[index] CentreCOM 9924T/4SP・9924SP コマンドリファレンス 2.9
備考:IPv6アクセラレーターボード AT-ACC01 と拡張メモリー AT-SD512A-001 が必要(本機能は 9924SP では使用できません)
- 基本動作 - フィルターの構成 - フィルター処理の流れ - 設定手順 - コマンド例 - IPv6ハードウェアパケットフィルターのルール領域消費量
IPv6ハードウェアパケットフィルターは、IPv6アクセラレーターボードのL3処理部において、IPv6パケットをフィルタリング(許可・拒否・DSCP/802.1p書き換え)する機能です。
Note - トンネリングIPv6パケット(IPv6 over IPv4および6to4)をフィルタリングすることはできません。
基本動作 |
フィルターの構成 |
フィルター処理の流れ |
Note - 以下の説明は、設定上の便宜を最優先して書いたものであり、実際の内部動作を正確に記述したものではありません。あらかじめご了承ください。
Note - IPv6ハードウェアパケットフィルターは、スイッチ本体から送信されるパケットには適用されません。
設定手順 |
CREATE CLASSIFIER=1 ETHFORMAT=ETHII-TAGGED PROTOCOL=IPV6 IPSADDR=3ffe:b80:3c:10::1a/128 IPDADDR=3ffe:b80:3c:20::2/128 ↓
Note - IPv6ハードウェアパケットフィルターで使用するクラシファイアは、CREATE CLASSIFIERコマンドのページに掲載されている「IPv6ハードウェアパケットフィルター用の構文」にしたがっている必要があります。同構文にないパラメーターを含むクラシファイアを使おうとすると、ADD SWITCH ACCELERATOR HWFILTERコマンド実行時にエラーとなります。
ADD SWITCH ACCELERATOR HWFILTER=1 CLASSIFIER=1 ACTION=DISCARD ↓
Note - 既存フィルターと同じ番号を指定した場合は、既存フィルターの位置に新規フィルターが挿入され、既存フィルター以降は番号が1つずつ後ろにずれます。
Note - IPv6ハードウェアパケットフィルターは、ルーティングされるすべてのIPv6パケットに適用されます。ただし、トンネリングIPv6パケット(IPv6 over IPv4および6to4)は対象外です。
Note - IPv6ハードウェアパケットフィルターは、スイッチ本体から送信されるパケットには適用されません。
コマンド例 |
CREATE CLASSIFIER=1 ETHFORMAT=ETHII-TAGGED PROTOCOL=IPV6 IPSADDR=3ffe:b80:3c:10::100/128 IPDADDR=3ffe:b80:3c:20::/64 ↓
ADD SWITCH ACCELERATOR HWFILTER=1 CLASSIFIER=1 ACTION=DISCARD ↓
CREATE CLASSIFIER=1 ETHFORMAT=ETHII-TAGGED PROTOCOL=IPV6 IPSADDR=3ffe:b80:3c:10::/64 IPPROTOCOL=ICMP ↓
ADD SWITCH ACCELERATOR HWFILTER=1 CLASSIFIER=1 ACTION=DISCARD ↓
CREATE CLASSIFIER=1 ETHFORMAT=ETHII-TAGGED PROTOCOL=IPV6 IPDADDR=3ffe:b80:3c:30::100/128 TCPDPORT=23 ↓
ADD SWITCH ACCELERATOR HWFILTER=1 CLASSIFIER=1 ACTION=DISCARD ↓
CREATE CLASSIFIER=1 ETHFORMAT=ETHII-TAGGED PROTOCOL=IPV6 IPDADDR=3ffe:b80:3c:1ff::/64 IPPROTOCOL=UDP ↓
ADD SWITCH ACCELERATOR HWFILTER=1 CLASSIFIER=1 ACTION=MARK NEWIPDSCP=10 ↓
SHOW SWITCH ACCELERATOR HWFILTER ↓
SHOW SWITCH ACCELERATOR HWFILTER=1 ↓
SHOW CLASSIFIER ↓
SHOW CLASSIFIER=1-3 ↓
SHOW CLASSIFIER=ALL ↓
DELETE SWITCH ACCELERATOR HWFILTER=1 ↓
DELETE SWITCH ACCELERATOR HWFILTER=ALL ↓
Note - IPv6ハードウェアパケットフィルターを削除しても、クラシファイアは削除されません。IPv6ハードウェアパケットフィルターとクラシファイアの関連付けが削除されるだけです。クラシファイアを削除するには、DESTROY CLASSIFIERコマンドを使います。
IPv6ハードウェアパケットフィルターのルール領域消費量 |
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