[index] CentreCOM 9600シリーズ コマンドリファレンス 2.7

SET PIM INTERFACE

カテゴリー:IPマルチキャスト / PIM
備考:フィーチャーライセンス AT-FL-03 が必要


SET PIM INTERFACE=vlan-if [MODE={SPARSE|DENSE}] [DRPRIORITY=0..4294967295] [ELECTBY={DRPRIORITY|IPADDRESS}] [HELLOINTERVAL={10..15000|DEFAULT|65535}]

vlan-if: VLANインターフェース(VLAN-nameかVLANvidの形式。nameはVLAN名、vidはVLAN ID)


PIMインターフェースのパラメーターを変更する。



パラメーター

INTERFACE: IP(VLAN)インターフェース名

MODE: PIMの動作モード。グループメンバーが散在しているWAN環境向けのSPARSEモード(PIM-SM)と、メンバーが密集しており広い帯域が利用可能なLAN環境向けのDENSEモード(PIM-DM)から選択する。デフォルトはSPARSE。

DRPRIORITY: (PIM-SMのみ)DR優先度。LAN上に複数のPIM-SMルーターが存在する場合に、該当LANの代表ルーター(DR = Designated Router)を決定するために用いられる。値が大きいほど優先度が高く、DRになる可能性が高くなる。デフォルトは1。

ELECTBY: (PIM-SMのみ)代表ルーターの決定方式。DRPRIORITY(DR優先度で決定)を指定した場合、このインターフェースから送出するHelloメッセージにDR優先度(PRIORITYパラメーターの値)を含める。IPADDRESS(IPアドレスで決定)を指定した場合は、HelloメッセージにDR優先度を含めない。デフォルトはDRPRIORITY。

HELLOINTERVAL: Helloメッセージの送信間隔(秒)(Hello Timer)。65535を指定した場合は、HelloメッセージのHoldtimeフィールドにも65535(タイムアウトしない)がセットされる。デフォルトは30秒。



備考・注意事項

DR優先度による代表ルーター決定は、同一LAN上のすべてのPIM-SMルーターがHelloメッセージにDR優先度を含めているときだけ行われる。1台でもDR優先度を送信しないルーターが存在する場合は、ELECTBY=DRPRIORITYを指定していたとしても、IPアドレスによって代表ルーターが決定される。



関連コマンド

ADD PIM INTERFACE
DELETE PIM INTERFACE
ENABLE PIM
RESET PIM INTERFACE
SHOW PIM



参考

draft-ietf-pim-sm-v2-new-05
draft-ietf-pim-dm-new-v2-01


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