[index] CentreCOM 9924T/4SP・9924SP コマンドリファレンス 2.9

SET LACP

カテゴリー:スイッチング / LACP(IEEE 802.3ad)


SET LACP [PRIORITY=0..65535] [THRASHACTION={NONE|LEARNDISABLE|PORTDISABLE|VLANDISABLE|LINKDOWN}] [THRASHTIMEOUT={NONE|1..86400}]


LACPのグローバル設定パラメーターを変更する。



パラメーター

PRIORITY: LACPシステムプライオリティー。小さいほど優先度が高い。相互接続されたLACPシステムは、システムプライオリティーとシステムID(MACアドレス)を組み合わせた値(System priority data identifier)を互いに比較し、値の小さいほうにリンクの制御権を付与する。デフォルトは32768。

THRASHACTION: LACPによって自動生成されたトランクグループでMACアドレススラッシング(同一MACアドレスの登録ポートが頻繁に変更されること)を検出した場合の動作。NONE(なにもしない)、LEARNDISABLE(トランクグループ内の全ポートでMACアドレスの学習を停止する)、PORTDISABLE(トランクグループ内の全ポートをディセーブルにする)、VLANDISABLE(スラッシングが発生したVLANに対してのみトランクグループ内の全ポートをディセーブルにする)、LINKDOWN(トランクグループ内の全ポートを物理的にリンクダウンさせる)から選択する。これらの動作は、THRASHTIMEOUTパラメーターで指定した時間が経過すると終了する(通常のポート動作に戻る)。ただし、PORTDISABLE、LINKDOWNの場合は、ENABLE SWITCH PORTコマンドにより手動で動作を終了させられる。また、VLANDISABLEの場合は、ENABLE SWITCH PORT VLANコマンドにより手動で動作を終了させられる。デフォルトはLEARNDISABLE。

THRASHTIMEOUT: MACアドレススラッシング検出時の動作の持続時間(秒)。NONEは無期限を示す。THRASHACTIONパラメーターにLEARNDISABLEを指定している場合、本パラメーターをNONEに変更することはできない。また、本パラメーターをNONEに設定している状態で、THRASHACTIONパラメーターの値をLEARNDISABLEに変更した場合、本パラメーターの値は自動的に1に変更される。デフォルトは1秒。



備考・注意事項

THRASHACTIONパラメーターの値をVLANDISABLEに変更すると、トランクグループ内の全ポートで自動的にイングレスフィルタリング(SET SWITCH PORTコマンドのINFILTERINGパラメーター)が有効になる。また、VLANDISABLEからそれ以外に変更すると、イングレスフィルタリングが無効になる。



関連コマンド

SET SWITCH THRASHLIMIT
SHOW LACP




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