[index] CentreCOM 9924Ts コマンドリファレンス 3.1

CREATE VLAN

カテゴリー:スイッチング / バーチャルLAN


CREATE VLAN=vlanname VID=2..4094 [PRIVATE]

CREATE VLAN=vlanname VID=2..4094 SUBNET=ipadd [MASK=ipadd] [PRIVATE]

CREATE VLAN=vlanname VID=2..4094 PROTOCOL=protocoltype [PRIVATE]

CREATE VLAN=vlanname VID=2..4094 [NESTED]

CREATE VLAN=vlanname VID=2..4094 SUBNET=ipadd [MASK=ipadd] [NESTED]

CREATE VLAN=vlanname VID=2..4094 PROTOCOL=protocoltype [NESTED]

vlanname: VLAN名(1〜32文字。英数字とアンダースコア(_)、ハイフンを使用可能。ただし、数字だけの文字列と「default」、「ALL」は指定できない。大文字小文字は区別しない)
ipadd: IPアドレスまたはネットマスク
protocoltype: L3プロトコル番号(16進数。「0x」を前置すること)


VLANを作成する。

本製品がサポートする基本的なVLANは次の3種類。

・ポートVLAN(タグVLANを含む)
・IPサブネットVLAN
・プロトコルVLAN

さらに、特殊なVLANとして次の2種類がある(ダブルタグVLAN(Nested VLAN)は別売のフィーチャーライセンスAT-FL-09が必要)。

・マルチプルVLAN(Private VLAN)
・ダブルタグVLAN(Nested VLAN)



パラメーター

VLAN: VLAN名。半角英数字とアンダースコア、ハイフンからなる1〜32文字の文字列で指定する。ただし、数字だけの文字列と、予約済みの文字列「default」、「ALL」は指定できない。また、「vlanXXXX」(XXXXは数字)形式の名前を指定する場合は、XXXXの部分がVID(VLAN ID)と一致していなくてはならない。VLAN名の大文字小文字は区別されないが、SHOW VLANコマンドなどの表示では、VLAN作成時に指定した大文字小文字の違いが反映される。VLAN名は製品内部における管理用の識別子であり、外部に送信されることはない。

VID: VLAN ID。タグ付きポートでは、送信フレームにこの値を含んだタグが付加される。1はVLAN defaultに割り当て済みなので指定できない。なお、NESTEDオプションを指定した場合(ダブルタグVLAN(Nested VLAN)を作成する場合)、VIDパラメーターにはカスタマーID(CID)、すなわち、外側タグに含めるIDを指定する。

SUBNET: サブネットVLANのサブネットアドレス。MASKと組み合わせて指定する。サブネットは、ADD VLAN SUBNETコマンドを使って後から追加することも可能

MASK: サブネットVLANの所属サブネットアドレスに対するマスク。省略時はSUBNETで指定したアドレスのクラス標準マスクが使われる

PROTOCOL: プロトコルVLANの対象プロトコル。定義済みのプロトコル名(ADD VLAN PROTOCOLコマンドの表を参照)か、16進表記(「0x」を前置すること)のプロトコル番号で指定する。プロトコル番号で指定する場合、802.2なら1バイト(DSAPのみ)で、Ethernet Version 2なら2バイトで、SNAPなら5バイトの16進数で指定する。プロトコルは、ADD VLAN PROTOCOLコマンドを使って後から追加することも可能

PRIVATE: マルチプルVLAN(Private VLAN)を作成するときに指定する。

NESTED: ダブルタグVLAN(Nested VLAN)を作成するときに指定する。



ポートVLAN「orange」(VLAN ID=20)を作成する。
CREATE VLAN=orange VID=20

プロトコルVLAN「NetWare」(VLAN ID=100)を作成する。
CREATE VLAN=NetWare VID=100 PROTOCOL="IPX 802.2"



備考・注意事項

VLANは4094個(VLAN defaultを含む)まで作成できる。IPアドレスを設定可能なVLANの数に制限はない。

作成した直後のVLANはデフォルトのSTPドメイン「default」に所属している。

ダブルタグVLAN(Nested VLAN)は別売のフィーチャーライセンスAT-FL-09が必要。

ダブルタグVLAN(Nested VLAN)はレイヤー2を前提とした機能なので、ルーティングとの併用はサポート対象外。



関連コマンド

ADD VLAN PROTOCOL
ADD VLAN SUBNET
DESTROY VLAN
SHOW SWITCH
SHOW VLAN




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