[index] CentreCOM 9924Ts コマンドリファレンス 3.1
カテゴリー:IP / 経路制御(OSPF)
ADD OSPF MD5KEY=string ID=1..255 INTERFACE=vlan-if
string: 文字列(1〜16文字。英数字のみ。大文字小文字を区別する)
vlan-if: VLANインターフェース(VLAN-nameかVLANvidの形式。nameはVLAN名、vidはVLAN ID)または仮想インターフェース(VIRTn)
指定したOSPFインターフェースで使用するMD5ダイジェスト認証用の鍵を追加する。1つのOSPFインターフェースには、255個まで鍵を設定できる。
本コマンドは、エリア内またはインターフェースでの認証方法がMD5ダイジェスト認証の場合(AUTHENTICATIONパラメーターにMD5を指定した場合)にのみ有効。MD5ダイジェスト認証を使うときは、同一サブネット上のすべてのOSPFインターフェースで同じ鍵セットを使用するよう設定しなくてはならない(鍵の番号と値が一致していなくてはならない)。
認証方式はMD5に設定されているが、鍵がまだ設定されていない場合は、鍵番号「0」のデフォルト鍵が自動的に作成され使用される。
なお、簡易パスワード認証を使用する場合は、ADD OSPF INTERFACEコマンドでパスワードを設定する。
パラメーター |
MD5KEY: 鍵の値(文字列)。英数字16文字以内で指定する。
ID: 鍵番号(Key ID)。この番号は、受信パケットを認証する時に、どの鍵を使用すべきかを判断するために使用される。
INTERFACE: OSPFインターフェース名。1つのインターフェースには255個まで鍵を設定できる。各鍵はインターフェースと鍵番号の組み合わせによって一意に識別される。
例 |
■ OSPFインターフェースvlan10で使うMD5認証の鍵として、値「e8bvDISff63」(鍵番号「1」)を追加する。
ADD OSPF MD5KEY=e8bvDISff63 ID=1 INTERFACE=vlan10
関連コマンド |
ADD OSPF AREA
ADD OSPF INTERFACE
DELETE OSPF MD5KEY
SET OSPF AREA
SET OSPF INTERFACE
SHOW OSPF AREA
SHOW OSPF INTERFACE
SHOW OSPF MD5KEY
参考 |
RFC1587, The OSPF NSSA Option
RFC2328, OSPF Version 2
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