[index] CentreCOM 9924Ts コマンドリファレンス 3.1
カテゴリー:スイッチング / スパニングツリープロトコル(STP/RSTP)
SET STP={stpname|ALL} [FORWARDDELAY=4..30] [HELLOTIME=1..10] [MAXAGE=6..40] [PRIORITY=0..65535] [MODE={STANDARD|RAPID}] [RSTPTYPE={NORMAL|STPCOMPATIBLE}] [DEFAULT]
stpname: STPドメイン名(1〜15文字。英数字とアンダースコア(_)、ハイフンを使用可能。大文字小文字を区別しない)
STPドメインのスパニングツリーパラメーターを変更する。
パラメーター |
STP: STPドメイン名。ALLを指定した場合はすべてのSTPドメインが対象となる。
FORWARDDELAY: フォワードディレイタイム。ルートブリッジのポートがフォワーディング状態に遷移するまでの時間を調整するためのパラメーター。MODEがSTANDARDのときは、ルートブリッジ内のポートがリスニングからラーニング、ラーニングからフォワーディング状態に遷移するまでの時間(秒)を示す。MODEがRAPIDのときは、ディスカーディングからラーニング、ラーニングからフォワーディング状態に遷移するまでの最大時間(秒)を示す。デフォルトは15秒。
HELLOTIME: ハロータイム。ルートブリッジがBPDU(Bridge Protocol Data Unit)を送信する間隔(秒)。デフォルトは2秒。
MAXAGE: 最大エージタイム。ルートブリッジからBPDUが届かなくなったことを認識するまでの時間(秒)。この時間内にBPDUを受信できなかった場合、STPD内の各ブリッジはスパニングツリーの再構成を開始する。2×(HELLOTIME + 1) 以上、かつ、2× (FORWARDDELAY - 1) 以下でなくてはならない。デフォルトは20秒。
PRIORITY: ブリッジプライオリティー。小さいほど優先度が高く、ルートブリッジになる可能性が高くなる。MODEがRAPIDのときは4096の倍数で指定する(4096の倍数でない値を指定したときは、指定値より小さい直近の倍数に変換される)。デフォルトは32768。
MODE: STPの動作モード。STANDARD(802.1d)、RAPID(802.1w)から選択する。動作モードを変更すると、STPのプロセスが初期化される。デフォルトはSTANDARD。
RSTPTYPE: Rapid STP(MODE=RAPID)の動作モード。NORMAL(RSTP BPDUを使う)、STPCOMPATIBLE(標準のBPDUを使う)から選択する。デフォルトはNORMAL。
DEFAULT: FORWARDDELAY、HELLOTIME、MAXAGE、PRIORITYパラメーターをデフォルト値に戻したいときに指定する。STP以外のパラメーターと同時に指定することはできない。
例 |
■ STPドメイン「foobar」のパラメーターをデフォルト値に戻す。
SET STP=foobar DEFAULT
関連コマンド |
PURGE STP
RESET STP
SET STP PORT
SHOW STP
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