[index] AT-DC2552XS コマンドリファレンス 2.5.4.1

mac address-table static

モード: グローバルコンフィグモード
カテゴリー: L2スイッチング / フォワーディングデータベース


(config)# [no] mac address-table static HH:HH:HH:HH:HH:HH {forward|discard} interface IFNAME vlan <1-4094>


フォワーディングデータベース(MACアドレステーブル)にスタティックエントリーを登録する。
no形式で実行した場合はスタティックエントリーを削除する。


パラメーター

HH:HH:HH:HH:HH:HH ステーションのMACアドレス。16進数で1オクテット(2桁)ごとにコロン(:)で区切って指定する(例:00:00:cd:24:03:67)
forward|discard 該当ステーション宛てフレームの処理方法(アクション)。forward(転送)とdiscard(破棄)から選択する
IFNAME 出力スイッチポートのインターフェース名。アクションとしてforwardを指定した場合、HH:HH:HH:HH:HH:HH宛てのフレームは、ここで指定したポートから出力される。なお、アクションとしてdiscardを指定した場合、HH:HH:HH:HH:HH:HH宛てのフレームは受信ポートで破棄されるため本指定は意味を持たないが、省略することはできない
vlan <1-4094> VLAN ID。該当ステーションの所属先VLANを指定する。IFNAMEで指定したポートの所属VLANを指定すること


使用例

■ vlan10所属のステーション00:00:f4:12:34:56宛てのフレームをポート1.0.3に転送するよう設定する。

awplus(config)# mac address-table static 00:00:f4:12:34:56 forward interface port1.0.3 vlan 10


■ vlan10所属のステーション00:00:f4:ab:cd:ef宛てのフレームを転送せずに破棄するよう設定する。discardを指定した場合、ポートの指定は意味を持たないが、省略はできないので、該当ステーションの接続されているポートを指定しておくなど、何らかの値を指定する必要がある。

awplus(config)# mac address-table static 00:00:f4:ab:cd:ef discard interface port1.0.6 vlan 10


■ no形式でスタティックエントリーを削除するときは、MACアドレス、アクション、転送先ポート、VLAN IDを正しく指定すること。原則としては、エントリー登録時と同じパラメーターを指定し、先頭に「no」キーワードを付ければよい。

awplus(config)# no mac address-table static 00:00:f4:12:34:56 forward interface port1.0.3 vlan 10


注意・補足事項

■ フォワーディングデータベースの検索キーは入力VLAN IDと宛先MACアドレスなので、スタティックエントリーの操作時はこの2つを意識して正しく指定すること。さらに削除時は、これらのパラメーターに加えて、アクション、転送先ポートの指定が登録内容と一致していないと希望のエントリーが削除されないので注意。

■ マルチキャストMACアドレスは登録できない。


コマンドツリー

configure terminal (特権EXECモード)
    |
    +- mac address-table static(グローバルコンフィグモード)


関連コマンド

clear mac address-table(特権EXECモード)
show mac address-table(特権EXECモード)



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