[index] CentreCOM FS900Mシリーズ コマンドリファレンス 1.6.0

SET SWITCH STORMDETECTION

カテゴリー:スイッチング


SET SWITCH STORMDETECTION PORT={port-list|ALL} [LOWRATEACTION={PORTDISABLE|LINKDOWN|BCDISCARD|NONE}] [HIGHRATEACTION={PORTDISABLE|LINKDOWN|BCDISCARD|NONE}] [LOWRATETHRESHOLD={1..1023999}] [HIGHTRATETHRESHOLD={2..1024000}] [BLOCKTIMEOUT={1..86400|NONE}]

port-list: スイッチポート番号(1〜。ハイフン[-]、カンマ[ , ]を使った複数指定も可能)


受信レート検出機能のパラメーターを設定する



パラメーター

PORT: ポート番号またはALLを指定する。

HIGHRATEACTION: 該当スイッチポートで受信レートが高レートのしきい値(HIGHTRATETHRESHOLDの値)を超えた場合のアクション。NONE(なにもしない)、PORTDISABLE(ポートをディセーブルにする)、LINKDOWN(ポートを物理的にリンクダウンさせる)、BCDISCARD(ポートのブロードキャストフレームの受信を止める)から選択する。これらの動作は、BLOCKTIMEOUTパラメーターで指定した時間が経過するとアクション実行前の状態に戻る。 ただし、ENABLE SWITCH PORTコマンドによりアクション実行前の状態に戻すことができる。デフォルトはPORTDISABLE。また、該当ポートの受信レート検出機能が有効かつパケットストームプロテクションを有効にしたポートが存在する場合はBCDISCARDは設定できない。LOWRATEACTIONの指定した値以下の値は設定できない。

LOWRATEACTION: 該当スイッチポートで受信レートが低レートのしきい値(LOWTRATETHRESHOLDの値)を超えた場合のアクション。NONE(なにもしない)、PORTDISABLE(ポートをディセーブルにする)、LINKDOWN(ポートを物理的にリンクダウンさせる)、BCDISCARD(ポートのブロードキャストフレームの受信を止める)から選択する。これらの動作は、BLOCKTIMEOUTパラメーターで指定した時間が経過するとアクション実行前の状態に戻る。 ただし、ENABLE SWITCH PORTコマンドによりアクション実行前の状態に戻すことができる。デフォルトはNONE。また、該当ポートの受信レート検出機能が有効かつパケットストームプロテクションを有効にしたポートが存在する場合はBCDISCARDは設定できない。HIGHRATEACTIONで指定した値以上の値は設定できない。

HIGHRATETHRESHOLD: 受信レートが高レート時のしきい値をKbps (Kiro bit per second)で指定する。LOWRATETHRESHOLD以下の値はエラーとなる。FS900Mのコンボポートはデフォルト819200(800Mbps)。それ以外のポートはデフォルト81920(80Mbps)。

LOWRATETHRESHOLD: 受信レートが低レート時のしきい値をKbps (Kiro bit per second)で指定する。HIGHRATETHRESHOLDより大きい値はエラーとなる。FS900Mのコンボポートはデフォルト512000(500Mbps)。それ以外のポートはデフォルト51200(50Mbps)。

BLOCKTIMEOUT: HIGHRATEACTIONまたはLOWRATEACTIONパラメーターで指定した動作が実行された後、自動的に実行前の状態に戻るまでの時間。単位は秒。NONEを指定した場合、自動的に実行前の状態には戻らない。デフォルト300秒。



入力・出力・画面例

Manager > set switch stormdetection port=1 lowrateaction=linkdown

 Operation successful.



ポート1で受信レートが低レートのしきい値を超えた場合のアクションをリンクダウンに設定する
SET SWICTH STORMDETECTION PORT=1 LOWRATEACTION=LINKDOWN



備考・注意事項

・トランクポートに対して受信レート検出機能を有効に設定する場合は、高レート時/低レート時のアクションにはLINKDOWNを指定することを推奨。

・ポート認証を併用する場合、高レート時/低レート時のアクションにはPORTDISABLEまたはLINKDOWNを指定することを推奨。

・受信レート検出が有効かつパケットストームプロテクションを有効に設定されたポートが存在する場合、高レート時/低レート時のアクションにBCDISCARDを指定することはできない。

・パケットストームプロテクションと受信レート検出を併用する場合、受信レートカウンターには、パケットストームプロテクションによって破棄されたパケットも計上される



関連コマンド

DISABLE SWITCH STORMDETECTION
ENABLE SWITCH STORMDETECTION
RESET SWITCH STORMDETECTION PORT COUNTER
SHOW SWITCH STORMDETECTION




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