秒。

HELLOTIME: ハロータイム。ルートブリッジがBPDU(Bridge Protocol Data Unit)を送信する間隔(秒)。有効範囲は1〜10秒。デフォルトは2秒。

MAXAGE: 最大エージタイム。ルートブリッジからBPDUが届かなくなったことを認識するまでの時間(秒)。この時間内にBPDUを受信できなかった場合、STPD内の各ブリッジはスパニングツリーの再構成を開始する。2×(HELLOTIME + 1) 以上、かつ、2× (FORWARDDELAY - 1) 以下でなくてはならない。有効範囲は6〜40秒。デフォルトは20秒。

PRIORITY: ブリッジプライオリティー。小さいほど優先度が高く、ルートブリッジになる可能性が高くなる。設定できる値の範囲は、0〜15。実際に使用される値は、設定値×4096で、本製品でのブリッジプライオリティーの範囲は0〜61440。設定できる値とプライオリティー値の対応は下記の表参照。デフォルトは8(32768)。

DEFAULT: Rapid STPの設定をデフォルト状態に戻す。他のパラメーターと同時に指定することはできない。Rapid STPが無効の場合にのみ使用可能。PURGE RSTPコマンドと同じ機能。



表 1:PRIORITYの設定値とブリッジプライオリティーの対応
設定値
ポートプライオリティーの値
0 0
1 4096
2 8192
3 12288
4 16384
5 20480
6 24576
7 28672
8 32768
9 36864
10 40960
11 45056
12 49152
13 53248
14 57344
15 61440



RSTPドメイン「foobar」のパラメーターをデフォルト値に戻す。
SET RSTP=foobar DEFAULT



備考・注意事項

・Rapid STPの設定をデフォルト状態に戻すには、Rapid STPを無効にすること。



関連コマンド

PURGE RSTP
SET RSTP PORT
SHOW RSTP




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