[index] CentreCOM 9424T/SP-E、9424Ts/XP-E コマンドリファレンス 2.4

運用・管理/ユーザー管理


  - ユーザーレベル
   - コマンドプロンプト
   - デフォルトアカウント
   - ユーザー認証処理の順序


 

ユーザーレベル

ユーザーアカウントは、権限によって次の2つのレベルに分けられます。


Operator(一般ユーザー)レベルのユーザーは、自分自身に関する設定(端末設定やパスワード)などごく限られたコマンドしか実行できません。UserレベルはおもにWAN経由での接続受け入れ時認証のために用意されているものですが、本製品(本製品)はWANインターフェースを持たないため、ほとんど使用する機会はありません。

Manager(管理者)レベルのユーザーは、すべてのコマンドを実行する権限を持ちます。初期導入時の設定作業を始め、すべての管理・設定作業はManagerレベルのアカウントを使用して行います。

SHOW USERコマンドで、現在のユーザーレベルが表示されます。



 

コマンドプロンプト

デフォルトの設定では、どのユーザーレベルでログインしているかによってコマンドプロンプトの表示が異なります。


Note - SET ASYNコマンドのPROMPTパラメーター、またはSET PROMPTコマンドでプロンプトに文字列を設定している場合は、それぞれのプロンプトの前に設定した文字列が表示されます。


なお、プロンプト文字列を設定していない場合に、SET SYSTEM NAMEコマンドでシステム名(sysName)を設定しているときは、プロンプトの前にシステム名が表示されます。複数のシステムを管理しているような場合、システム名にわかりやすい名前を付けておくと各システムを区別しやすくなり便利です。



 

デフォルトアカウント

本製品には、Manager(管理者)レベルのユーザー「manager」とOperator(一般ユーザー)レベルのユーザー「operator」が登録されています。

「manager」の初期パスワードは「friend」です。また、「operator」の初期パスワードは「operator」です。

デフォルトのパスワードを使い続けることはセキュリティー上好ましくありませんので、初回ログイン時に変更することをお勧めします。パスワードの変更にはSET PASSWORDコマンドを使います。
「manager」のパスワードを変更するには、次のようにします。


Note - Managerレベルのパスワードを忘れると回復できません。パスワード変更時にはご注意ください。

次回起動時にも変更したパスワードが有効になるよう、CREATE CONFIGコマンドで設定をファイルに保存し、SET CONFIGコマンドで起動スクリプトに指定してください。詳細は「コンフィグレーション」をご覧ください。



 

ユーザー認証処理の順序

本製品はユーザー認証機構として、パスワードによるユーザー認証だけでなく、RADIUS(Remote Access Dial-In User Service)サーバーに対応しています。ログイン時の認証は次の順序で行われます。
  1. RADIUSサーバー(ADD RADIUSSERVERコマンドで登録したもの)
  2. パスワードによるユーザー認証

いずれかのステップで認証に成功すればログインが許可されます。RADIUSについては、「認証サーバー」をご覧ください。











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