[index] CentreCOM 9424T/SP-E コマンドリファレンス 2.5

IP/DHCP/BOOTPリレー


  - 基本設定
   - DHCPサーバーとの併用


DHCP/BOOTPリレーエージェント機能は、受信したDHCP/BOOTPパケットを別セグメントのDHCP/BOOTPサーバーに転送する機能です。

一般的に、DHCP/BOOTPパケットはブロードキャストで送信されるため、クライアントとサーバーは同一のセグメント(VLAN)上にある必要があります。

このような場合でも、DHCP/BOOTPリレーエージェント機能を使用すれば、クライアントとサーバーが別のVLANにある場合でも、DHCP/BOOTPを利用することができます。

DHCP/BOOTP リレーはL3インターフェースごとに有効/無効および、転送先 IP アドレスの設定ができます。DHCP/BOOTP パケットの転送先は、各インターフェースに8個まで指定できます。



 

基本設定

ここでは、次のようなネットワーク構成を例に解説します。



スイッチAの設定
  1. VLANの設定を行います。


  2. VLANインターフェースにIPアドレスを設定します。


  3. VLAN orangeのインターフェースでDHCP/BOOTPリレーエージェント機能を有効にします。


  4. VLAN orangeのインターフェースのDHCP/BOOTPパケットの転送先を指定します。


以上で設定は完了です。


■ DHCP/BOOTPリレーエージェント機能の設定内容を確認するには、SHOW BOOTP RELAYコマンドを使います。


 

DHCPサーバーとの併用

DHCPサーバーとDHCP/BOOTPリレーの併用をサポートします。
DHCPサーバーはシステム単位で 有効/無効設定ができ、DHCP/BOOTPリレーはL3インターフェース単位で有効/無効設定ができます。DHCPサーバーとDHCP/BOOTPリレーを併用し、DHCP/BOOTPリレーが有効のインターフェースでDHCPパケットを受信した場合、DHCP/BOOTPリレーが優先されます。






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