[index] CentreCOM 9424T コマンドリファレンス 2.11

SET DHCPSNOOPING PORT

カテゴリー:スイッチング / DHCP Snooping


SET DHCPSNOOPING PORT={port-list|ALL} [MAXLEASES=0..96] [SUBSCRIBERID={string|NONE}] [TRUSTED={YES|NO|ON|OFF|TRUE|FALSE}]

port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
string: 文字列(0〜50文字。英数字と空白のみ使用可能。空白を含む場合はダブルクォートで囲む)


指定したスイッチポートにおけるDHCP Snoopingの動作を変更する。



パラメーター

PORT: ポート番号。複数指定が可能。ALLを指定した場合はすべてのポートが対象となる。

MAXLEASES: 指定ポート経由のIP通信を許可するクライアントの数(ダイナミック(DHCPクライアント)、スタティック(IP固定設定クライアント)の合計)。0が指定されている場合は、指定ポート経由のIP通信を許可しない。デフォルトは1。

SUBSCRIBERID: 指定ポートの Subscriber-ID を指定する。DHCP Snooping のオプション機能であるリレーエージェント情報オプション (オプションコード82) の付加・検査・削除機能が有効化されている場合、本パラメーターに文字列が指定されているときは、リレーエージェント情報オプションに Subscriber-ID サブオプションを含める。本パラメーターに NONE が指定されている場合は、Subscriber-ID サブオプションを含めない。デフォルトは NONE (Subscriber-ID サブオプションを含めない)。

TRUSTED: DHCP Snooping におけるポート種別。YES、ON、TRUE を指定した場合、DHCP Snooping によるフィルタリングが行われない Trusted ポートとなる(サーバーなどの接続用)。NO、OFF、FALSE を指定した場合は、DHCP Snooping によるフィルタリングが行われる Untrusted ポートとなる(不特定多数のクライアント接続用)。デフォルトは NO (Untrusted ポート)。



備考・注意事項

Trusted ポートに指定されるポートには、スタティックおよびダイナミックエントリーが登録されていてはならない。登録されたポートを Trusted ポートに設定しようとするとコマンドエラーになる。

DHCP サーバーが繋がるポートは Trusted ポートに指定しなければならない。Untrusted ポートに繋がれた DHCP サーバーから IP アドレスを取得することはできない。

DHCPリレーエージェントが繋がるポートはTrustedポートに指定しなければならない。Untrustedポートに接続されたDHCPリレーエージェント経由でIPを取得しても正常に通信できない。

MAXLEASESパラメーターには、既に登録されているスタティックおよびダイナミックエントリー数を下回る数は設定できない。

ポートトランキングとの併用時は、以下のように動作する。
○指定したスイッチポートがトランクグループに所属するポートだった場合、トランクグループ単位で設定が反映される。
ただし、設定ファイルにはトランクグループの最若番ポートにのみ設定が残る。
○新たにトランクグループを作成した場合、所属ポートへの設定はすべてデフォルト値に戻る。
ただし、MAXLEASESパラメーターは、デフォルト値(1)に戻すことによってブロックごとの合計値が 96 を超える場合は、0 になることがある。
所属ポート上に登録されていたバインディングデータベースのスタティックおよびダイナミックエントリーはすべて削除される。
○既存のトランクグループにポートを追加した場合、追加ポートの設定は引き継がれない。
追加ポート上に登録されていたバインディングデータベースのスタティックおよびダイナミックエントリーはすべて削除される。
○既存のトランクグループからポートを削除した場合、削除ポートの設定はデフォルト値に戻る。
ただし、MAXLEASESパラメーターは、デフォルト値(1)に戻すことによってブロックごとの合計値が 96 を超える場合は、0 になることがある。
削除ポートが最若番ポートだった場合、削除後の新たな最若番ポートに設定ファイルは引き継がれる。
○トランクグループを削除した場合、所属ポートへの設定はすべてデフォルト値に戻る。
ただし、MAXLEASESパラメーターは、デフォルト値(1)に戻すことによってブロックごとの合計値が 96 を超える場合は、0 になることがある。
トランクグループ上に登録されていたバインディングデータベースのスタティックおよびダイナミックエントリーはすべて削除される。



関連コマンド

ADD DHCPSNOOPING
ENABLE DHCPSNOOPING
ENABLE DHCPSNOOPING OPTION82
SHOW DHCPSNOOPING
SHOW DHCPSNOOPING PORT




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