[index] AT-DC2552XS コマンドリファレンス 2.5.1.1

IP / 一般設定

  - 基本設定
   - 手動設定
   - 自動設定（DHCP）
  - 設定の確認

本製品のIP設定について説明します。

ファイル転送（TFTP、HTTP）、ログ転送（syslog）、SNMPエージェント、NTPクライアント、Telnet/SSHサーバーなどの管理機能を使用するには、本製品に管理用IPアドレスを設定する必要があります。

Note - 本製品のスイッチポートは12292Bytesまでのジャンボフレームをサポートしていますが、管理機能はジャンボフレームをサポートしていません。タグなしで1518Bytes、タグ付きで1522Bytesを超える本体宛てパケットは受信せずに破棄します。

基本設定

管理用IPアドレスを設定できるのは次のインターフェースです。設定できるアドレスの数は、いずれかのVLANに1個とeth0に1個です。どちらのIPアドレスでも管理機能にアクセス可能です。

LAN（vlanX。XはVLAN ID）×1
マネージメント用Ethernetポート（eth0）×1

管理用IPアドレスの設定は、手動で行うことも、DHCPを使って自動で行うことも可能です。以下ではそれぞれについて説明します。

手動設定

管理用IPアドレスを手動設定する場合は、次の手順にしたがってください。

interfaceコマンドで対象インターフェース名を指定してインターフェースモードに入ります。
awplus(config)# interface eth0 ↓
ip addressコマンドでIPアドレスとマスク長を指定します。
awplus(config-if)# ip address 192.168.1.1/24 ↓
ルーター越えの通信を行う場合は、グローバルコンフィグモードのip routeコマンドでデフォルトゲートウェイアドレスを設定します。
awplus(config)# ip route 0.0.0.0/0 192.168.1.32 ↓
Note - デフォルトゲートウェイアドレスは1つしか設定できません。

自動設定（DHCP）

ネットワーク上にDHCPサーバーが存在する場合は、DHCPクライアント機能を利用して、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイアドレスを取得し、自動設定できます。

interfaceコマンドで対象インターフェース名を指定してインターフェースモードに入ります。
awplus(config)# interface eth0 ↓
ip address dhcpコマンドでDHCPクライアントを有効にします。
awplus(config-if)# ip address dhcp ↓

設定の確認

■ 管理用IPアドレスを確認するには、show ip interfaceコマンドを使います。

awplus> show ip interface ↓ Interface IP-Address Status Protocol eth0 192.168.1.1/24 admin up running

■ IP経路表を確認するには、show ip routeコマンドを使います。DestinationとMaskが「0.0.0.0」になっているエントリーがデフォルト経路であり、そのエントリーのNextHop欄に表示されているアドレスが、デフォルトゲートウェイアドレスです。

awplus> show ip route ↓ -------------------------------------------------------------------- Destination Mask NextHop Interface Protocol -------------------------------------------------------------------- 192.168.1.0 255.255.255.0 192.168.1.1 eth0 INTERFACE 0.0.0.0 0.0.0.0 192.168.1.32 eth0 STATIC --------------------------------------------------------------------

PN: 613-001633 Rev.A