[index] CentreCOM 9600シリーズ コマンドリファレンス 2.7
カテゴリー:IPマルチキャスト / MVR
CREATE IP MVR VLAN=1..4094 SOURCEPORT=port-list RECEIVERPORT=port-list [IMTLEAVE=port-list] [MODE={DYNAMIC|COMPATIBLE}]
port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン、カンマを使った複数指定も可能)
マルチキャストVLAN(ソースポートとレシーバーポートの組み合わせ)を定義する。
本コマンドでマルチキャストVLANを作成したら、ADD IP MVRコマンドで配信したいグループアドレスを指定すること。
パラメーター |
VLAN: マルチキャストVLANの識別子。ソースポートが所属するVLANのVLAN IDを指定すること。
SOURCEPORT: ソースポート(マルチキャストトラフィックの送信者または上流ルーターが接続されているポート)。カンマ、ハイフン区切りで複数指定が可能。ソースポートは、VLANパラメーターで指定するVLANに所属していなくてはならない。
RECEIVERPORT: レシーバーポート(マルチキャストトラフィックの受信者が接続されているポート)。カンマ、ハイフン区切りで複数指定が可能。レシーバーポートは複数のVLANに散在していてもよいが、ソースポートと同じVLANに所属していてはならない。
IMTLEAVE: RECEIVERPORTパラメーターに指定したポートのうち、IMTLEAVE(Immediate Leave)機能を有効にするポートの一覧。カンマ、ハイフン区切りで複数指定が可能。IMTLEAVE有効のレシーバーポートでは、IGMP Leaveメッセージの受信直後に同ポートがメンバーリストから削除される。したがって、IMTLEAVE有効のポートに、複数の機器を接続してはならない。一方、IMTLEAVE無効のポートでIGMP Leaveメッセージを受信した場合は、IGMP Queryメッセージによる最終確認の後で同ポートがメンバーリストから削除される。本パラメーターを省略時は、すべてのレシーバーポートでIMTLEAVE機能が無効に設定される。
MODE: マルチキャストVLANの動作モード。DYNAMICモードとCOMPATIBLEモードから選択する。DYNAMICモードのときは、レシーバーポートで受信した配信対象グループ宛てのIGMP Reportメッセージをソースポートから出力する。COMPATIBLEモードのときは、レシーバーポートで受信したIGMP Reportメッセージをソースポートには出力しない。省略時はDYNAMIC。
例 |
■ マルチキャストVLAN「1」を作成する。ソースポートは1、レシーバーポートは2〜24とする。
CREATE IP MVR VLAN=1 SOURCEPORT=1 RECEIVERPORT=2-24
備考・注意事項 |
マルチキャストVLANはシステム全体で5個まで作成可能。
SOURCEPORT、RECEIVERPORTにタグ付きポートを指定してはならない。
SOURCEPORT、RECEIVERPORTを複数のマルチキャストVLANに所属させることはできない。
関連コマンド |
ADD IP MVR
DELETE IP MVR
DESTROY IP MVR
SET IP MVR
SHOW IP MVR
SHOW IP MVR COUNTER
参考 |
RFC2236, Internet Group Management Protocol, Version 2
(C) 2000 - 2006 アライドテレシスホールディングス株式会社
PN: J613-M6873-04 Rev.E