[index] CentreCOM 9924Ts コマンドリファレンス 3.1

TRACE

カテゴリー:IP / 一般コマンド


TRACE [[IPADDRESS=]{ipadd|hostname}] [MAXTTL=1..255] [MINTTL=1..255] [NUMBER=1..100] [PORT=port] [SCREENOUTPUT={YES|NO}] [SOURCE=ipadd] [TIMEOUT=1..255] [TOS=0..255]

ipadd: IPアドレス
hostname: ホスト名
port: UDPポート番号(0〜65535)


指定したアドレスまでの経路をトレースする。

指定しなかったパラメーターについては、SET TRACEコマンドで設定したデフォルト値が用いられる。



パラメーター

IPADDRESS: 宛先IPアドレス。ホストテーブルに登録されているホスト名も使用可能。また、ADD IP DNSコマンドでDNSサーバーのアドレスを設定している場合はDNSに登録されているホスト名(ドメイン名)も使用可能。

MAXTTL: 最大ホップ数。トレースルートの範囲をここで指定したホップ数までに制限する。

MINTTL: 最小ホップ数。1個目のパケットのTTLフィールドにはMINTTLの値が設定される。最初の数ホップをスキップするために使用する。

NUMBER: 各ホップで送信するパケットの数。最大100個。デフォルトは3個。

PORT: トレースパケットの終点UDPポート。未使用と思われるポートを指定する。デフォルトは33434。

SCREENOUTPUT: 端末画面に結果を出力するかどうか。デフォルトはYES。NOを指定した場合、SHOW TRACEコマンドで結果を見ることができる。

SOURCE: 始点IPアドレス。省略時は送信インターフェースのIPアドレスが使われる。

TIMEOUT: ホップごとの応答待ち時間。デフォルトは3秒。

TOS: IPパケットのTOSオクテットに設定する値を指定する。省略時は0



入力・出力・画面例

Manager > trace 172.16.212.32

Trace from 0.0.0.0 to 172.16.212.32, 1-30 hops
 0. 172.16.28.32         9      9     10 (ms)
 1. 172.16.31.1          5      5      6 (ms)
 2. ***                  ?      ?      ? (ms)
 3. 172.16.16.3          9     10     11 (ms)
 4. 172.16.244.33       88     91     96 (ms)
***
Target reached



IPノード192.168.10.5に対するトレースルート
trace 192.168.10.5



関連コマンド

ADD IP DNS
ADD IP HOST
SET TRACE
SHOW TRACE
STOP TRACE



参考

RFC768, User Datagram Protocol
RFC791, INTERNET PROTOCOL
RFC792, INTERNET CONTROL MESSAGE PROTOCOL
RFC950, Internet Standard Subnetting Procedure


(C) 2005 - 2007 アライドテレシスホールディングス株式会社

PN: 613-000276 Rev.C