[index] CentreCOM 9600シリーズ コマンドリファレンス 2.7
カテゴリー:IPv6マルチキャスト / PIM
備考:フィーチャーライセンス AT-FL-13 が必要
ADD PIM6 RPCANDIDATE[=ip6add] GROUP=group-address[/plen] [PRIORITY=0..255]
ip6add: IPv6アドレス
group-address: マルチキャストグループアドレス
plen: プレフィックス長(16〜128ビット)
PIM-SMにおいて、マルチキャストグループのC-RP(ランデブーポイント候補)として動作するよう設定する。または、マルチキャストグループのRP(ランデブーポイント)を静的に設定する。
パラメーター |
RPCANDIDATE: RP(Rendezvous Point)のIPv6アドレス。IPv6アドレスを省略した場合は、PIM-SMのブートストラップメカニズムによりRPが動的に決定される。本パラメーターにIPv6アドレスを指定した場合は、指定したアドレスを持つルーターが該当グループのRPとなる(静的設定)。静的設定の場合、すべてのPIM-SMルーターに同じRPアドレスを設定すること。また、その場合BSRの設定は不要(ブートストラップメカニズムよりも静的なRP設定が優先される)。
GROUP: マルチキャストグループアドレス。スラッシュ区切りで16〜128ビットのプレフィックス長を指定することもできる。省略時のプレフィックス長は128ビット(単一グループ)。
PRIORITY: RP(Rendezvous Point)決定時の優先度。値が小さいほど優先度が高く、RPになる可能性が高くなる。デフォルトは192。RPを静的に設定した場合(RPCANDIDATEにIPアドレスを指定した場合)、本パラメーターは指定できない。
例 |
■ マルチキャストグループアドレスff0e::1:2:3:0〜ff0e::1:2:3:ffのランデブーポイント候補(C-RP)として動作するよう設定する。
ADD PIM6 RPCANDIDATE GROUP=ff0e::1:2:3:0/112
■ マルチキャストグループアドレスff0e::a:a:a:aのランデブーポイント(RP)として、3ffe:b80:3c:10::1を静的に設定する。ネットワーク上の全PIMルーターに同じ設定をすること。この場合、BSRの設定は不要(ADD PIM6 BSRCANDIDATEコマンドは不要)。
ADD PIM6 RPCANDIDATE=3ffe:b80:3c:10::1 GROUP=ff0e::a:a:a:a/128
備考・注意事項 |
複数グループのRPとして動作している場合、PRIORITYパラメーターはすべて同じ値となる。
関連コマンド |
DELETE PIM6 RPCANDIDATE
ENABLE PIM6
SET PIM6 RPCANDIDATE
SHOW PIM6
参考 |
draft-ietf-pim-sm-v2-new-05
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PN: J613-M6873-04 Rev.E